全高18mのガンダム、ついに動く ライトアップが作り出した「脅威のメカニズム」

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2020年12月01日 01:42  ITmedia NEWS

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写真動き出した「RX-78F00」ガンダム(C) 創通・サンライズ
動き出した「RX-78F00」ガンダム(C) 創通・サンライズ

 「ガンダム、起動」の声を合図にゆっくりと左足を上げ始めたガンダム。「全モーターのトルク値、異常ないか」「メインカメラ、油圧センサー、どちらとも異常なし」。管制官とパイロットの状況確認が続く中、一歩ずつ歩き始める。



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 一般社団法人「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」は11月30日、横浜の山下ふ頭で“動く実物大ガンダム”の内覧会を行った。12月19日からの一般公開に先駆け、報道関係者向けに実施したもので、実際に「RX-78F00」ガンダムが動く様子や特別観覧デッキ「GUNDAM-DOCK TOWER」を公開した。



 全高18m、重量25t。各関節にモーターを備え、より大きなパワーが必要になる腰や大腿部には電動シリンダーを採用した。自由度は両手を除いて24。鋼鉄製のフレームとカーボン強化樹脂の外装で造られた巨大な構造物が動く様子は圧巻だ。



 歩を進めたガンダムが両手を上げると、集まった報道関係者に小さなどよめきが起きた。複雑な構造をした大きな指が、見た目からは想像できないほど繊細で滑らかに動いたからだ。



●後ろから支える構造に違和感なし



 動きがゆっくりなのは現代技術の限界を示しているが、試験運転という設定もあって違和感はない。“RX-78F00”と名付けられた実物大ガンダムは、「山下ふ頭周辺でガンダムと思われるパーツが多数発見され、幅広い領域のエンジニアが集結して分析、再構築した」というバックストーリーがある。だから一般公開でもずっと「試験運転」だ。



 ガンダムが自立していない点も気にならなかった。RX-78F00は、腰の後ろでガンダムを支える「G-CAREER」に接続されている。それが分かっていてもガンダムが巨大過ぎて気にならないどころか、むしろG-CAREERとの接続部に露出した配線の具合がメカ好きの心をくすぐる。筆者は普段、巨大な研究機器も撮影するカメラマンをしているのだが、ガンダムを擁する格納庫「G-DOCK」はまさに“実験の現場”というイメージだった。



 実際、GUNDAM FACTORY YOKOHAMAはサイエンスコミュニケーションの場としても機能する。例えば敷地内にある「GUNDAM ACADEMY」では、ガンダムの設計や構造、仕組みが映像とパネルで学べる。出口には「乗り物として(ガンダムを)動かしたいと思った人は、解決すべき問題が多々あることを想像し、その解決策を考え出してほしい」という富野由悠季氏(ガンダムの総監督)のメッセージがあった。



●夕方過ぎに分かる「脅威のメカニズム」



 GUNDAM FACTORY YOKOHAMAは12月19日から22年3月31日までの期間限定公開で、11月30日現在は12月分と1月分のチケットを販売している。入場料金は大人1650円(税込)、子ども1100円(税込)。GUNDAM-DOCK TOWERでの観覧には別途3300円(税込)が必要になる。



 期間中の営業時間は午前10時から午後9時まで。夜になるとライトアップ演出が加わる。



 ライトアップは決して派手な演出ではないが、ハンガーに格納された実物大ガンダムが照明に照らし出される様子も素晴らしい。有名なガンプラのCMそのままのイメージ。「ジオン脅威のメカニズム」という言葉が好きだった人は、夕方以降の時間帯を選んでチケットを買うと幸せになれるかもしれない。


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