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写真![]() 地下鉄出入口にある路線マークの並びには法則があった |
多くの路線が入り組む東京の地下鉄網。「迷宮」「ダンジョン」のように複雑な構造の駅が多く、慣れていないと迷ってしまいます。出入口も多く、駅に着いたと思ったら「うそ、ホームまで数百メートルも離れているのかよ! 遠い!」と地下を延々歩いた経験をしたことがある人も多いことでしょう。
そんな地下鉄の出入口に描かれる路線マークには「ある法則」が。クリエイターmomoさんが、Twitterに「実は改札までの距離が近い順に並んでいる。意外と知らない人多くてびっくり」と投稿したところ、9万件を超える「いいね」が集まり、「知らなかった〜びっくり」「いい豆知識ですね」といった声が続出しました。
●「路線マークは近い順に並んでいる」は本当? 東京メトロに聞いてみた
東京メトロに確認したところ、近い順に並んでいるのは「本当」でした。おぉぉ!
ただし、一部例外もあるとのことです。
原則として、東京メトロが発足した2004年以降に設置されたものは「左から(縦書き時は上から)その出入口に近い東京メトロの改札口がある路線、他社線(都営線など)の順」で並んでいます。
出入口から改札口までの距離が同じならば「開業時期が古い順」に並びます。
その一方で、2004年以前(帝都高速度交通営団時代)に設置されたものや東京メトロ以外の会社が管轄する出入口では、このルールに当てはまらない出入口もあるそうです。
東京メトロはこの並び順について、以前より運用していたルールではあるものの、特に周知はしておらず、公にはしていなかったといいます。
地下鉄の改札口と出入口の位置関係は慣れていないと分かりにくく、迷子になる場合もあり得ます。以前紹介し、すぐ改善された「東京メトロ銀座駅で、なぜか逆方向の電車に乗ってしまった理由」とともに、このルールも覚えておけばいつか役立つ日が来るはず……です!
(大泉勝彦)
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