井端氏がみたヤクルトドラ1・奥川のプロ初登板

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2020年11月10日 22:24  ベースボールキング

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ヤクルト・奥川恭伸
● ヤクルト 3 − 7 広島 ○
<24回戦・神宮>

 10日に放送された『ニッポン放送制作のヤクルト−広島戦』で解説を務めた井端弘和氏が、プロ初登板・初先発をしたヤクルトのドラフト1位ルーキー・奥川恭伸について言及した。

 奥川は初回、いきなり鈴木誠也に二塁打を打たれると、一死後、長野久義の内野安打で一、三塁のピンチを招き、4番・松山竜平に2点適時二塁打を打たれ失点。続く坂倉将吾にもレフト前に運ばれたが、堂林翔太を空振り三振、高橋大樹も10球粘られながらも見逃し三振で切り抜けた。

 井端氏は初回の投球に「ストライクを取るのに苦労するという投手ではないというのは間違いがないと思いますし、緊張する中でもある程度ストライクが取れるのは、並のルーキーではないなと思いますね」と評価。

 2回は無失点で切り抜けた奥川だったが、3回は先頭の長野にレフト前に安打を許すと、前の打席に先制の2点適時二塁打を浴びた松山にライトスタンドへ2ランを食らった。

 それでも、井端氏は「今キャッチャーがはじめてインサイドを要求して、ものの見事に打たれたんですけど、高卒1年目で田中将大投手、ダルビッシュ投手あたりも打たれましたのでね。打たれるのも勉強ですし、本人もこうやったら打たれるんだなと感じながら投げていると思います。進化というのは、来年あたりにきっちりやってくるピッチャーではないかなと思います」と話し、松山に本塁打を打たれた直後の坂倉に対して簡単に追い込むと「打たれたらボールボールと際どいところになりますが、2ストライクと追い込んでいますので、スゴイことかなと思います」と驚いていた。

 奥川のプロ初登板は2回0/3を投げて、9安打、2奪三振、0与四球、5失点という投球内容だった。井端氏は「打たれても、打たれても、ストレート中心で向かっていきましたので、一番評価できるところだと思います」と話し、「こうしたら抑えるというのを見せてくれていますし、こうやったら打たれるというのも見られているので、まだ1年目ですし近い将来間違いなく球界を代表する投手になると思います。焦らず待つだけかなと思います」と期待を寄せた。

(ニッポン放送ショウアップナイター )

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