後藤真希はなぜ”10年に一人の逸材”なのか? 「テレビの中の自分も本当の自分も、いつも客観視できた」

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2020年12月02日 08:40  ORICON NEWS

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写真後藤真希 撮影:石川咲希/Pash(C)oricon ME inc.
後藤真希 撮影:石川咲希/Pash(C)oricon ME inc.
 先ごろ放送された音楽番組で現役アイドルとの共演が話題になった、後藤真希。モーニング娘。としてデビュー当時は、金髪に細眉の“ギャル”な見た目、芯の強さが際立つキレキレのパフォーマンスで“ゴマキ”という新たなアイドル像を確立した。女性アイドルとして「No.1の才能」「10年に一人の逸材」との呼び声も高い彼女が、デビューから20年が経過した今思うこととはーー。過去、現在、未来のアイドル像を語ってくれた。

【動画】いまも変わらないキレの良さ…後藤真希、超超超久しぶりに「恋愛レボリューション21」踊ってみた

■デビュー時、大衆に与えた衝撃「当時はただ必死で、追い付こうと頑張っていた」

――『テレ東音楽祭2020秋』でAKB48さんと共演された際の反響はすごかったですね。SNSなどでは「アイドルオーラがすごい」「ラスボス感」などと言われていました。AKB48パフォーマンスだけど「ゴマキらしい」という声が多かったです。どんなことを意識されましたか。

【後藤】いろいろ考えたんですよ。私がモーニング娘。に在籍していたのは3年間だけですが、ほんわかした「ザ・王道アイドル」のメンバーがいるからこその対照的な存在として「生意気そう」「ヤンキーっぽい」「トガッてる」といったイメージをいまだに持たれているような気がして。だから、これまでの自分のイメージをちょっと変えたいな、今の自分を見せたいなという思いはありました。特に意識したのは“笑顔多め”です。私、もともと引きつりやすいんですよ(笑)。緊張で固まるんです(笑)。ただ、曲がかかると自然にパフォーマンスに意識が集中し、切り替わりますけど。今回は自分なりに笑顔でがんばってみました。

――デビューは1999年。後藤さんが加入し、センターになったことで、従来のアイドル像から「時代が変わった」くらいの衝撃を受けました。

【後藤】当時はただ必死で、追い付こうと頑張っていた感じです。それに私、真ん中とかはじっことか、よくわからなかったんですよ。だから『LOVEマシーン』のときに世間がザワついて、「センターってそんなに良いものなんだ!??」と思ったくらい。私はただ歌って踊る歌手になりたいと思って、『ASAYAN』でのモーニング娘。オーディションを受けて、運よく合格をいただけて。モーニング娘。の曲もあまり知らなかったし、メンバーのことも詳しくわからなかったりもして…今考えると「よくこの子、モーニング娘。に入れたよね、ホントよかったよね」と思います(笑)。

――そうだったんですね(笑)。

【後藤】ただ、モーニング娘。のオーディションを受けているときに、お母さんには「これを最後にしなさいよ」と言われたんです。そんなにたくさんオーディションを受けていたわけでもないんですけど、まさか受かると思っていなかったから、最終の5人に残って、2〜3日間お寺で合宿をして、そのままレコーディングスタジオで課題曲を録って発表を待つという流れで。それで受かって、お母さんがやっていたお店に「受かったよー」と報告に行ったんですが、全然信じていないの(笑)。

■「大人たちが盛り上げてくれていたんだな…」今だから分かる”ありがたみ”

――金髪、細眉のギャル姿は、演出だったんですか。

【後藤】あの当時は、夏休みに入ったばかりで、最初は黒髪にホワイトメッシュを入れて、「今年の夏はギャルになるぞ!」という気分でオーディションに行ったんです。それで、ちょうどその頃読んでいた雑誌『Egg』に「ブロンドが流行ってる」と書いてあったから、「じゃ、次はブロンドにするか」と。でも、会う度に髪型が変わるので、オーディションで「その髪の毛はどうしたの?」と聞かれて「いや、夏休みだから染めてみました」と言いました。その返事が衝撃だったらしいですよ(笑)。大人たちから見たら面白い子だったのかもしれませんね。

――そこからいきなりのセンターだったわけですが、「大人に推されるのが辛い時期でもあった」とテレビ番組でおっしゃっていましたね。

【後藤】番組に密着されていたことが、しんどく感じる時もありましたね。当時はまだ13歳で芸能界に入ったばかりで。いろいろな状況をよく理解していない子どもが、急に人の視線を集めることになったので、当時は厳しいと感じることも多くて気持ちがついていかなかったですね。辞めたいって思うこともありました。

 大人たちが良くも悪くも盛り上げてくれていたんだなと…後になってみるとありがたいことだったなと思うんですけどね。当時は純粋だったから何が正しくて、何が自分の中で違うのかわからず、怒られ続けることもたくさんあって、でも泣きたくないから我慢したり。一人になって泣いているとカメラで抑えられていたりして、ショックを受けたり…大変でしたね。(笑)

――後藤さんに視線が集中することを、周りの子たちは羨ましく見ていた面もあったり?

【後藤】どうですかね。ただ、歌うパートをいっぱいいただける子は、他の子の分まで頑張らないとという思いで歌うんです。でも、自分たちなりに精一杯頑張っているつもりでも、「頑張りが足りない」というような見え方をする場合もでてくるんですよね。そのプレッシャーはきつかったこともありました。

■グループにより異なるアイドル像「良さを伝えるために挑戦し続けていることが、実になっている」

――ORICON NEWSの過去のインタビューで、夏まゆみ先生が後藤さんについて「これまで育ててきた中でNo.1の才能」とコメントされています。つんくさんも「10年に一人の逸材」と語っていますよね。“モーニング娘。の歴史を変えた人”と言われることについてどう思いますか。

【後藤】私のデビューは全てタイミングが良かったんだと思います。『LOVEマシーン』のインパクトや、『ASAYAN』がオーディションで絡んでいたことの運。それと、たまたま金髪にしたらインパクトにつながったこと。全て運とタイミングに支えられていた気がします。

――後藤さんが入ったことで、モーニング娘。の楽曲・パフォーマンスの方向性も明らかに変わりましたよね。

【後藤】そうなんですよね。私がモーニング娘。の好きなところは、『Memory青春の光』のような大人っぽい曲を歌うところだったんです。それなのに、『LOVEマシーン』を渡されて初めて聴いたときには「なんじゃこりゃ?」って、ひっくり返りそうでした。それに、『恋のダンスサイト』とか、『ハッピーサマーウェディング』のような個性的な曲ばかりで。衝撃でしたよ。

――移籍されてからは、好きな方向性の音楽は実現できましたか。

【後藤】曲や見せ方で、いわゆる“アイドル”じゃなく、昔思い描いていたような「カッコいいな」「綺麗だな」と思える曲は、何曲か作れたかと思います。『What is LOVE』『SCANDALOUS』とか、かなり前だと『SWEET BLACK』とかは、そういうイメージかな。それに、アップフロントにいた頃は、プロデューサーのつんくさんがいらっしゃるという中で表現していくという方法でしたが、移籍後は曲を作る段階で歌詞を書くこともあれば、レコーディング段階で細かく音の入れ方をチェックしたり、整理したりすることもあるので、楽曲制作に対する関わり方が違い、“違う耳”になった気がしています。オケだけを何度も何度も聴いてそこにボーカルをのせて、バランスをとる楽しさを感じる自分もいて。曲が出来上がるまでの段階で自分の中に世界観が広がっていく楽しみもありますね。

――デビューから21周年。振り返ってみていかがですか。

【後藤】あっという間でしたね。モーニング娘。は私にとって学校のような場所でしたが、そういうところで活動してきたから、自分らしくいられたのかな、と思います。それに、テレビの中の自分も本当の自分も、いつも客観視できたのは、この20年間一度も地元を離れていないからかな、と。いくら忙しくても家に帰ってお母さんのご飯を食べて、そこで毎日リセットできていたんじゃないかと思います。

――時代の変化とともに求められるアイドル像が変わっていると思うこともありますか。

【後藤】時代というよりも、求められるものが、グループによって違うことが不思議ですね。ハロプロとか、AKB、乃木坂46さんとか、いろいろありますけど、やっていること自体はみんな同じはずなのに、求められることが違うというか。それぞれのアイドルが自分たちの良さを伝えるために挑戦し続けていることが、自分たちの実になっているんじゃないかなと思います。

――4月にスタートしたYouTubeチャンネルも話題ですね。

【後藤】ゲーム配信や、AKB48さんたちとのコラボの舞台裏、踊ってみた、美容コンテンツとしてのアイテム紹介などをさせていただいています。みんなの中で作られている後藤真希と全然違う自分を知ってもらえれば嬉しいな、と。

――「20周年ライブイベント」も意気込みをお願いします。

【後藤】ファイナルのライブをやってからかなり経ってしまったので、アップフロント時代の曲も含めて“今のパフォーマンス”を楽しんでもらいたいと思います。『テレ東音楽祭』で『愛のバカやろう』を披露させていただいたんですが、改めて昔の映像を観ると、当時はすごく頑張っていたけど、ものすごく子どもでピッチも安定していなくて。でも、あれから20年くらい経ってまた同じ曲を歌えるということは改めて凄いことだと思うんですよ。ずっと昔から応援してくださっているファンの方が聴いてくれたら、ある意味エモいのかなと思いますし、初めて聴いた方には「後藤真希ってこういう感じなんだ」と感じてもらえたら嬉しい。それから、トーク部分もファンの人に喜んでもらえるような企画を考えています。ゲストとして懐かしいメンバーに参加してもらう予定もありますので、ぜひご覧になっていただけるとうれしいです。
(取材・文:田幸和歌子)

このニュースに関するつぶやき

  • だからB'zの「JAP THE RIPPER」って曲をカバーしろって。 歌詞がピッタリだからさ(笑)
    • イイネ!2
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  • 不倫したこと無かったことにしてない?wさすがに色々無理あるよ
    • イイネ!36
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