ガスリー「レッドブルF1への復帰が検討されなかったことに驚いた」代表は明確に説明済みと反論

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2020年10月31日 08:11  AUTOSPORT web

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2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
ピエール・ガスリーは、2021年にアルファタウリで走ることはうれしく思うものの、レッドブル・レーシングの候補として首脳陣から検討されなかったことに驚いていると語った。

 10月28日、アルファタウリはガスリーと2021年の契約を結んだことを発表した。ガスリーは2019年にアルファタウリの前身トロロッソからレッドブルに昇格したが、首脳陣が満足するパフォーマンスを見せることができず、シーズン半ばでトロロッソに戻されることになった。しかしその後、ガスリーは実力を示し始め、2019年ブラジルでは2位、2020年イタリアでは優勝をチームにもたらした。

 一方、ガスリーに代わってレッドブルに起用されたアレクサンダー・アルボンは伸び悩んでおり、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとのギャップを縮められずにいる。そのため外部からは再びアルボンとガスリーが交代させられるのではないかと推測する声は高まっていたものの、レッドブル首脳陣はそれは選択肢にはないとコメント、その直後にガスリーのアルファタウリ残留が正式に発表された。

 第13戦エミリア・ロマーニャGPの金曜、レッドブルのドライバー候補にならなかったことについて聞かれたガスリーは「がっかりはしていない。驚いているだけだ」と答えた。

「セブ(ベッテル)はトロロッソで1勝を挙げた。このチームで優勝したことがあるのは、彼を除けば僕だけだ。セブはレッドブルに昇格して、4回タイトルを獲った」

「自分が(レッドブルのドライバー候補として)本格的に検討されなかったことに驚いているだけだ。トロロッソで2回表彰台に乗った。今シーズンはとてもうまくいっている。僕にできるのは、将来チャンスを得ることを目標に、強力なパフォーマンスをしっかり示していくことだけだ」

「このことについてはこれ以上考えたくはない。アルファタウリのためにできる限りいい仕事をしたいと思っている。このチームにいられてうれしい。今週末のことに集中し、チームのためにできる限りいい結果を出せるよう力を尽くす」

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコから、昇格させないことについての説明を受けたのかと聞かれたガスリーは「彼らには彼らの戦略がある。そのことについては彼らに直接聞いた方がいいと思うよ」と答えた。

「だいぶ前からこのチームに残ることになると分かっていた。繰り返しになるけれど、がっかりはしていない。僕らは素晴らしいパフォーマンスを示している。僕は今、自分のポテンシャルを示すことができる。速さやスキルを発揮することができるんだ」

「今僕は24歳だ。F1でトップで戦い、いつかタイトル争いをすることを目標にしている。でも今は、いいパフォーマンスを発揮して、今所属するチームで最善の仕事をするだけだ」

 なぜ自分がレッドブルに選ばれなかったのか分からないと示唆したガスリーに反論し、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、彼には明確な説明を行ったと発言した。

「彼にはきわめてはっきり示されてきたと思う」とホーナーが語ったと『The RACE』が伝えた。

「彼はアルファタウリ・チームの重要なメンバーだ。アルファタウリはトロロッソのころとは違う野心を持っている。今は(レッドブルの)純粋なジュニアチームではないのだ」

「彼が今の環境で素晴らしい仕事をしていることをうれしく思う。彼は今の環境に満足し、チームも彼に満足している。ではなぜばらばらにする必要があるのだ」

「彼には明確にしてきた。彼はレッドブル(グループ)と今後数年にわたる長期契約を結んでいる。我々はピエールに関して必要な情報はすべて手にしている。話し合いを通して、彼の将来はアルファタウリとともにあるという説明を、彼ははっきりと受けてきたはずだ。アルファタウリと彼らの野心は進化しつつあるのだ」

このニュースに関するつぶやき

  • マックスに合わせ込まれた今のレッドブルマシンはステップアップの対象ではない。アルボンの苦戦がそれを証明している。残留こそガスリーにとって最善の選択。
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