カーディ・B、感謝祭にパーティ主催で非難殺到「このウイルスは金持ちが富をひけらかすためのものではない」

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2020年12月01日 11:02  Techinsight Japan

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カーディ・Bに「配慮が足りない」と批判続出
アメリカでは11月26日が感謝祭だったが、今年はパンデミックの影響で例年のように家族や友人と集うことができなかった人も少なくなかった。そんな状況の中、カーディ・BがTwitterで「40人近い家族を集めてパーティを開催した」とツイートしたことを受けて「自粛すべき」「配慮が足りない」などの非難が殺到している。

親戚や友人が一堂に会し、盛大に祝われるアメリカの感謝祭。普段は家族と離れて暮らす人もこのホリデーは車や飛行機を利用し帰郷するため、11月の第4木曜日前後は年間を通じて最も人が移動する時期だと言われている。しかし今年は新型コロナウイルス感染再拡大への懸念から、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が移動はできるだけ避け、自宅で家族と過ごすように推奨していた。

そんな状況の中、人気ラッパーのカーディ・Bが自身のTwitterを更新し、

「ホリデーは子供12人と大人25人。最高だった。」

とツイート、アトランタの自宅に計37人が一堂に会し、盛大なパーティが開催されたことを報告した。するとユーザーからは、自粛ムードが漂う中でこのような集まりを開いたカーディに対し「自粛すべきだったのでは?」「配慮が足りない」「自慢することじゃない」などと批判が殺到、カーディはすぐに謝罪ツイートを出す事態となった。

「ごめんなさい、私が間違ってた。誰かを不愉快な気持ちにさせるつもりはなかった。自宅に初めて家族が集まってすごく嬉しかったし、気分がアガっちゃって。」
「全員にコロナ検査を受けてもらうのに多額のカネがかかっちゃったけど、それでもその価値はあったと思ってる。誰かの気分を害そうとしてたワケじゃないんだ。」

カーディはさらに、

「アタシや一緒に働く仲間は、冗談抜きで週に4回の検査を受けてる。」
「今はあるプロジェクトの真っ最中で、仕事開始前は毎回検査が義務付けられてるんだよ。」

と続け、日頃からしかるべき対策をきちんととっていることをアピールするのだった。

しかし中には、それでも納得がいかないと感じたユーザーも多く、

「パンデミックの最中に大規模な集まりを開いて、それを影響の受けやすい、あなたのような財力はない大勢のファンに自慢するなんて無責任だわ。」
「このウイルスは金持ちが富をひけらかすためのものではないはずよ。家族と大きな集まりを開きたいと願う人はたくさんいるけど、お金のある、なしにかかわらず、みんな高齢家族のことを思って自粛してるの。」

など引き続き厳しい批判ツイートが寄せられてしまう羽目に。カーディはそれらに対し、

「みんな腹を立てることに必死になりすぎ。この人達は一体、リアルな世界をどうやって生きてるんだろ。」

と冷静にコメント、自身の行いに非があったことを痛感しているせいか、今回はいつもの“カーディ節”が飛び出したり、アンチ派と一戦を交える一幕は見られなかった。

「アメリカ運輸保安局(TSA、Transportation Security Administration)」によれば、感謝祭ホリデー最終日だった29日の国内空港利用者数は117万6091人とのこと。昨年同時期の288万2915人を大幅に下回ってはいるものの、これは3月中旬以来最高の数字だという。

大勢の人々による移動や濃厚接触によりアメリカでは今後感染が急激に再拡大することが予測されており、再びトイレットペーパーの買占めが始まっている地域も見られる。そんな中で40人近くも集めてパーティを開催したことをうっかりツイートしてしまったカーディ・Bは、「配慮が足りない」と批判されてしまっても致し方なかったようである。

画像2枚目は『Cardi B 2020年11月27日付Instagram「Happy Thanksgiving」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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