鷲見玲奈が占うジャパンC。「3強」のうち本命に挙げた1頭は?

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2020年11月28日 07:11  webスポルティーバ

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 いよいよ、史上空前の豪華メンバーがそろうジャパンC(11月29日/東京・芝2400m)が目前に迫ってきました。




 無敗の牝馬三冠を果たしたデアリングタクト(牝3歳)、無敗の三冠馬となったコントレイル(牡3歳)、史上最多の芝GI8勝を挙げたアーモンドアイ(牝5歳)と、この秋、偉業を成し遂げた3頭がそろって参戦。まさに日本競馬史に残る夢のレースが実現します。

 これほどの名馬たちが、しかも一番旬なタイミングで集まることは、過去のどんなレースでもなかったことです。歴史的名勝負になる予感しかありませんし、そんなレースが見られるんだというワクワクが止まりません。最近は競馬好きの友人・知人たちとの間でも、この話で持ちきりでした。

 競馬ファンなら誰もが頭の中で想像を巡らせていた"3強の直接対決"だったと思いますが、それが現実のものとして起きてしまうすごさに、ちょっと震えています(笑)。

 ただ、ついに実現した夢のレースも、自分が予想するとなると、これほど難しいレースはありません。今年のジャパンCは、買うレースではなく、見るレース。それが、正直な気持ちです(苦笑)。

 とはいえ、ここは気持ちを切り替えて、しっかりと予想してみたいと思います。

 まず◎(本命)は、デアリングタクトです。

 3強の中では、前走からの間隔が一番空いていますし、3歳牝馬は斤量53kgと恵まれています。ローテーション的にも、斤量的にも、条件面ではデアリングタクトが一番有利。過去のレースを振り返っても、ジャパンCは3歳牝馬が強いというイメージがありますからね。

 前走の秋華賞でも、ムチの入れ方や追い方などを見ていて、無理をしていなかった印象があります。陣営としても、そこで勝つことはもちろんですが、ジャパンCを見据えたレースという気持ちもあったのではないでしょうか。実際、今週の追い切りの動きもよさそうでしたし、この秋2戦目の上積みもありそうです。

 加えて、デアリングタクトは日高(長谷川牧場)の生産馬ということで、個人的には牧場を応援したい、がんばってほしいという思いもあります。そんな気持ちも込めて、デアリングタクトを本命にしました。

 続く◯(対抗)は、アーモンドアイです。

 アーモンドアイは初めて"GI7勝の壁"を破った馬ですし、これまでの強さを見ていると、馬券圏内には確実に入ってくるのではないかな、という期待があります。

 ただし、本来はレース間隔を十分に空けたほうがいい馬であることは間違いありません。前走の天皇賞・秋からは中3週で、まだ疲れが残っているでしょうし、ローテーション的にも、距離的にもベストではなさそうです。

 これがラストランということで、アーモンドアイが勝つところを見たいですけど......、前走以上にメンバーも強くなりますし、最近の東京競馬場を見ていると、高速馬場にはならないのかなという点も加味して、不安要素はありますよね。

 そして▲(単穴)は、3強の中では最後になりましたが、コントレイルです。

 コントレイルは本当に強いレースをする印象があって、個人的には好きな馬。厳しいレースでも確実に勝ってくれるので信頼できますし、最初はコントレイルを本命にするつもりだったんですが......、やっぱり疲労が心配なんですよね。

 前走の菊花賞は、アリストテレスの猛追を抑え、最後の最後で「さすがに強い!」と思わせてくれるレースを見せてくれました。ですが、それだけ際どい勝負になった分、体力的に消耗するレースだったのは確かです。

 そこから中4週でのジャパンC。過去に菊花賞とジャパンCを連勝した馬がいないことも、ローテーション的な難しさを示しています。

 本来の能力は高いので、勝っても不思議はないと思いつつ、疲れを考慮して▲にしました。

 いずれにしても、基本的には3強の争いになると予想しています。というより、どちらかと言えば、どれかが飛ぶなんてことをあまり考えたくない、というのが率直なところです。予想うんぬんとは別に、最後は3頭で名勝負を繰り広げてほしい! というのが本音ですよね。

 ただ、そうは言っても、それほどうまくいかないのが競馬の難しさであり、面白さでもあります。

 そこで一頭、☆印の特注馬として挙げたいのが、グローリーヴェイズ(牡5歳)です。

 昨年は海外のGI香港ヴァーズを勝っていますし、昨春の天皇賞・春でも、勝ったフィエールマンと接戦での2着。スタミナの裏付けもあります。

 前走は京都大賞典をきっちり勝って、この秋の最大目標であるジャパンCに臨んできました。調子はよさそうですし、ベストパフォーマンスが発揮できるローテーションとコンディションであることを考えると、3強とも大きな差はないのかな、と。3強の一角崩しどころか、この舞台なら勝ち負けもあるのでは? と思っています。

 あとは△(連穴)として、カレンブーケドール(牝4歳)とキセキ(牡6歳)の2頭を挙げておきます。

 カレンブーケドールは昨年の秋華賞以来、4戦連続2着と惜敗が続いていますが、前走のオールカマーは鼻差の2着。一度叩いて、調子は上向いているようです。

 昨年のジャパンCも2着に入っていて、オークス2着も含め、東京・芝2400mの実績はありますから、今回も2、3着のチャンスは十分ありそうな気がしています。

 そして、最後にキセキですが、私は本来、個人的な思い入れをあまり馬券に反映させることはないんですけど......。キセキには宝塚記念で人生初の万馬券を取らせてもらいましたし、いいイメージがあるので。

 それと、同馬を管理する角居勝彦調教師が来年2月で引退されます。角居さんにとっては、これが最後のジャパンC。有終の美を飾ってほしいし、馬券圏内には持ってきてくれるのではないか、という期待も込めて3着候補には入れておきたいと思っています。

 以上が私の予想です。3強に加えて、注目馬を3頭挙げましたが、この6頭の組み合わせだと、うまく買わないとトリガミになりそうですね(苦笑)。

 でも、今年のジャパンCは"見るレース"。ここで儲けようとせず、歴史的名勝負を楽しみたいと思います。

 私も当日は、家のテレビの前で応援します。

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