まさかの不振に陥った主力も…期待外れだった選手は?【ワーストナイン セ・リーグ編】

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2020年12月03日 16:00  AERA dot.

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写真苦しいシーズンを送ったヤクルトの山田哲人 (c)朝日新聞社
苦しいシーズンを送ったヤクルトの山田哲人 (c)朝日新聞社
 コロナ禍の中で繰り広げられた2020年シーズンが終了した。今季も期待を上回る活躍を見せた選手が多くいた一方で、不振に喘ぎ、開幕前に描いていた青写真とは全く異なる苦しいシーズンを過ごした選手たちがいる。そして、実績のある選手、年俸の高い選手ほど、その風当たりは強い。そんな期待に応えられなかった“ワーストナイン”をセ・パ両リーグ別に選出したい。今回はセ・リーグ編。

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*  *  *
<投手>
■山崎康晃(DeNA)

 2年連続セーブ王、昨季までの5シーズン中、30セーブ以上を4度、防御率1点台を3度マークしてきた日本球界を代表するクローザーにとって2020年はキャリア最低のシーズンとなった。6年目の今年は開幕から不振が続いて、7月下旬に12試合0勝3敗6セーブ、防御率8.74という成績でセットアッパーに配置転換。その後も調子が上がることはなく、10月には二軍降格も経験した。最終的に40試合に登板して0勝3敗8ホールド6セーブ、防御率5.68という不甲斐ない数字は、今季の推定年俸チーム断トツの3億5000万円に見合うものでは全くなかった。ファンの間では「調整不足」、「コロナ太り」と自己管理の甘さも指摘された。リーグ4位と上位に食い込めなかったチームの“負の象徴”となってしまった。

<捕手>
■小林誠司(巨人)

 自身初の年俸1億円(推定)の大台に乗せて迎えたプロ7年目だったが、開幕3戦目の6月21日に左手首に死球を受けて左尺骨の骨折で約3カ月の長期離脱。9月中旬に一軍復帰を果たしたが、打撃不振が続いて10月18日から二軍で再調整となると、同20日のイースタン・ヤクルト戦で右手人さし指を負傷し、シーズン2度目の骨折。結果的に一軍出場10試合で18打数1安打の打率.056、0本塁打、0打点に終わった。リーグ連覇を果たしたチームの中で戦力となれず、来季は崖っぷちで迎えるシーズンになるだろう。

<一塁手>
■マルテ(阪神)

 来日2年目の助っ人砲。105試合に出場して打率.284、12本塁打、49打点だった昨季からの“上積み”が期待され、開幕戦に「3番・サード」で出場するなど、クリーンナップを任されていたが、左ふくらはぎの張りで7月11日に登録抹消。その後、二軍で復帰と離脱を繰り返し、一軍復帰までに3カ月を要した。最終的な成績は、29試合出場で打率.252、4本塁打、14打点と期待値を大きく下回るものだった。さらに復帰3戦目の10月23日の巨人戦では一塁手として史上ワーストとなる1試合4失策と守備でも足を引っ張ってしまった。

<二塁手>
■山田哲人(ヤクルト)

 言わずと知れたトリプルスリー男も苦しんだ。過去3度の3割30本30盗塁に代表されるように、常にハイレベルな成績を残してきたが、今季は打撃不振に喘ぎ、上半身のコンディション不良で7月27日に一軍登録抹消。8月13日にようやく一軍復帰を果たして復調気配を見せるも、10月に月間打率.178と再び低空飛行に。打率.254、12本塁打、52打点、8盗塁はレギュラーに定着した2014年以降、全項目で自己ワーストの数字となった。オフに7年総額40億と言われる大型契約を結んでヤクルトに残留したが、今季だけを見ると、それに見合った働きは見せられなかった。

<三塁手>
■安部友裕(広島)

 2007年の高校ドラフト1巡目で入団した内野手。昨季は3年連続開幕スタメンから114試合に出場。プロ13年目の今季は不動のレギュラーへの期待もあったが、堂林翔太やピレラとの争いに敗れて出番が減少した中で調子を上げることができず、出場26試合で打率.184、0本塁打、2打点と不甲斐ない成績でシーズンが終了。8月、9月と2度の二軍降格も味わうなど、苦しい1年となってしまった。

<遊撃手>
■田中広輔(広島)

 選手会長としてチームを引っ張った31歳。リーダーとしての働きは認めるが、成績自体は、打率.251、8本塁打、39打点、8盗塁と平凡な数字に。9月以降に復調し、昨季の大不振(打率.193、3本塁打、27打点、8盗塁)からは脱出したが、V奪回へのキーマンとしてはまだまだ物足りない働き。本拠地・マツダスタジアムで打率.197というのも印象が良くなかった。FA権を行使せずに残留を決めた来季の活躍に期待したい。

<左翼手>
■高山俊(阪神)

 ドラフト1位入団から2016年に新人王を受賞した外野手。2年目以降は期待に応えられないシーズンが続いていたが、昨季は105試合に出場して打率.269と復活気配もあった。しかし、迎えた5年目の今季は一気に成績を下げ、出場42試合で打率.152、0本塁打、3打点で、自己ワーストのシーズンになった。完全復活へ向けて秋から打撃改造に励んでいるが、果たしてその効果はいかほどか。28歳となる来季は。言い訳のできない勝負のシーズンになる。

<中堅手>
■桑原将志(DeNA)

 プロ5年目の2016年に「1番・センター」としてレギュラーに定着し、2017年は一軍公式戦全143試合に出場して日本シリーズ進出に貢献。しかし、昨季は出場72試合と激しい外野手争いの中で出番を減らし、さらに今季は出場34試合で打率.139、1本塁打、2打点と、ほとんど存在感を示すことができなかった。だが広い守備範囲は大きな武器であり、ムードメーカーとしてもチームに欠かせない存在。三浦大輔新監督の信頼を勝ち取り、来シーズンは元気な姿を見せて欲しい。

<右翼手>
■平田良介(中日)

 2018年にキャリアハイの打率.329をマークしたが、昨季は95試合の出場で打率.278と数字を下げ、今季は55試合で打率.235(3本塁打、17打点)とさらに成績が悪化。打撃不振と右肘痛に悩み、7月20日には戦線離脱となった。8月23日に一軍再昇格を果たしたが、9月26日に再び二軍落ちするなど、シーズンを通してコンディションが整わず、不甲斐ない成績でシーズンを終えた。チームは8年ぶりのAクラス入りを果たしたが、平田自身は手放しでは喜べなかったはずだ。

このニュースに関するつぶやき

  • だからさぁ、単なる不調で期待外れだった選手達と死球で骨折されられ長期離脱を余儀なくされた小林君を一緒にするなって。
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