地方移住定着に対する課題解決を「株式会社LIFULL」がマッチングサービスにより推進!

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2020年11月19日 18:40  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

地方創生はいまや国民的関心事の一つとなっているが、その中に「地方移住」というものがある。首都圏在住者の中には、将来的に地方移住を行いたいなど一定のニーズがあるが、今回はそのような地方移住の課題と、解決策としてのサービスを展開する「株式会社LIFULL」について見ていく。

地方移住への関心と定着の課題

地方移住への関心の高さは、数値からも裏付けられている。その一つとして、内閣官房の発表では下記のように述べられている。

内閣官房が今年5月に発表した調査(※1)では、東京圏在住者の49.8%が「地方暮らし」に関心を持っているという結果が出ています。

※1:出典 内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局 令和2年5月15日(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/pdf/ijuu_chousa_houkokusho_0515.pdf)

調査によると約半数が「地方暮らし」に興味を持っていることが分かる。高齢化社会、地方の過疎化が言われている中、この数値は高いと言えるのではないだろうか。

各種WEBサービス、SNSの発展により情報の流通が加速したこと、通販などの充実もあり、東京圏在住者にとって地方は、不便さを感じにくくなっているのかもしれない。

また、働き方の多様化やコロナウイルスの影響により、場合によっては東京圏の会社に所属しながら地方でリモートワーク勤務を実施することなども可能だろう。このような変化が起きる中で、一層強い関心ごととなっているようだ。

一方で、移住者が地域に定着していないという課題もあるようだ。「3年3割」と言われる企業の採用にも近しいかもしれないが、思っていた内容と実際には乖離があり、その乖離がどうしても合わないと考える人も少なくないようだ。

地方移住マッチングサービス「LOCAL MATCH」とは

このようなミスマッチは、情報の非対称性によっておこるケースが多い。自分にとって、合う条件・合わない条件を認識したうえで決断ができれば良いのだが、どうしても情報には偏りが出てしまう。

そのような課題に対して、「株式会社LIFULL」は地方移住マッチングサービス「LOCAL MATCH」を通じた解決を考えている。

SOURCE:PRTimes

「LOCAL MATCH」は、移住希望者が関心の高い「仕事」にもフォーカスしており、自治体・地域企業とのマッチングを図るサービスとなっている。詳細については下記のように述べられている。

移住を迷っている層に向けて地域でのくらし、地域の特徴、移住支援制度、受け入れ体制、フォトギャラリー、先輩移住者のインタビュー、イベント情報、体験ステイ・ワーケーション・移住相談など周辺情報を豊富に盛り込み提供いたします。

移住希望者において特に関心が高いとされる現地での仕事についても、仕事内容、仕事の背景、意義、将来の展開といった情報を掲載し、移住後の暮らしや将来設計を想像しやすい募集情報ページを提供いたします。

移住後に問題となり得る仕事に加え、移住支援内容などの情報も得ることができるため、サービス内に情報が集約されており、判断が行いやすいのではないかと考えられる。

正式なサービス開始は2021年5月とのことだが、現在は「Facebook」にて移住希望者向けのコミュニティを開設しており、コミュニティを通じて情報交換ができるようだ。

このような交流機会もあることで、移住希望者の共通の悩みなどについて議論ができる場があるのはミスマッチを防ぐ一助となるだろう。

本サービスを通じた取り組みが拡大していくことで、地方移住に対する関心や、定着化が推進されていくのではないだろうか。

終わりに

今回は地方移住定着化という視点から、「株式会社LIFULL」の取り組みについて迫った。FUTURUS編集部では引き続き、「地方創生」について、様々な視点から追っていくつもりだ。

【参考・引用】

※PRTimes

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