ベントレー、IGTC最終戦キャラミで7年間に渡るGT3レースでのワークス活動を終了

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2020年12月04日 11:01  AUTOSPORT web

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写真バサースト12時間で優勝を飾った7号車ベントレー・コンチネンタルGT3
バサースト12時間で優勝を飾った7号車ベントレー・コンチネンタルGT3
 12月3日、ベントレー・モータースポーツは、12月10〜12日に南アフリカのキャラミで開催されるインターコンチネンタルGTチャレンジの最終戦に向けた展望をホームページに掲載したが、今季すでに凍結されていたベントレー・コンチネンタルGT3でのワークス活動がIGTCキャラミ9時間で終了になることが明言された。

 長いモータースポーツの歴史をもつベントレーは、Gイギリスの名門Mスポーツと組み、ラグジュアリークーペのコンチネンタルをGT3レーシングカー化。2014年にアブダビで開催されたガルフ12時間で初代コンチネンタルGT3がデビューし、ヨーロッパで最大規模をもつ旧ブランパンGTシリーズ(現GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ)にMスポーツがワークス格として乗り込みタイトルを獲得するなど、世界各国で活躍してきた。

 近年ではMスポーツはIGTCを中心に活動してきたが、2021年に向けては新型コロナウイルス感染拡大の影響による経済的なダメージもあり、6月にはIGTCでのワークスプログラムの休止を発表。2021年に向けて活動復帰を目指していたが、実現しないままワークス活動が終了することになった。

 すでにベントレーは、カーボンニュートラル化にともなう電動化戦略に伴い新事業戦略『ビヨンド100』に基づき、当初はGT3プログラムを2021年度末に終了する予定だったが、コロナ禍の影響もあり1年前倒しで終了となったと考えられる。ただしカスタマーチームへのテクニカルサポートやパーツ供給等は継続されそうだ。

 ベントレーのモータースポーツディレクターを務めるポール・ウイリアムズは「過去7年間に在籍した16名のトップクラスのドライバーたちに感謝の意を表したい。また、今年は新型コロナウイルスの影響を受けて、Mスポーツのワークスチームプログラムを停止した際にはこの状況を理解し、コンパクトなシーズンながらカスタマーチームのために尽力してくれたマックス・スーレ、ジョーダン・ペッパー、ジュール・グーノン、セブ・モリスに心から感謝する」とコメントを残した。

「ロードゴーイングカーのコンチネンタルGTのパフォーマンスの実証、およびプロモーション活動を目的にベントレー・コンチネンタルGT3は2013年にデビューし、フェラーリやマクラーレンなどの強豪に打ち勝つことでその役割を十分に果たした。ベントレーが世界をリードする、ラグジュアリーで持続可能なモビリティブランドとなるべく、世の中の状況が急激に変わっていくなかで、GT3カテゴリーは新戦略をサポートするものではなくなった」

 キャラミ9時間を前に、スーレ/グーノン/ペッパーがドライブするベントレーはIGTCのランキング首位から3ポイント差につけ、チャンピオンの可能性を大いに残している。7年間のワークス活動最後のレースで、有終の美が飾れるか注目だ。
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