西武に並ばれた2位・ロッテ 残り5試合全力で勝利を!

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2020年11月04日 11:42  ベースボールキング

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ベースボールキング

2位・ロッテ=ZOZOマリン(C) Kyodo News
◆ 西武に並ばれる…

 ロッテは3点リードを守れずソフトバンクに逆転負け。西武が5位・日本ハムに勝利したため、57勝55敗3分で同率の2位に並ばれた。仮に同率2位のままシーズンを終えれば、ロッテは西武に8勝15敗と負け越しており、西武がクライマックス・シリーズに進むことになる。ロッテがCSに進出するためには、西武を上回ってシーズンを終えなければならない。

 残り5試合ロッテは現在3連戦中のソフトバンクと2試合と対戦した後、7日(土)に17勝5敗1分と大きく勝ち越しているオリックス、8日(日)に2位を争う西武と直接対決、13勝10敗と勝ち越す日本ハムと9日(月)に対戦しシーズンを終える。いずれも本拠地・ZOZOマリンスタジアムでのゲームだ。

 4日は前回対戦で8回4安打無失点に抑え込まれ、10月6日の西武戦から4試合連続自責点0の千賀滉大と対戦となる。前回の対戦に加え、10月のチーム月間打率.208、65得点で、11月も2試合を終えてチーム打率.169の打線ということを考えれば、何度も言っているように1点勝負の“投手戦”に持ち込むしかない。

 3日の試合は清田育宏の2ランで幸先よく先制し、4回には藤岡裕大のソロで3点リードする展開に持ち込んだが、6回に4点を失い逆転負けを喫した。先制し、試合中盤に追加点を奪う理想的な形だったが、投手陣がリードを守りきれなかった。開幕から投手陣は何度もチームのピンチを救い、勝利に導いてきており、責めることはできない。ただ、打線に元気がない現状、苦しくなるが3日のソフトバンク戦のように先制し少ないリードを投手陣で守りきっていく形で勝利していくしかない。

◆ CS出場のチャンス

 昨年は楽天とシーズン終盤の9月に熾烈な3位争いを繰り広げていたが、9月19日の楽天戦に完封負けし4位に後退すると、そこから3位に浮上することなくシーズンを終えた。シーズン最終戦となった9月24日の西武戦では、勝てばCS進出の可能性もあったが、試合に敗れCS進出を逃し、目の前で西武の胴上げを見るという屈辱も味わった。

 今季は開幕直後にオリックス戦で同一カード6連戦6連勝するなど8連勝し、好スタートを切るも、7月に10勝16敗と負け越し。7月30日の楽天戦後には借金1となり、荻野貴司、レアード、種市篤暉といった離脱も重なったなかで、8月(16勝8敗2分)と9月(15勝11敗)は月間トップの成績を残し、8月20日〜22日にかけて首位にも立った。10月以降は大きく負け越しているが、ソフトバンクと首位争いを演じるなど、チームの力は着実についてきている。

 打って、走って、選んで繋ぎ得点を奪い、投手陣がそのリードを守っていく。監督、コーチ、選手、スタッフ、ファン全員で57の白星を挙げてきた。チームのピンチを何度も乗り越え積み上げてきたものを、最後の最後に無駄にしてしまっていいのだろうかーー。

 チームの勢いは、ロッテよりも西武が上回っているように見える。そんな中で、西武に並ばれてしまったことは仕方がない。今できることを全力で取り組み、戦う姿勢を見せて欲しい。泣いても笑っても、残りは5試合。振り返ると、3位から日本一を達成した2010年は残り5試合の時点で、日本ハムと並び3位タイだった。日本ハムが先にシーズンを終え、ロッテが残り1試合の時点で同率3位だったが、ロッテは最終戦のオリックス戦に5−4で勝利し3位でCS進出。残り5試合を4勝1敗で終えている。

 そして昨年は、最後ホーム・ZOZOマリンスタジアムで敗れ、CS進出することができず悔し涙を流した。今年は46年ぶりのリーグ1位での優勝は叶わなかったが、CSに出場するチャンスはある。近年は負け越すシーズンが続く中で、シーズンを勝ち越し、CS出場できれば来年以降に繋がっていくはずだ。何がなんでも福岡行きの切符を掴みたい。

文=岩下雄太

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  • 藤原恭大を出さず、自分のお気に入りを並べて自己満足に浸る馬鹿井口。馬鹿井口お気に入り選手の結果なんかに全く興味は無いわ。一戦必勝なのに総力戦の意識が全く無い馬鹿監督はクビで良い。
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