ダウンタウンがフリーザを撃破? ブラック企業で傷ついたフィギュア愛好家を救った「オモ写」の魅力とは?

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2020年12月04日 07:00  ORICON NEWS

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写真そんなまさかの展開。 制作・撮影・写真提供/みっちー氏
そんなまさかの展開。 制作・撮影・写真提供/みっちー氏
 特撮やアメコミのヒーローから、アニメ、漫才師まで、さまざまなフィギュアを駆使した「オモ写」(オモチャを撮影した写真作品)がSNSを中心に広がりを見せている。みっちー(@micchiy0829)さんは、ツイッターのフォロワー2.4万人を誇る人気“オモ写カメラマン”。ダウンタウン、スパイダーマンなどさまざまなフィギュアを使い、自由な発想でフォロワーを楽しませているが、同氏はあるつらい出来事から「オモ写」に救われた過去があった。「私の1番の生きがい」というほど「オモ写」にハマった同氏に、その魅力を聞いた。

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■「オモ写」に出会って、人生変わった

――フィギュア、ジオラマの魅力に目覚めた原体験を教えてください。

【みっちー】中学2年生の時に「仮面ライダー」に再熱し、初めてs.h.figuarts(バンダイの手のひらサイズのフィギュアシリーズ)に手を出した事がきっかけです。そこからはどっぷりハマり学生時代は、一切自販機やお菓子にお金は使わなくなったほどのめりこみました。ジオラマも、たまおさん(@spiritsboy)の「廃工場のジオラマ」を観た時に初めてジオラマの魅力を感じ、作るようになりました。

――フィギュア、ジオラマ好きだったみっちーさんが、「オモ写」を発表するようになったきっかけは?

【みっちー】きっかけは、毎日遅くまで働いていたブラックだった仕事を辞めたことでした。辞めた解放感と、時間に余裕ができたので。趣味に力を入れようと思い、初めて本格的にジオラマを作るようになりました。その時に、Mozu(@rokubunnnoichi)さんという、すごいジオラマを作られている方のある作品を参考に制作したら、いいねをたくさんもらい、うれしくなって、そこから「オモ写」の世界に入り込みました。

――ブラック企業で傷ついたみっちーさんを「オモ写」が救ってくれたんですね。

【みっちー】「オモ写」に出会えたおかげで、楽しい生活を送ることが出来ているので、そういう意味では「オモ写」に救われたのかもしれませんね。

――「オモ写」のネタは実に多種多様ですが、どういうときにアイデアを思いつくのでしょうか?

【みっちー】普段は、通勤時間や入浴中等の空いた時間にネタを考えています。思いつかなくても、フィギュアを手に取ると、大抵何か閃きますね。思いついた時は忘れないよう、すぐツイッターの下書きにネタを保存するようにしています。

――閃きを具現化する小道具はどのように用意するのですか?

【みっちー】小道具は主にガチャガチャで入手したり、フィギュアの付属品パーツですね。欲しい小道具が商品化していない場合や、何かアイデアを閃いた場合は、自分でも制作もしています。

■『ガキ使』の“浜田いじり”が参考…わかっていても笑える“オチ”作りが大変

――ダウンタウンのフィギュアを使ったシリーズについてお伺いします。このシリーズの名前、並びにいつ頃からスタートしましたか?

【みっちー】3月にダウンタウンのフィギュアを使った「オモ写」を発表しまして、そこから、オチで浜田さんがゴリラになる「オモ写」を撮るようになり、徐々に自然とシリーズ化していきました。名前は特に決めていないです。

――テレビでもよくあるくだりですね。

【みっちー】はい。『ガキ使』の浜田さんへ対する扱いが制作のきっかけですね。その影響でツイッターでも浜田さんネタを意識して見るようになり、ダウンタウンの「オモ写」を撮るようになりました。

――近作のフリーザとの対決はどのようなイメージ、ストーリーを想像し、制作されたのですか?

【みっちー】直前に、ピッコロ対フリーザを描いた「オモ写」を発表していたのですが、「浜田ver.も観たい」というフォロワーさんからの声で生まれました。
 このようにアイデアは、フォロワーさんと話したりするなかで生まれたりすることもよくあるので、大きなヒントになったりしています。実際、ストーリーはそこまでしっかり考えていなくて、パッと浮かんできたイメージを形にしていることが多いですね。

――フォロワーさんの声を活かしているのですね。

【みっちー】そうですね。リクエストとあわせて、やはり皆さんからのいいね、リツイートや、リプで「面白かった」なんて褒めていただけるとホント次の作品も頑張ろうと思えます。そう思うとストーリー・小道具には苦労、大変さは感じてません。ただ、4コマになりますと、撮影、編集に時間が掛るのでその点に関しては苦労しています(笑)。

――今作も含め、オモ写を制作する際に共通しているこだわりはどんなことでしょうか?

【みっちー】毎回、定番のオチにしているので、毎回観ていただいているフォロワーさんには徐々にオチがバレてしまいます。なのでオチは分かっていても、いかに笑っていただけるか、という点を工夫するのが難しい点です。

――簡単なことではないですね。

【みっちー】はい。なので、テレビのワンシーンのような構図を心がけて撮影したり、字幕もテレビ映画によく出てくる字幕を意識し「ヒラギノ丸ゴ」と言うフォントを使用したり、地上波でよく見かける字幕(背景が黒)を使用し、テレビの雰囲気作りをしています。
 また、撮影を一眼レフで行っています。性能が上がったとはいえ、スマホとは全然違いますし、やはりクオリティに差出るので。

――最後に、みっちーさんにとって「オモ写」とは?

【みっちー】「オモ写」という存在を知るまではただ、フィギュアを買っておしまい、でした。こんなにフィギュアを集める事もなければ、ジオラマや小道具も制作する事はなかったし、話を考えることやそれを皆さんに観ていただくこともありませんでした。ですが、今はそれで終わりではなく、そこから撮影、観賞で楽しみ、皆さんと繋がることもできました。また、私の「オモ写」を観て誰かが楽しんで、人生にも良い影響を与えられるのだと思うと、たまらないですね。「オモ写」はフィギュアの楽しみ方を無限に広げてくれるものだと思います。
 私はオモ写というものを知らなければ、まったく別の人生を歩んでいたと思いますし、大きな影響をもたらしてくれました。そう考えると、私にとって「オモ写」は私の生きがいですね。

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