夫婦の口座から突如消えた1200万円、原因は11歳娘が利用したアプリの課金代(韓国)

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2020年11月08日 05:52  Techinsight Japan

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娘が利用していたアプリの課金が約1200万円(画像は『South China Morning Post 2020年11月5日付「South Korean dad loses US$115,000 after child spends it on gifts for live-streaming stars」(Photo: Handout)』のスクリーンショット)
このほど韓国から、子供にスマートフォンを与えている親が青ざめるような話題が飛び込んできた。夫婦が住宅購入費用にと貯めていた預金口座から一気に大金が引き落とされていた。のちに夫婦は、原因が自分の娘がスマートフォンにダウンロードしたアプリの課金料金だったことに気づいた。『The Korea Times』『South China Morning Post』などが伝えている。

韓国ソウル市内に住むキムさん(Kim、48)の青ざめるような体験が11月4日に『The Korea Times』で伝えられ、多くの関心を集めた。

キムさん夫婦は新居を購入するため貯蓄に励んでいたが、今年8月に預金口座から1億3000万ウォン(約1197万円)が一気に引き落とされていた。慌てた夫婦は引き落とし先を確認したところ、妻のスマートフォンにダウンロードされたライブ配信アプリ「HAKUNA Live」の課金料金だったことが判明した。

どうやらキムさん夫婦の11歳になる娘が、母親のスマートフォンに「HAKUNA Live」をダウンロードしライブを視聴していたようだ。

同アプリはダウンロード自体は無料で、視聴者が自分の気に入ったライブ配信者に対してデジタルプレゼントを贈ることができるようになっている。そのプレゼントの購入には別途課金が発生する仕組みになっており、キムさんの娘はお気に入りのライブを視聴しては配信者の注意を引くためにデジタルプレゼントを送り続けていたようだ。

そして娘は母親のモバイル決済システムを通じて、今年8月3日から12日の間に合計1億3000万ウォン分ものデジタルプレゼントを35人のライブ配信者に贈っていたのだ。

ちなみにキムさんの妻は視覚障がいがあるためスマートフォンにパスワードをかけておらず、娘が母親のスマートフォンを自由に使える環境にあったようだ。キムさんは地元メディアのインタビューで次のように語っている。

「私達は35人のライブ配信者に連絡を入れ、事情を話して払い戻しをお願いしました。何人かは返金に応じてくれましたが、それでも4600万ウォン(約424万円)分は返金されず失うことになりました。」

韓国放送通信委員会(KCC)の関係者はキムさんの件に関して、母親が娘にスマートフォンの使用を許可していたことからアプリ運営側に法的措置を取ることはできないとしている。

しかしながらソウル市内にある建国大学校のメディア通信の教授であるウォン・ヨンスク氏(Hwang Yong-suk)は「今回のようなことが起こらないように、年齢制限を設けるなど運営側にも多少の責任を持つ必要がある」と警鐘を鳴らしている。

画像は『South China Morning Post 2020年11月5日付「South Korean dad loses US$115,000 after child spends it on gifts for live-streaming stars」(Photo: Handout)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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