横山ルリカがジャパンC「3強」を分析。世紀の一戦に「絶対泣く!」

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2020年11月27日 17:32  webスポルティーバ

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アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、競馬番組などで活躍する横山ルリカさんに、アーモンドアイ(牝5歳)、コントレイル(牡3歳)、デアリングタクト(牡3歳)の「3強」が相まみえるG汽献礇僖鵐ップ(JC、11月29日/東京・芝2400m)について展望を聞いた。




 史上初めての三冠馬3頭の対決は「世紀の一戦」といわれていて、実際、自分が生きている間に、こんなレースってきっと今後見られないんだろうなと感じています!

 先週、出演した「競馬BEAT」(関西テレビ)の収録後も、ジャパンカップ(JC)の話題でもちきりでした。MCの杉崎美香さんは「1週間前なのにもう泣きそう」っておっしゃっていました。「もったいない!」とか「楽しみ!」とかまだ始まっていないレースのことを話している時間が実は一番楽しいような気がしています。いざレースが始まっちゃうと勝ち負けがつくわけなので、逆につらいです。

 騏瓩寮酖隋別澄砲気鵑、このJC、馬たちの戦いというよりも「神々の戦い」だとツイートされていて、まさにそのとおりだと思いました(笑)。コロナ禍の影響で海外遠征が厳しい状況で実現した世紀の一戦、勝つのは1頭だけ。本来ならどの馬も土をつけたなくないはずですが、「世の中を元気づけたい」という各陣営の心意気を感じます。

 5万人以上がレースの入場券の抽選に応募して倍率は11倍以上だと聞きました。本当なら会場いっぱいにお客さんが入れたらいいのでしょうけど、(コロナ禍で)安全と健康を考えた対応なので仕方がないですね。実は、私も抽選に申し込みました。やっぱりその場で歴史の証人になりたい! 今年はもう馬券が当たらなくていいので、抽選に当たってほしいという思いでしたが、見事に玉砕しました(笑)。でも、テレビでもどこで見ても泣くと思います。




 まず、3強については3頭ともずっと本命にしてきた馬なので悩ましいです。

 3頭ともすばらしい戦績ですが、どの馬も100%ではありません。アーモンドアイは中3週で間隔が詰まっていて、前走のG掬傾直沺秋(東京・芝2000m)はピークの頃ならもっと突き抜けていた気がしますが、最後は差を詰められました。

 コントレイルもとても強いけれど、1週前の調教の動きがあまりよくなかったです。最終追い切りでかなり持ち直したような印象を受けましたが、G亀堂崗沺10月25日/京都・芝3000m)はかなり消耗したと思うので、体調を100%に戻せるのか、不安要素はあります。

 デアリングタクトは条件やデータ的には3歳牝馬が強いのでプラスですが、先週のG汽泪ぅ襯船礇鵐團ンシップ(阪神・芝1600m)のレシステンシア(牝3歳)を見ると、3歳馬は古馬の壁にやられている感じがちょっとありました。

 それぞれにいいデータもあります。この秋のG気呂海海泙任垢戮討離譟璽垢韮曳嵜裕い稜呂勝っています。おそらくアーモンドアイが1番人気になるので、そのまま続いてほしいです。また、今年の牡牝混合の古馬による芝G汽譟璽垢蓮¬毒呂7勝で牡馬は1勝しかしていません。さらに、この秋は(アーモンドアイに騎乗する)クリストフ・ルメール騎手の快進撃が止まりません。(マイルCSの)グランアレグリア(牡4歳)も(G汽┘螢競戰構王杯の)ラッキーライラック(牝5歳)もそうですし、(G亀堂崗泙罵ゾ,靴拭縫灰鵐肇譽ぅ襪鯆匹さ佑瓩織▲螢好肇謄譽垢皀襯瓠璽覽骸蠅任靴拭

 データ上では3歳牝馬の相性がいいので、もちろんデアリングタクトにも注目します。過去の牝馬三冠馬アーモンドアイ、ジェンティルドンナはどちらもJCを勝ちました。53キロの軽い斤量も有利ですし、前走がG欺華賞(10月18日/京都・芝2000m)でJCまで一番余裕があります。ダメージも少なく、前もって組んだローテーションどおりに来ている馬の順調さはやはり強みです。また、馬場コンディションも、超高速ではなく少し時計が掛かって、デアリングタクト向きになっていると思います。

 ただ、秋華賞ですごく汗をかいていたのが気になります。春、夏は無観客だったのが、ここにきてお客さんが増えてテンションが上がると、自分との闘いになりそうです。当日の気配は要注意ですね。

 コントレイルについては、この馬以前に「無敗の三冠馬」になったシンボリルドルフと父親のディープインパクトの2頭が、どちらも菊花賞の次のレースは負けているんですよね。菊花賞はやっぱり大変なレースで、消耗するのかもしれません......。あと、3歳牡馬は2001年のジャングルポケットから勝ってないんです。

 もしここを勝てば、本当に父超えで、歴史をまた塗り替えてしまいます。今年はすごいことが続いている年なので、そういったデータが全部覆ってしまう可能性もなくはないなとも思っています。とにかく、状態面が重要なので最終追い切り後の状態に注目しています。

 3強以外で注目しているのは、まず、昨年のJC2着のカレンブーケドール(牝4歳)。重賞は意外に勝ってないですが、強いメンバーに食らいついて4レース連続2着。相手が強いほどいい競馬ができそうなタイプで、馬場や展開も問わず、「負けてなお強し」の競馬を見せてきています。また、アーモンドアイと同じ国枝厩舎なんですよね。今回も昨年と同じ1番枠。馬番1番は人気に関わらず馬券に絡みやすく、11年にもジャガーメイルが14番人気で3着に入っています。

 次にグローリーヴェイズ(牡5歳)です。関東馬なのに東京が初めてでそこは気になりますが、2400mは得意の距離。G教都大賞典(京都・芝2400m)からというのは、一番いいローテーションを組んだと思います。他のG鞠呂鉾罎戮峠臘瓦つゆとりのあるローテーションを組めて、上積みもあって、追い切りもいい、とそろっています。また、大好きなレイクヴィラファームの生産馬。G喫塚記念(阪神・芝2200m)の時も応援していたのですが、悪化した馬場に完全にやられましたので、いい馬場で走ってほしいなと思っていました。

 それから2018年にアーモンドアイのレコードをアシストした立役者のキセキ(牡6歳)。天皇賞・秋は(2000mで)やはり距離が足りない印象でした。今回の2400mではこれまでに大崩れしていないので距離は合っていると思いますし、スタミナもあります。最近は気性が難しくて後ろから差す競馬が多いと思うんですけど、JCは内枠で先行してナンボという気がするので、4番枠を活かして前に思い切って行ってほしいです。

 また、海外から唯一参戦のフランス馬ウェイトゥパリス(牡7歳)もこの状況で日本に来てくれたことに感謝しています。馬場適性がどうかわかりませんが、日本の馬場もまんざらでもないということになれば、来年以降の外国馬の参戦も楽しみになります。

 結果、私は初志貫徹でアーモンドアイを中心に応援します。かき込みの大きい走りがルンルンと楽しそうで、見ているだけでこちらの気持ちもワクワクと高まります。私の中で愛し過ぎる天使のような存在です。ここを勝てばキタサンブラックの総獲得賞金額(18億7684万3000円)を超えて歴代トップになります。

 ブエナビスタのような名牝でも負けてしまうことがある引退レースですが、馬券が外れても悔いはありません。アーモンドアイにはこれまですごく競馬を楽しませてもらったので、感謝と敬意の気持ちを持って応援したいと思います。

 終わってみれば、三強で決まってしまうのか、そうでないのか。どんな結果でも納得できるレースになる予感がします。そのためにまずは全馬、当日まで無理せず順調にきてほしいところです。私もレースまでの残る数日、ワクワクするけど苦しい日々を楽しみます(笑)。

【profile】 
横山ルリカ(よこやま・るりか) 
1991年9月27日生まれ。神奈川県出身。アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー(2015年10月に卒業)。現在、「めざましテレビ」(フジテレビ系)のリポーターや「競馬予想TV!」(CS・フジテレビONE)のアシスタントとして出演。今夏の競馬シーズンの「KEIBAプレミア」(UHB)MCも務めた。サンケイスポーツ『サンスポZBAT!』重賞予想コラム「ルリカの当たりますよ〜に!!!」(毎週日曜掲載)を担当するほか、20年4月からはTOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(毎週金曜日15時〜生放送)にレギュラー出演中。

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