「iPhone SE(第2世代)」から「iPhone 12 mini」に乗り換えた理由 これぞ求めていた小型スマホ

1

2020年11月27日 06:12  ITmedia Mobile

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia Mobile

写真「iPhone SE(第2世代)」から「iPhone 12 mini」に乗り替えた
「iPhone SE(第2世代)」から「iPhone 12 mini」に乗り替えた

 iPhone 12 miniは、初の「mini」と名のつくiPhoneだ。コンパクトモデルではあるが性能には妥協がなく、Appleは発表時点で「世界最小の5Gスマホ」をうたう。このスマホは筆者にとっては待ち望んでいた一台だった。



【その他の画像】



●iPhone SE(第2世代)で“軽さ”の価値を再認識



 筆者はモバイル分野を専門とするライターという職業柄、スマホを買う機会が人よりも少し多い。年間に数台は購入し、常に2〜4台は持ち歩いている。iPhone シリーズについては、必ず1台は手持ちのラインアップに加えている。



 これまでiPhone XやiPhone 11 Proなどその年に発表された最新モデルを愛用していたが、2020年はiPhone SE(第2世代)をメインで使っていた。



 もともとiPhone 3GSからiPhoneを使っていた筆者は、最近のiPhoneでは大型化や重さが気になっていた。2017年のiPhone X(174g)や、2019年のiPhone 11 Pro(188g)はFace ID搭載のiPhoneの中では重くない部類だが、かつてのiPhone 5(112g)などと比べると、ずしっとした重さを感じる。



 持ち歩きくときにも気になる要素ではあるが、スマホを手に持つ時間が多い筆者にとっては、重さが手への負担に直結することが気になっていた。



 そのような実感を抱いていた中でiPhone SE(第2世代)が2020年4月に発売された。ディスプレイは比較的小さいものの、148gという軽さは近年のiPhoneにはない価値だと感じた。レビューのために短期間のみ使用するつもりだったが、思いのほか気に入ってしまい、気付けばiPhone 11 Proよりも重用するようになっていた。



●iPhone 12 miniは“求めていたiPhone SE”かもしれない



 初代iPhone SEを「小型のiPhoneだから」という理由で使っていたというファンもいるだろう。第2世代のiPhone SEに「最新スペックの小型iPhone」を期待したとするなら、おおむねその希望は満たしていたはずだ。ボディーこそiPhone 8の設計を流用しているが、iPhone 11と同じプロセッサ「Apple A13」を備えているなど、中身はほぼ最新仕様だ。



 一方で、iPhone SE(第2世代)に物足りなさを感じる部分もあった。現代的な狭額縁スマホに慣れてしまうと、4.7型の画面サイズの割に上下が太い額縁は、やはり見劣りしてしまう。ワガママな要望ではあるが「このサイズ感と最新スペックでフル画面のiPhoneが欲しかった」とつい思ってしまうこともあった。



 iPhone 12 miniは、まさにそのワガママに応えてくれた一台だった。A14 Bionicプロセッサや5G対応という2020年の最新スペックはそのままに、Face ID搭載の狭額縁ディスプレイを搭載。しかも重さも133gと軽い。筆者にとっては、選ばない理由がなかった。



 そしてiPhone 12 miniは、2020年に発売された5Gスマートフォンの中で群を抜いて軽い。Androidの5G対応スマホでは、4G時代よりも大画面でバッテリー容量を大きくする傾向が特に顕著になっている。Androidの5Gスマホでは「Pixel 5」が151gと軽いが、iPhone 12 miniはそれよりも20g近く軽い。



●重心を動かさずに片手操作できるギリギリのサイズ感



 何より、片手持ちで操作できるサイズ感が良い。筆者の手のサイズは成人男性にしては小さめだが、iPhone 12 miniの5.4型ディスプレイなら、普段の持ち方で重心を変えずに画面上部に親指が届く。



 ただし、近年のiOSでは画面上部を触る操作はそれほど重要ではない。かつてのiOSでは画面上部に「戻る」ボタンが配置されることが多かったが、近年のiOSでは画面下部にメニューバーに配置されるのが主流だ。とはいえ、Gmailなどごく一部のアプリや、コントロールセンターを呼び出すときには、やはり上部をタッチする必要がある。



 また筆者の場合、寝転びながら動画を鑑賞することが多い。iPhone 12 miniではそうした状況でも便利だった。多くの大画面スマホでは、片手で支えるような持ち方には不向きでスタンドを使うことになるが、iPhone 12 miniなら片手でがしっと手持ちしたままホールドできる。



 本体が薄く軽いということは、ケースを装着しても重くなりにくいということでもある。筆者はApple純正のMagSafe対応レザーケースを入手して使っているが、ケース装着時でも実測155gで持ち歩ける。



 MagSafe ウォレットを追加で装着しても実測202gとギリギリ許容範囲だ。厚みがでる一方で重心が下部に偏るため、ホールド感は悪くない。ただし、Apple純正のケースは側面まで覆うタイプのため、横幅が若干増してしまう。コンパクトさとスタイリッシュなデザインを生かすなら、できればケースなしで持ち歩くのが理想だとも思う。



●「5Gスマホは大きくて重い」という印象を打破する一台



 iPhone 12 miniの良いところは、最新のスペックを備えていながら、今までと同じサイズ感を実現したところだ。iPhone 12 miniのサイズ感は、4Gスマホの中では珍しくはない。横幅だけで比べれば、「AQUOS R2 Compact」(2019年発売)や「Xperia XZ1 Compact」(2017年発売)とほぼ同等だ。iPhone 5をはじめとした、2012年頃のスマホよりも一回り大きい。



 iPhone 12 miniはA14 Bionicやデュアルカメラなどの主な機能は看板モデルのiPhone 12と同じ構成だ。特にGPUが性能向上しているからか、ブラウザの描画処理でも高速さを実感できる。ただしバッテリー容量はiPhone 12より少なく、MagSafe給電時の充電速度も最大10Wに抑えられている。



 バッテリー容量に関しては、確かに給電の回数を増やす必要があるが、待機電力の消費が少ないため、朝充電して日中使うにも十分な容量だと感じた。Netflixなどで2時間ほど動画を再生しても、7時間ほどは充電せずに使うことができた。これまでのところ、iPhone SEよりも充電頻度は少なくて済んでいる。



 繰り返しになるが、iPhone 12 miniのキーポイントは5Gに対応しつつ、そのコンパクトさを実現したところだ。現世代の4Gスマホと比べても特別に小さいわけでもないが、片手操作なら現行の5Gスマホの中では抜群に使いやすい。これまでと同じような使い勝手で5Gに移行できるという点では価値があるといえる。


    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定