大迫が先制点演出も…ブレーメン、ヴォルフスブルクに5失点敗戦で6戦未勝利

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2020年11月28日 06:31  サッカーキング

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先制点をアシストした大迫勇也 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第9節が27日に行われ、日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンとヴォルフスブルクが対戦した。大迫は開幕節以来の先発出場を果たし、84分までプレーした。

 前節のバイエルン戦で1−1で引き分け、リーグ戦5試合連続で引き分けが続いている9位ブレーメンは勝ち星が欲しい状況だ。上位浮上を目指すブレーメンが6位ヴォルフスブルクのホームに乗り込んだ。

 試合を動かしたのはブレーメンだった。13分、大迫が左サイドの高い位置で相手ディフェンダーからボールを奪うと、そのまま中央へドリブルしてクロスを送る。これにレオナルド・ビッテンコートが合わせ、先制した。しかし、ヴォルフスブルクもすぐに試合を振り出しに戻す。22分、ペナルティエリア手前中央でボールを受けたリドレ・バクが、左足で鋭いシュートを放つと、これがゴール右隅に決まった。

 さらにヴォルフスブルクは25分、FKの流れからヨシプ・ブレカロがペナルティエリア内左を突破し、クロスをあげる。これにジョン・ブルックスがヘディングで合わせ、早くも逆転に成功した。ブレーメンは36分、右サイドからのCKにケヴィン・メーヴァルトがバッグヘッドで合わせると、これがそのままゴール左上に吸い込まれ、同点とした。

 ヴォルフスブルクはその直後の37分、カウンターから右サイドを崩し、中央へクロスを送ると、これにワウト・ウェクホルストが右足で合わせて3点目を奪った。1点ビハインドで後半へ折り返したブレーメンは47分、大迫からのスルーパスで左サイドを突破したミロト・ラシカがクロスをあげる。これがブルックスの足に当たり、ボールはそのままゴールに吸い込まれ、同点に追いついた。

 ヴォルフスブルクは76分、左サイドからのクロスにワウト・ウェクホルストがヘディングで合わせて再びリードを奪った。ブレーメンは80分、メーヴァルトがこの試合2枚目の警告を受けて退場となる。ブレーメンは終盤に大迫を下げてダヴィー・ゼルケを投入する。

 ヴォルフスブルクは後半アディショナルタイム5分、カウンターから左サイドを崩し、中央へ折り返す。最後はバルトシュ・ビアレクが右足で押し込んで5点目を奪った。試合はここで終了。ブレーメンがヴォルフスブルクに敗れ、6戦未勝利となった。ヴォルフスブルクは3連勝とし、好調を維持している。

 次節、ブレーメンは12月6日にホームでシュトゥットガルトと、ヴォルフスブルクは同月5日にアウェイでケルンと対戦する。

【スコア】
ヴォルフスブルク 5−3 ブレーメン

【得点者】
13分 0−1 レオナルド・ビッテンコート(ブレーメン)
22分 1−1 リドレ・バク(ヴォルフスブルク)
25分 2−1 ジョン・ブルックス(ヴォルフスブルク)
36分 2−2 ケヴィン・メーヴァルト(ブレーメン)
37分 3−2 ワウト・ウェクホルスト(ヴォルフスブルク)
47分 3−3 オウンゴール(ブレーメン)
76分 4−3 ワウト・ウェクホルスト
90+5分 5−3 バルトシュ・ビアレク(ヴォルフスブルク)

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