巨人が2年連続38度目のリーグ優勝! 原監督が9度宙を舞う

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2020年10月30日 22:24  ベースボールキング

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プロ野球セ・リーグで2年連続の優勝を決め、胴上げされる巨人・原辰徳監督=東京ドーム
◆ 11月21日開幕の日本シリーズへ

 優勝マジックを「1」としていた首位・巨人が、本拠地・東京ドームでヤクルトと3−3で引き分け、2年連続38度目となるセ・リーグ優勝を決めた。

 本拠地に戻り自力で優勝を決めたい巨人は3回、先発の今村信貴がヤクルトの7番・廣岡大志にソロを被弾。その裏に本塁打ランキングでトップに立つ4番・岡本和真の技あり2ランで逆転に成功した。

 その後、5回に塩見泰隆の適時打で試合を振り出しに戻されたが、6回裏に丸佳浩の二塁打を足掛かりに大城卓三の適時打で再勝ち越し。7回には2番手・鍵谷陽平が一死満塁のピンチを背負いながら併殺で切り抜け、8回は高梨雄平が走者を出しながらも二死までこぎつけた。ところが、万全を期して8回二死から投入したデラロサがエスコバーに適時三塁打を許して再び振り出しに。

 巨人は9回裏、四球とヒットで無死一二塁としたが、代打の炭谷銀仁朗がバントを失敗。さらに二死後、岡本和真の内野安打で満塁とするも、丸が空振り三振に倒れた。絶好のサヨナラ機を逃した巨人だったが、同じ時間帯に試合をしていたマジック対象チームの中日が敗戦し、阪神が引き分けたため、巨人のビエイラが10回表を抑えて引き分け以上が確定したところで優勝が決定した。

 結局、試合は3−3の引き分けに終わったが、9試合を残して巨人のリーグ連覇が決定。原辰徳監督とコーチ陣が選手一人ひとりとハグをかわして喜びを分かち合うと、手袋をした最小限の裏方さんで原監督を胴上げ。監督として9度目のリーグ優勝を果たした稀代の名将が、通算優勝回数と同じ9度宙を舞った。

 今年はクライマックスシリーズが行われないため、11月21日に開幕する日本シリーズへの出場も決定している。

 

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