金属製の謎の物体が米ユタ州の荒野で見つかる「『2001年宇宙の旅』のモノリスのよう」と物議<動画あり>

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2020年11月25日 13:11  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

峡谷に突然現れた金属の柱(画像は『UtahDPSAeroBureau 2020年11月20日付Instagram「Counting big horn sheep with DWR this week.」』のスクリーンショット)
このほどアメリカの岩山と峡谷が果てしなく広がる大地で、金属製の謎の物体が発見された。それは柱のような形をしており、宇宙に思いを馳せる多くの人が様々な憶測を立てている。『New York Post』『KSLTV.com』などが伝えた。

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米ユタ州公安局、航空部門のヘリコプターが今月18日、同州野生生物資源部と共に州南東部の峡谷に囲まれた山脈付近上空から野生のオオツノヒツジを数えていた。

するとヘリコプターに同乗していた生物学者が、突然「ちょっとあれ見て! 後ろ! 振り返って見て!」と慌てた様子で声をあげた。ヘリコプターを操縦していたブレット・ハッチングスさん(Bret Hutchings)は彼の尋常ではない訴えに「何事か?」と尋ねると、「後方に不思議なものを見つけたんだ。調べに行かないと!」と答えが返ってきた。

どうやら生物学者は岩山と峡谷しかない荒野の中に奇妙な物体を見つけたようだ。ブレットさんはその物体を間近で確認するためにヘリコプターを旋回させ、謎の物体の近くに着陸させた。

発見した物体は金属製で三角柱の形をした塔のようにも見え、峡谷の谷間の地面から突き出たように直立していた。ブレットさんはこの金属の柱について次のように語っている。

「高さはおそらく10〜12フィート(約3〜3.6メートル)ぐらいだと思われます。あの時、私たちは『誰かが突然消えてしまったら、みんなで走って逃げよう』なんて冗談を言っていました。」

「当初はNASAが衛星から何かを反射させるために設置したのかと思ったんです。でもおそらく新手の芸術家か、『2001年宇宙の旅』の大ファンの仕業ではないかと思います。」

ブレットさんは謎の物体が人工的に作られた物のように見えるものの科学的な目的などはないとし、SFファンが映画『2001年宇宙の旅』(1968年公開)に登場する石柱状の謎の物体「モノリス」を模して設置したのではないかと推測しているようだ。

しかしながら謎の物体は米連邦政府が管理する公有地内で発見されており、ユタ州公安局の公式ウェブサイトによると、そこに許可なく建造物や芸術作品を設置することは違法となっているそうだ。

またこの謎の物体について、SNSでは次のような憶測を立てる人もいた。

「これって『2001年宇宙の旅』の映画セットがそこに残ってたんじゃないの。」
「確か『2001年宇宙の旅』の撮影って、この付近のモニュメント・バレーじゃなかったっけ?」
「いや、間違いなく宇宙人によるものだよ。」

他にも謎の物体のある場所を特定しようとする人もいたようだが、同州公安局では探索に来た人たちが広大な岩山と峡谷の中で迷ったり遭難するなどの危険に遭わないよう、発見場所については明確にはしていないという。

この謎の物体について同州土地管理局がさらに調査する必要があるかどうか、これから判断する予定とのことだ。



画像は『UtahDPSAeroBureau 2020年11月20日付Instagram「Counting big horn sheep with DWR this week.」、2020年11月23日付Instagram 「The ram was as puzzled at it’s presence as we were.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

このニュースに関するつぶやき

  • 「許可なしに連邦当局の管理する公有地に構造物または芸術作品を設置することは、どの惑星から来ていても違法だ」ていう公安局の発表が好きwww→
    • イイネ!12
    • コメント 3件

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