阪神退団の能見、タテジマ最終戦で最速149キロ! 笑顔のセーブ締めで虎党に別れ

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2020年11月11日 21:54  ベースボールキング

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ベースボールキング

11日、今季最終戦を終え、場内一周しファンに手を振る阪神・能見
○ 阪神 1 − 0 DeNA ●
<24回戦・甲子園>

 今季限りで阪神を退団する能見篤史投手(41)が11日、今季最終戦のDeNA戦にリリーフ登板。1点差の9回を1安打無失点に抑え、自身2年ぶりとなるプロ通算2つ目のセーブで締めた。

 スコアボードにゼロがずらりと並ぶ中、8回に近本光司が均衡を破る適時三塁打を放ち、能見は1点リードの9回に登板。

 先頭の4番・細川成也にカウント2-1から148キロのストレートを中前へ弾き返されるも、続く5番・ソトを初球の148キロで詰まらせ遊ゴロ併殺に打ち取った。6番・柴田竜人に対しては3球目に最速149キロを記録するなど、この日は終始ストレート勝負。フォークを2球ファールで粘られたが、最後は高めの148キロで空三振に仕留めた。

 ゲームセットの瞬間ナインが駆け寄り、能見は笑顔でハイタッチ。ベンチ前で待つ坂本誠志郎から花束を受け取り、涙を浮かべる梅野隆太郎、岩貞祐太らと言葉を交わした。

 最終戦セレモニーの矢野監督のあいさつが終わると、スタンドから「能見コール」が沸き起こり、背番号14は駆けつけたファンに促されるように場内一周。スタンドの虎党へ、脱帽し頭を下げながら別れを告げた。


 能見は鳥取城北高から社会人の大阪ガスを経て、2004年のドラフト自由枠でプロ入り。開幕投手を3度務めるなど先発ローテーションの柱として活躍し、2ケタ勝利を5度達成。2012年には最多奪三振のタイトルを獲得した。ブルペンへ配置転換された2018年に通算100勝を達成し、プロ16年目の今季は34試合に登板して1勝0敗1セーブ4ホールド、防御率4.74の成績。来季は他球団での現役続行を目指している。

このニュースに関するつぶやき

  • 阪神で最も美しいフォームで投げるピッチャーでした。オリックスが調査してるとの話もありますが、もし行ったらオリファンになります。たむけんと同じと言うのは嫌だが…。
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