フォークリフト事故で下半身切断した19歳が奇跡の回復「失ったものは仕方ない。今あるもので最善を尽くしたい」(米)

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2020年11月28日 15:51  Techinsight Japan

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写真事故により腰から下を切断した男性(画像は『Daily Star 2020年11月23日付「Builder crushed and ‘blown apart’ by falling forklift - leaving him with half a body」(Image: Loren Schauers / SWNS)』のスクリーンショット)
事故により腰から下を切断した男性(画像は『Daily Star 2020年11月23日付「Builder crushed and ‘blown apart’ by falling forklift - leaving him with half a body」(Image: Loren Schauers / SWNS)』のスクリーンショット)
昨年9月に起きたフォークリフトの事故により腰から下を切断した19歳の男性が「つらい経験をしている人々をインスパイアできれば」と、事故当時の様子やその後の人生について語った。医師も驚愕する男性の奇跡的な回復を『Daily Star』『Metro』などが伝えている。

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米モンタナ州ウィルソール郊外で昨年9月、幹線道路の橋の修復工事でフォークリフトを運転していたローレン・シャウアーズさん(Loren Schauers、19)が大怪我をする事故が発生した。ローレンさんは信号無視の車によって橋の隅に追いやられてバランスを崩し、そのまま約15メートルの坂道をフォークリフトに乗ったまま転がり落ちた。

ローレンさんは「橋の一部が崩れフォークリフトが傾いて倒れそうになったので、シートベルトを外して飛び降りようとしたんだ。でもシートベルトが脚に絡まってしまって。フォークリフトから上半身だけ飛び出した状態で、坂道を下っていったんだ。フォークリフトは2度回転して、坂の下にあった盛り土にぶつかり、自分が先に放り出された。そしてその直後、フォークリフトが自分の下半身の上に落ちてくるのが見えたんだ」と当時を振り返る。

この事故でローレンさんは、現場から約64キロ南の同州ボーズマンにヘリで搬送されたものの、右腕の肘から先を失い、肺動脈に血液の塊が詰まる肺塞栓症を起こして人工呼吸器に繋がれた。しかし最も怪我が酷かったのは腰から下で、ローレンさんはボーズマンからさらに西に1000キロ離れたワシントン州シアトルの病院に搬送されると、性器、左もも、右尻を残して潰れてしまった脚が切断された。

ローレンさんは手術について、こう語っている。

「最初の手術の時に骨盤が粉々に砕けていることが判明してね。結局2度目の手術で腰から下が切断されたんだ。医師らは僕の精子を保存しようとしたけど、それもできないほどだった。ただ腰から下の切断というのは僕にとって難しい決断ではなかったよ。だって死ぬか生きるかという状況だったからね。」


一方、ローレンさんの家族は医師に「最善は尽くしますが、命を救うことは難しいと思う」と死の宣告を受けていたそうで、当時交際していたサビア・ライヒェさん(Sabia Reiche、21)は「腰から下を切断する手術の前は、ローレンから『アイ・ラブ・ユー』と書かれた紙をもらったわ。彼でさえも『もうこれが最期なのでは…』と覚悟していたの」と明かすと、次のように述べた。

「事故から1か月間は一進一退の状態で、私はローレンに6度も『さよなら』を告げたわ。医師らは『回復はまずないだろう』と思っていたみたい。手術を受けてから1か月後、ローレンは『何かあった時のために家族の近くにいたほうがいいだろう』と再びモンタナの病院に転送されたの。」

「でもローレンはその後、医師らも驚くほどの奇跡的な回復を見せたわ。彼は『1年半は入院が必要』と言われていたところを、3か月の入院と1か月のリハビリで帰宅した。そして今では人の助けを借りずに義手を付け、車椅子に乗ることができるのよ。全ては『自分で何でもできるようになりたい』とつらいリハビリに耐えた結果なの。」

実は今年初め、ローレンさんはサビアさんにプロポーズしており、来年か再来年に結婚式を挙げる予定だそうで、ローレンさんは「サビアが心の支えになってくれたことで、僕は強くなれた。あの事故で僕たちの距離はずっと縮まった。彼女には本当に感謝しているよ」と嬉しそうに語り、こう続けた。

「あの日、事故が遭った場所は工事のための盛り土があって柔らかくなっていたんだ。もしコンクリートのままだったら『身体は真っ二つに千切れていただろう』と言われたよ。今は身体が半分しかないけど、僕の命は奇跡が重なったことで救われたんだ。」

「あの事故で僕の人生は変わった。でもサビアという素晴らしい女性と人生をともにしようと決意するきっかけにもなった。もし僕と同じような経験をした人がいたら、こう伝えたい。『自分にないものを求めても仕方ない。自分が今持っているもので、いかに充実した人生を送るかってことが大切だ』ってね。」


なおローレンさんはサビアさんと一緒に暮らしており、ライブストリーミング配信サービス「Twitch」でインフルエンサーになるべく活動を始めているという。

画像は『Daily Star 2020年11月23日付「Builder crushed and ‘blown apart’ by falling forklift - leaving him with half a body」(Image: Loren Schauers / SWNS)』『Metro 2020年11月24日付「Entire bottom half of teenager’s body amputated after fork lift accident」(Pictures: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 「今は身体が半分しかないけど、僕の命は奇跡が重なったことで救われたんだ」  強いお方だ。
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