三好康児がアシスト!攻撃けん引で勝利貢献…アントワープは連勝でEL決勝T進出

0

2020年12月04日 04:50  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

三好康児がアシストで勝利に貢献(写真は10月のトッテナム戦)[写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第5節が3日に行われ、MF三好康児が所属するロイヤル・アントワープはルドゴレツ・ラズグラドと対戦した。三好はEL5試合連続のスタメンで右サイドに入り、後半には左サイドでもプレー。ダメ押しの追加点をアシストして勝利に貢献した。

 アントワープは前節まで3勝1敗で勝ち点9を獲得。勝ち点で並んでいるトッテナムには第2節で1−0の金星を挙げているため、グループJの首位に立っている。今節は4連敗で敗退が決まっているブルガリア王者のルドゴレツをホームに迎えた。

 アントワープは三好が立ち上がりから攻撃をけん引。3分にペナルティエリアに抜けてダイレクトで折り返し最初の決定機を演出し、14分には右サイドから中央へ切り込んで自ら左足で狙ったが、どちらも得点には結びつかず。その後も絶妙なクロスや積極的なドリブルで攻撃に絡む。

 すると、アントワープは19分に攻勢が実った。三好などを経由して右サイドから攻撃を作り、最後はエリア前でパスを受けたマルティン・ホングラが1人かわして右足一閃。強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺して先制点を決めた。

 その後も攻勢のアントワープは25分、リオル・ラファエロフがエリア左から折り返すと、逆サイドに走り込んだ三好は決定機を迎えたが、冷静に中央へのパスを選択。ゴール前フリーのクリスティアン・ベナベンテは合わせるだけだったが、シュートを枠の上に外して絶好のチャンスを逃した。

 1点リードで折り返したアントワープは後半の立ち上がりからルドゴレツに攻め込まれるが、GKジャン・ブテが好セーブで失点を阻止。それでも、ルドゴレツは53分に反撃を実らせる。エリア左へ抜け出したキリル・デスポドフがフリーで左足シュートをニアに沈めて同点ゴールを挙げた。

 追いつかれたアントワープは61分、シメン・ユクレロドがエリア左へ抜け出したが、シュートは左ポスト直撃。だが72分には右サイドのFKでラファエロフがゴール前に正確なクロスを入れると、リッチー・デ・ラエトが頭で合わせて勝ち越しゴールを奪った。

 さらにアントワープは87分、三好がエリア左に抜け出してマイナスに折り返し、マヌエル・ベンソンが流し込んで追加点。ルドゴレツは後半アディショナルタイム1分にドラゴシュ・グリゴレが2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

 試合はこのまま終了。アントワープが連勝を飾り、初出場のELグループステージを突破した。なお、グループJのもう1試合はトッテナムとLASKリンツが3−3でドロー。この結果、アントワープが勝ち点12で首位、トッテナムが勝ち点10で2位となった。

 次節は10日に行われ、アントワープはアウェイでトッテナムと首位突破をかけたグループJ頂上決戦。ルドゴレツはホームでLASKリンツと対戦する。

【スコア】
ロイヤル・アントワープ 3−1 ルドゴレツ・ラズグラド

【得点者】
1−0 19分 マルティン・ホングラ(アントワープ)
1−1 53分 キリル・デスポドフ(ルドゴレツ)
2−1 72分 リッチー・デ・ラエト(アントワープ)
3−1 87分 マヌエル・ベンソン(アントワープ)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定