「Go To キャンペーンの参加、新年まで一時停止を」　東京都医師会長、医療崩壊を防ぐため“周囲への呼びかけ”お願い

東京都内での新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にある。東京都医師会の尾崎治夫会長は、感染者数を減らすには「人の移動を止めること」が有効とされているとして、Go To キャンペーンへの参加について「新年を迎えるまでの一時停止」を周囲に呼びかけてほしいとしている。

Go To トラベルの実施について尾崎会長は11月下旬の記者会見で、政府に対し「一度止めたほうがいい」「医療崩壊につながる」「耳を傾けていただきたい」としていたが、12月1日のFacebookへの投稿では「政府の動きが鈍い」とコメント。このため、都民へ直接「お願い」として協力を呼びかけている。

人の移動を止めた場合の効果については、「2週間後から」との見通し。尾崎会長は、「時間はありません」との危機感とともに、「医療崩壊を防ぎ、医療関係者の方に少しでも安らげる年末年始が来るように」との願いを綴った。都民に対しては、周りの人に「Go to キャンペーンの参加、新年を迎えるまでの一時停止のお願い」を「呼びかけて」と発信した。