菅原由勢フル出場のAZ、首位ナポリと引き分け…痛恨のPK失敗で逆転逃す

1

2020年12月04日 07:32  サッカーキング

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

AZはPK失敗が響いてナポリとドロー [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第5節が3日に行われ、DF菅原由勢が所属するAZとナポリが対戦した。菅原は10月25日のデン・ハーグ戦以来、約1カ月ぶりのスタメン入りを果たし、右サイドバックでフル出場した。

 勝ち点7で3位のAZが、勝ち点9で首位のナポリをホームに迎えての一戦。両チームは第1節で対戦しており、アウェイのAZが1−0で金星を挙げて白星スタートを飾っていた。

 試合は開始6分に動いた。ナポリはジョバンニ・ディ・ロレンツォが右サイドから相手のDFとGKの間に鋭いクロスを入れると、ゴール前のドリース・メルテンスが右足で合わせて先制点を決めた。

 リードを許したAZは20分、右サイドの菅原がエリア前にグラウンダーのボールを送ると、そのまま逆サイドに流れてオーウェン・ワインダルがダイレクトで折り返す。これを受けたザカリア・アブカウがエリア中央から左足で狙うが、シュートはGKダビド・オスピナの好セーブに阻まれた。

 1点ビハインドで折り返したAZは後半立ち上がりから反撃に出る。すると54分、フレドリク・ミットシエの左CKでファーのトゥーン・コープマイネルスが左足ボレー。これをゴール前のブルーノ・マルティンス・インディが合わせて同点のゴールネットを揺らした。

 追いついたAZはさらに59分、アブカウがエリア内でティエムエ・バカヨコに倒されてPKを獲得。キッカーのコープマイネルスはゴール右隅に蹴ったが、これはGKオスピナの好セーブで痛恨の失敗に終わり、逆転のチャンスを逃した。

 その後はお互いにチャンスを生かせず、膠着状態が続く。AZは77分に菅原がエリア前中央のこぼれ球をダイレクトで叩いたが、シュートはGKオスピナにキャッチされた。試合はこのまま終了し、AZとナポリは勝ち点1を分け合った。

 なお、グループFのもう1試合も2位のレアル・ソシエダと最下位のリエカが2−2で引き分けた。この結果、今節は順位に変動がなく、グループ突破チームも決まらず。最終節を残してナポリが勝ち点10で首位、2位のレアル・ソシエダと3位のAZが勝ち点8で並んでいる。

 次節は10日に行われ、AZはアウェイでリエカと、ナポリはホームでレアル・ソシエダと対戦する。

【スコア】
AZ 1−1 ナポリ

【得点者】
0−1 6分 ドリース・メルテンス(ナポリ)
1−1 54分 ブルーノ・マルティンス・インディ(AZ)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定