セ・リーグの個人タイトルが確定!「投手四冠」は巨人と中日のエースが二分、野手は“若き4番”が輝き

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2020年11月14日 17:23  ベースボールキング

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巨人・菅野智之 (C) Kyodo News
◆ “異例のシーズン”に幕

 14日に行われたDeNAと巨人の一戦をもって、セントラル・リーグの全日程が終了。それに伴い、各種個人タイトルが決定した。

 新型コロナウイルスの影響から、当初の予定よりも3カ月遅れてスタートした2020年シーズン。120試合制への短縮、交流戦やオールスター戦の中止など、様々な面で「異例のシーズン」となったが、そんな苦難を乗り越えて勲章を手にした選手たちが以下の通り。


◆ セ・リーグ個人タイトル【投手部門】

▼ 最優秀防御率投手賞
1.82 大野雄大(中日)
<2度目>


▼ 勝率第一位投手賞
.875 菅野智之(巨人)
<初受賞>


▼ 最多勝利投手賞
14勝 菅野智之(巨人)
<3度目>


▼ 最多三振奪取投手賞
148個 大野雄大(中日)
<初受賞>


▼ 最多セーブ投手賞
25セーブ ロベルト・スアレス(阪神)
<初受賞>


▼ 最優秀中継ぎ投手賞
30HP 祖父江大輔(中日)
<初受賞>

30HP 福 敬登 (中日)
<初受賞>

30HP 清水 昇 (ヤクルト)
<初受賞>


 先発投手による4部門は、巨人のエースと中日のエースが分け合う格好に。

 開幕13連勝という快進撃を見せた巨人の菅野は、最終的には14勝2敗で貯金「12」。2年ぶり3度目となる最多勝を掴み、自身初となる「最高勝率」にも輝いている。

 また、最優秀防御率は2年連続で中日の大野雄大が獲得。10完投に6完封は12球団で見ても断トツ。この令和の時代に、最後までマウンドを譲ることなく投げ続けた姿は、多くのファンの印象に残っていることだろう。


 一方で、リリーフのタイトルには中日から祖父江大輔と福敬登の名前も。ホールドポイント(ホールド+救援勝利)で決まる「最優秀中継ぎ」のタイトルは、3人が同記録で並んで仲良く受賞。ヤクルトの2年目右腕・清水昇は、プロ未勝利ながらタイトルホルダーになった。

 開幕から各球団が苦しんだストッパーの栄誉「最多セーブ」は、今季から阪神に加入したロベルト・スアレスが受賞。故障もあって4年間在籍したソフトバンクを離れることになったが、新天地で見事に復活。シーズン途中から抑えを任され、その任務を全うした。


◆ セ・リーグ個人タイトル【打者部門】

▼ 首位打者賞
.328 佐野恵太(DeNA)
<初受賞>


▼ 最多本塁打者賞
31本 岡本和真(巨人)
<初受賞>


▼ 最多打点者賞
97点 岡本和真(巨人)
<初受賞>


▼ 最多安打者賞
146本 大島洋平(中日)
<2度目>


▼ 最高出塁率者賞
.427 村上宗隆(ヤクルト)
<初受賞>


▼ 最多盗塁者賞
31盗塁 近本光司(阪神)
<2度目>


 打者部門では、リーグ連覇を果たした巨人の主砲がプロ6年目で嬉しい初タイトル。それも本塁打・打点の二冠と、24歳にして名実ともに球界を代表するスラッガーへと成長を遂げた。

 また、首位打者のタイトルを掴んだのは、今季から「4番」と「主将」としてチームを牽引したDeNAの佐野恵太。さらに出塁率のタイトルはヤクルトの20歳・村上宗隆が受賞と、今季のセ・リーグでは若き4番打者の活躍が光った。

 その他、最多安打は中日の大島が2年連続、盗塁も阪神の近本が同じく2年連続で受賞。自粛期間を経ての開幕、さらには無観客での試合など、これまで以上に調整が難しくなった中、前年に続いて好成績を残して見せた。

このニュースに関するつぶやき

  • 31本と97点は低いね。他の人間でもやろうと思えば勝てたね。
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