クルマを買い替えるより節約?間違いだらけの洗車をやめてコーティングにしてみた

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2020年10月31日 07:02  日刊SPA!

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日刊SPA!

写真見て!見て! この映り込み! 写真が下手なのではなくピカピカの証拠です!
見て!見て! この映り込み! 写真が下手なのではなくピカピカの証拠です!
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―

 免許を取って40年。思えば若いころは洗車が大好きだった……。

 27年前、初めてフェラーリを買っての初洗車は、当然固形ワックス手塗り! まさに至福の時だった。オリックス時代のイチローもこう言っていた。「趣味は洗車です」「洗車をすると心も洗われますよ」と。

 ただ、そのころの洗車は、今思えば間違いだらけ。ボディにゴシゴシと固形ワックスを塗り込むほどに、ヘアスクラッチ(髪の毛状の細かいキズ)をつけまくっていたのである。

 そして今、ワックスは過去のものとなり、コーティングの時代である。洗車はコーティングの表面についた汚れをやさしく落としてやるだけがベスト、というのが定説になった。カーマニアとして一抹の寂しさもあるが、いまさら固形ワックスを塗り込みたくはない。洗車が簡単なうえに長持ちしてボディが光り輝くコーティング万歳!

◆フェラーリにコーティングはいらない! その理由は……

「そんなに言うなら、大事なフェラーリにコーティングしましょうよ! しかも最上級のヤツを!」(担当K)

 担当Kがいう“最上級のヤツ”とは、「EX KeePer」なるもので、お値段はMサイズで12万8500円! ドヒー! Kは青空駐車の愛車シトロエンC5に施工して以来すっかり虜になり、コーティングマウンティングをかましてきたのだ。

 しかし私は断った。

「フェラーリは屋根付き車庫だし、雨の日は乗らないから、もともと完璧にキレイなんだよ。それより足グルマのエリート特急のほうが、最近エリート感が薄れてきてるから、やるならそっちだな」(オレ)

 愛称「エリート特急」は、3年前にコミコミ255万円で買った先代BMW320d。このお値段でエリート感満点ということで、「特急でエリートになれるクルマ」という意味を込めたのだが、6年落ち走行6万kmとなった現在は、初トラブルで警告灯5連発を発症するなど徐々にエリート感が薄れ、ボンクラ特急の影が感じられる。「EX KeePer」なる最上級のコーティングを施せば、生来のエリート感を取り戻せるやもしれぬ。担当Kの口車に乗ってみることにした。

◆ビカビカをビッカビカにしようとするオーナーがいっぱい!

 施工当日、雨のなか近所のKeePer LABO杉並店へ向かうと、まず軽くビックリ。雨なのに多くのクルマが入庫している!

 世の中クルマ離れが言われて久しいが、入ってくるクルマはどれもビカビカ。それをもっともっとビッカビカにしようということだろう。オーナーの激しい愛を感じる。うむう。これぞイチローへの道。

 ところで我がエリート特急は、ワルなブラックボディのため、大変汚れが目立つ。そこで以前より、近所のスタンドでキーパーの一番ベーシックなコーティング(クリスタルキーパー)を施していた。一度コーティングすれば、その後1年間くらいは軽く洗い流すだけで十分ピカピカになり、カーマニア的に大変コスパと幸福度が高いのである。

 とはいえ現在は前回の施工から10か月たち、さすがにピカピカパワーが落ちてきている。また、施工の際、「こちらのおクルマ、頑固な雨ジミがついてまして、それは消せませんがよろしいですか?」と言われていた。

 そこまでは気にしないのでオッケーなのだが、今回の「EX KeePer」はそういう汚れも完全に落とし、新車状態に戻した上で、マックス最上級の分厚いコーティングを行い、定期的にメンテナンスすれば6年間ピカピカを維持できるという!

 マジすか! 6年も! これまで49台クルマを買ってるんで、同じクルマに6年乗ったことがほとんどないけど、カーマニアとして超ウレシイ!

 せっかくなので、しばらく作業を見守ることにした。

◆まるで新車と化したエリート特急と対面!

 純水での洗車に始まって、粘土で鉄粉除去、脱脂、さらなる洗車等々手早く進む。かわいい愛車が丁寧に磨かれているのを見るのは至福の時間だが、「EX KeePer」は最上級だけにかなり時間がかかる。コーティングの硬化を考えると、雨の日は翌日の引き取りが望ましいとのこと。うむう。ローマは一日にして成らず。鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス。この日は引き揚げることにした。

 翌日、空は晴れ渡った。まさにKeePer日和。井の頭通りをズンズン進み、KeePer LABO杉並店に到着すると、そこには完璧な新車と化したエリート特急が待っていた。

◆ネコちゃんへ。危険だから気をつけてね!

 担当してくれた保坂氏によると、「『EX KeePer』は表面の滑らかさが違います」とのこと。試しにボンネットに乾いたタオルを置くと、浮いてるみたいにスルッと滑り落ちる。

 うむう。先日の城巡りの際は、駐車場でネコがトランクの上に群がり乗っていたが、これならば足を滑らせて乗れるまい。ヘタすれば転倒死だ。気をつけてねネコちゃん。

 触ってみると、表面がぬめっとソフトな感触。指を付けても指紋がつかない! 皮脂をはじいてしまうようだ。こんなの初めて〜! 恐るべし「EX KeePer」。さすが12万8500円(Mサイズ)。

 大満足で家路につくと、おや? なぜか機関の調子もいい。オイル交換したみたいに滑らかに回る。ボディだけでなくエンジンまで新車になったのか!? どう考えても錯覚だが、そうとしか思えない。魚心あれば水心。クルマだって大事にされれば若返る。まさに以心伝心。カーマニアとして涙が出る。

 その晩から雨になったが、翌朝愛車を見てみると、水玉が水晶のように美しく転がっていた。

 そのまま自然乾燥を待っても汚れはゼロ。すべて滑って流れ落ちていた。うむう。これぞ真のエリート特急。新型3シリーズに買い替えずとも、買い替えた気分である。ある意味、節約!

取材・文/清水草一

―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―

【清水草一】
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com

このニュースに関するつぶやき

  • コーティングは当たり前でスルーしてたった6年6万劼妊肇薀屮詒生とか自動車評論家とよく言えるな。メンテさぼるからだしねw
    • イイネ!1
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