寿美菜子、イギリス2度目のロックダウンやスタジオ仕事の様子を語る【寿美菜子のAnother Wonderland in the UK 第8回】

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2020年11月30日 19:03  アニメ!アニメ!

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寿美菜子、イギリス2度目のロックダウンやスタジオ仕事の様子を語る【寿美菜子のAnother Wonderland in the UK 第8回】
現在イギリスで生活中の声優・寿美菜子さんが、イギリスでどんな日常を送っているのか、寿さんの言葉でリアルに伝えていくインタビュー連載「寿美菜子のAnother Wonderland in the UK」。

前回は、寿さんが自ら撮ったイギリスらしさあふれる『ハリー・ポッター』満載の写真のほか、9月のお誕生日をどのように過ごしたのか、さらにアーティストデビュー10周年を振り返る貴重なお話も聞くことができました。

第8回となる今回も、寿さんが撮った写真とともに先月のイギリス生活を振り返ります。イギリスでの仕事風景や、最近食べて美味しかったもの、さらに2度目のロックダウンに入ったイギリスの現状を現地から語ってくれました。
[取材・文=米田果織]

■イギリスが2度目のロックダウン、その現状は…
――10月に寿さんの周りで起こったことをお聞きしていきたいのですが、また髪を切られましたね!

寿:そうなんです! もうすぐロックダウンに入るので、昨日「今のうちに行かなきゃ!」と思って切ってきました。


――以前と比べてかなり短くなりましたね。今回、ロックダウンが長引くと思っての対策でしょうか?

寿:いえ、まったくそんな理由ではなく、肩ぐらいまで短くしてみようかなと思って美容師さんにお願いしたら、こんなに短くなっちゃいました(笑)。
でも、今回のイギリスのロックダウンは11月5日から12月2日までの4週間と決められていて、その期間、美容院に行くのは難しい。そうなると短くなって、結果的に良かったかなと思います。

――日本でも、イギリスの2度目のロックダウンは話題となりました。今の状況や前回と変わったことなどを教えてください。

寿:外出は食料や生活必需品の買い出し、在宅勤務が難しい人の通勤などに限られ、建物の中でも外でもお友達と会うことはできなくなりました。私はスタジオで収録しなければいけないお仕事があるので、その際はスタジオに行っています。1回目のロックダウンと違うのは、学校は閉鎖されていないことです。

――ということは、今は寿さんも学校に通っているのですか?

寿:はい! ロックダウンになっても、私は学校に通い続けられています。以前はイギリスに来たばかりで友達もいなくて、さらにずっと家にいてオンライン授業を受けていたので、今回学校が閉鎖にならなくて本当に良かったです。

……それでも、感染者数を見ると深刻な数字になっているので、このルールの中で十分気を付けつつ、楽しんでいきたいと思っています。

――日本のように、緊急事態宣言前にスーパーの商品が買い占められたりすることはありますか?

寿:ありますよ! 前回もトイレットペーパーや野菜がスーパーから消えました(笑)。でも、今回は1カ月と期間が決まっているため、そこまで物が消えた感じはしなかったです。

一方で、美容院やお洋服屋さん、レストランなどはかなり混みました。
とくに理容室は長蛇の列が出来ていました。イギリスの男性は1週間に1度理髪店に行く人が多いみたいなんです。「髪を整えることは紳士のたしなみ」ということで、イギリスらしいですね(笑)。

――さすが紳士の国! では、ここからはお写真と共に1カ月を振り返っていきましょう。

■イギリスで見つけたお寿司、タピオカ、うどんに舌つづみ


――おいしそうなうどんですね。

寿:「KOYA(こや)」というイギリスのうどん屋さんで撮った写真です。もう10年もイギリスに店を構えている人気店で、とても美味しかったです。
肉うどんを食べたのですが、イギリスで薄切りのお肉が食べられることはあまりないんです。なので、日本食屋さんに来るとこういった薄切り肉入りのメニューを頼んでしまいます。

――続いての写真は、タピオカですね。もしかして、イギリスでもタピオカが人気なんですか?


寿:そうなんです! イギリスでは“バブルティー”と言うのですが、若者から絶大な人気を得ています。チャイナタウンにはたくさんタピオカ屋さんがあって、この日はずっと気になっていた「幸福堂」に行きました。
イギリスはタピオカの色がカラフルで、色が選べるお店が多いです。

――続いてのお写真はお肉ですね。外国のステーキは、やはり食べ応えがありそうです。


寿:ホストファミリーの家でもサンデーロースト(※イギリスの伝統的な食事で、日曜日に食べるロースト料理)でお肉を食べたりするのですが、イギリスのお店のステーキを食べてみたいなと思って「Bill's(ビルズ)」というお店に行きました。トリュフソースをかけて食べるのですが、すっごく美味しかったです。

――こちらはお寿司の写真ですね。



寿:お寿司をコース料理として食べられるお店に行った時の写真です。今回のイギリス生活期間中、せっかくだからヨーロッパを回ってみたいと思っていたのですが、この状況なので他の国に行くことができず……そのぶん美味しいものを食べることを楽しみにしようと思い、思い切ってイギリスで少しリッチな日本食レストランに行ってみました。

――イギリスではどうやってお店をチェックしているのですか?

寿:Instagramで情報収集しています。このお店もInstagramで見て前々から気になっていたのですが、一度お話ししてみたいと思っていた日本とイギリスのハーフの店員さんがちょうどその週でお辞めになるという投稿を見て急ぎ行くことを決めました。

――それはもしかして、新型コロナウイルス拡大の影響でしょうか? イギリスでは、コロナの影響を受けての解雇など、やはり大きな問題になっているのでしょうか。

寿:そうですね。イギリスの航空会社でもかなりの人数のスタッフが解雇されたりと、日々話題になっています。でも、その店員さんとお話した時にそんなに大きな問題として捉えていないことが印象的でした。
「この状況だからしょうがないよね。今はゆっくり休んで楽しむことにするよ」と言っていて、今だからやれることもあるという意見に感銘を受けました。
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■イギリスの本格フレグランスショップでお買い物

――これはイギリスのフレグランスブランド「Jo Malone London」のお写真ですね。

寿:イギリスに来る前に、よく「ロンドンいいね! Jo Malone London買えるね!」って言われて「どこでも買えるんじゃ…?」と思っていたのですが、ロンドンに本店があるブランドでした。
実際足を運んでみたのですが、この状況なのでお店に入れる人数も制限されていました。そのため扉が閉まっていて勝手に入ることができないんです。

――やはりしっかりと対策されているのですね。ちなみに、何かお目当てのものがあって行ったのですか?

寿:今年のクリスマスのアドベントカレンダーです。香水やシャンプーなど、Jo Malone Londonの商品が色々とセットになっているんです。


――店内の装飾もオシャレでかわいいですね。

寿:日本のJo Malone Londonはデパートの一角にあるのしか見たことなかったので、私もこの装飾には驚かされました。良い匂いもするし、お店の中にいるだけで癒されました。

――寿さんは、もともとJo Malone Londonが好きで購入したりしていたのですか?

寿:いえ、「デパートの一角にあるブランド」という認識しかありませんでした(笑)。でも、友達の松井玲奈ちゃんが、今年のお誕生日にJo Malone Londonのキャンドルをプレゼントしてくれたんです。それを使うようになってから、実際にJo Malone Londonに行ってみたくなって、今回訪れました。


――ちなみに、これからクリスマスコフレで盛り上がる時期ですが、寿さんがイギリスに来てから気になったコスメなどはありますか?

寿:クラスメイトのティーンエイジャーに教えてもらったコスメばかりなのですが(笑)、特に気になったのは「ベネフィット」。化粧が落ちにくくて、パッケージもすごくかわいいんです。イギリスで人気なのは「No7」。ドラッグストアで気軽に買えます。
あとは、リアーナがプロデュースするコスメブランド「FENTY BEAUTY」。いろんな肌の色に合わせられるようにとファンデーションの色が豊富なんです。多種多様な人種に合わせたコスメということで魅力を感じました。

――イギリスに来てメイクの仕方に変化はありましたか?

寿:イギリスの人って、日常ではまったくメイクしないんです。仕事でもノーメイクで全然OK。なので私も、イギリスではそんなに毎日気合いを入れてメイクすることはなくなりました。

そんな中、リップは楽しんでいます。イギリスでは赤だけでなく、青や黄色などいろんな色のリップがあるので、日本では選ばなかったような色を試すようになりました。
ホストマザーから聞いた話なのですが、「イギリスで働いていた時はそんなにメイクをしなかった。でも転勤のためスペインで働くことになった時にすっぴんで職場に行ったら、上司からメイクポーチを机に置かれた」と言っていました。国によって、やはり違いがあるんですね。

■スタジオにサインを刻む!イギリスでの仕事風景


――これは、冒頭で言っていたスタジオでのお仕事中のお写真でしょうか。

寿:はい。イギリスのスタジオです。日本のマイクって、自分より下の位置にあることが多いのですが、イギリスは自分より上にありました。

――一緒に写っているのは、音響の方ですか?


寿:サウンドエンジニアのマックスです。すごく親切な方で、毎回すごく良いコメントをくれるんです。私がちょっと間違えて「もう1回お願いします」と言ったら、「大丈夫、僕たちにはまだまだ時間があるから!」と励ましてくれます。写真は苦悩しているように見えますが(笑)。

――仕事のモチベーションが上がりますね。続いてのお写真は、イギリスのスタジオに寿さんのサインが入った素晴らしい瞬間ですね!



寿:たくさんの役者さんやスタッフさんのサインが入っている場所に、私のサインも入れられて、とても嬉しかったです!

■今回は「ゲーム」をテーマにトークを展開! 寿美菜子が気になっているゲームは?
――先日、豊崎愛生さんとの『ウォッチドッグス レギオン』のプレイ記事が掲載されました。「スフィアの4colorsLABO」でも4人のゲーム動画がお馴染みとなりましたが、思い出に残っているゲームはありましたか?


寿:愛生ちゃんとのインタビューはすごく楽しかったです! もともと、兄がゲームしているのをよく見ていたので、誰かがゲームをしているのを見るのはすごく好きなんです。でも、実は私がゲームをまったくしない人で……「スフィアの4colorsLABO」でも、いつも苦戦しています(笑)。

今までやった中だと『ワードウルフ』というゲームが楽しかったです。


以前『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』の舞台挨拶を回っていた時に、帰りのバスの中で「みんなでワードウルフやろうよ」となってやってみたらすごく楽しかったんです。
スフィアでもやったら絶対盛り上がるだろうと思っていましたが、案の定すごく楽しかったです。

――日本ではこの1年で『あつまれ どうぶつの森』など大ヒットしたゲームがたくさんありました。その中でイギリスでも話題になったものは?

寿:『あつまれ どうぶつの森』(※英タイトル『Animal Crossing: New Horizons』)はイギリスでも人気でしたね! ホストファミリーの親戚のお子さんに会ったときも、「Animal Crossingのお部屋はこんな感じだよ」と見せてくれました。
あと、ゲームではないのですが、『鬼滅の刃』(英タイトル:Demon Slayer)も人気ですね。ビルボードのランキングを見ていたら、劇場版の主題歌を歌っているLiSAちゃんのお名前を見かけてテンションが上がりました!


――寿さんもYouTuberとなって早半年。指針や刺激になっているYouTuberの方はいますか?

寿:イギリス英語を学ぶにあたって、ずっと見ているのは、ルーシーさんという方の動画。彼女の明るく話している感じを見ていると、こっちまで明るく元気になれるんですよね。私もそういう人になれたら良いな、と憧れています。



日本人だと、紗栄子さん。お友達のマネージャーさんが一緒に出ているのをきっかけに見始めました。パワフルでエネルギッシュな様子に元気をもらっています。


私はそういったパワフルなタイプではないけど、もっと違う形で視聴者さんに寄り添って、元気を与えられる人になれたら嬉しいですね。

――ありがとうございました。今後のYouTube活動も楽しみにしています!


寿美菜子 プロフィール
『泣きたい私は猫をかぶる』深瀬頼子役
事務所の同期である、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生とのユニット「スフィア」のメンバー。

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