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写真![]() イモータン・ジョー(画像はマッドマックス公式Instagramから) |
映画「マッドマックス」シリーズ2作でそれぞれ別の悪役を演じ、強烈な印象を残した俳優ヒュー・キース・バーンが12月1日に死去。73歳でした。ジョージ・ミラー監督ら、作品の関係者が追悼文を発表しています。
キース・バーンとミラー監督の付き合いは長く、1979年公開のシリーズ第1作「マッドマックス」では卑劣なトゥーカッター役を好演。それまで舞台でシェークスピア劇を演じていたところから、活躍の幅をスクリーンにまで広げる契機となりました。そして2015年公開の第4作「怒りのデス・ロード」でシリーズに復帰すると、終末世界を統治する支配者イモータン・ジョーを熱演。強烈なインパクトを残し、作品も第88回アカデミー賞では6部門を獲得する成功を収めました。
ミラー監督はキース・バーン死去に際し、追悼文をUSA TODAYへ寄稿。40年に及ぶ付き合いを振り返り「ヒューは手強くだいたんでありながら、優しく心温かい面も併せ持つアーティストであり、俳優でした」と人柄について述べ「彼から多くを教わった」と感謝をつづっています。
「怒りのデス・ロード」ではジョーに対し反旗を翻す元部下フュリオサ大隊長を演じたシャーリーズ・セロンも、Instagramに撮影中のカットを公開しキース・バーンを追悼。「あんなに美しい魂を持ちながら、邪悪な将軍を演じきったあなたはすばらしい俳優だった」と素の人柄とは程遠い悪役を演じきる役者魂をたたえ「友よ、誰もがあなたがいないことを心から寂しく思うでしょうね」と悼みました。
Twitterでも多くのファンがキース・バーンを追悼。「マッドマックス」公式アカウントを含めて、ジョーのせりふ「おまえは輝きに包まれて永遠になる」を引用し「魂はヴァルハラへ」と悼むツイートが多く投稿されています。またウォーボーイズのように「ジョー様をたたえよ」と「V8! V8! V8!」を連呼するツイートも見られました。
2019年11月には「マッドマックス・コンベンション2019」のため来日しており、イベントで撮影した写真をSNSへ投稿するファンも。生前の交流について「すんごく優しい方だった」「ご尊顔を拝することができて良かった」「昨年の来日は本当に忘れられない思い出となりました」と振り返っています。
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