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キャンバススニーカー、正しく洗えてますか?
皆さんはスニーカー、自宅で洗っていますか? 正しい洗い方って何だろう?と疑問に思いつつ我流で洗い続けている人も少なくないはず。
スニーカーも布製、フェイクレザーや本レザーなど素材はさまざまですが、ここではキャンバス生地をはじめとする布製のスニーカーについて、洗濯ハカセ流の洗い方とコツを紹介したいと思います。
洗濯ハカセ流! スニーカーの洗い方
布製スニーカーの洗い方は、やはり材料集めが肝心。私の場合はこのアイテムを用意します。準備するアイテム
・大きめの洗面桶(深め)or バケツ・粉末洗剤
・メラミンスポンジ
・洗いブラシ(100円均一のものでも可)
・石鹸
・クエン酸
※さらに追加であると便利なアイテム
・ゴム手袋
・ラップ
・針金ハンガー
・サキュレーター
ポイント
石鹸までであれば、よく聞く話だと思いますが、クエン酸もぜひ準備してください。白い生地のスニーカーを洗ったときなどに、洗い上がりはきれいでも乾かすと黄ばみが気になることはありませんか?

特に粉末洗剤などは漂白剤も入っておりアルカリ性に傾いているため、すすぎ不足で洗剤成分が残っていると黄ばんでしまう可能性があるのです。その黄ばみを抑えるために、アルカリ性の反対の性質であるクエン酸で中和させます。すすぎの最後のタイミングでクエン酸を小さじ1杯程度、水に溶かし入れてすすぎ洗いを行います。
また粉末洗剤や石鹸の選び方にもポイントがあります。白い生地でない場合は、できる限り無蛍光のものが望ましく、生地に強く擦りつける石鹸に関しては蛍光剤無配合の物を選びましょう。
実践編! スニーカーの洗い方
さて、早速洗っていきましょう。おそらく洗い方に関しては、皆さんがいつも洗っている通りだと思います。とっても簡単です。(1)30℃以上のお湯に洗剤を溶かす
水の容量1Lに対して小さじ1(5g程度)位が適量です。桶やバケツに入れたお湯の量に応じて洗剤の量を調整してください。液性がアルカリ性になるため、ゴム手袋を着用して作業しましょう。素手でも構いませんが、手荒れの原因になるためハンドクリームなどでアフターケアもお忘れなく。
(2)スニーカーを浸け置きする
かかとのほうから、スニーカーのなかに湯が入り込むように浸けます。その後、靴裏が上を向くようにひらりとひっくり返して30分ほど浸け込みます。靴が浮かないようラップ等で落し蓋をすると、温度もキープできておすすめです。
(3)30分ほど経過したらブラシで洗う
まず、ブラシやメラミンスポンジを使ってゴム部分の汚れを落とします。汚れが激しくブラシで取れない場合は、メラミンスポンジで削りとった方が早いです。次は、布生地に石鹸を塗り込んでいきます。満遍なく塗り込んだら、ブラシで汚れを擦り落としていきます。
(4)すすぎはしっかりと
次はすすぎです。ハカセ流では、2回のすすぎをおすすめしています。1回目は、つけおいた時のお湯と同じくらいのぬるま湯ですすぎます。生地などを触って、ぬるぬるがなくなったらOKです。靴の内側もしっかりすすぎましょう。(5)2回目のすすぎでクエン酸を投入
2回目のすすぎは、水でもOKです。1Lの水にクエン酸を小さじ少々(半分くらい)を投入して溶かします。その水に、靴を沈めて、取り出してを5回程度繰り返してすすぎます。(6)脱水もしっかりと!
次は脱水です。人の力で脱水するのはなかなか難しいため、洗濯機の利用をおすすめします。履き口が洗濯層の壁側に向くように置くのもポイント。7分ほど、しっかりと脱水しましょう。(7)空中に干す
最後は干します。100円均一のアイテムを使ったり、不要な針金ハンガーを改造するなどして空中に干すのがベストです。干す前に形をしっかり整えて、シワがあればできるだけ伸ばしてから干しましょう。サキュレーターを使って靴の中に風を当ててあげるとよく乾きます。番外編〜洗濯ハカセ自作の爆速乾燥機?
洗濯ハカセ流のスニーカーの洗い方、いかがでしたでしょうか? 乾燥させるときは、ホームセンターに売っているバケツやパイプを使ってDIYで自作の乾燥機を作ったりするとより“爆速”で乾燥させることもできますよ(せっかくなので、洗濯ハカセの私物をご紹介しましょう)。
汚れやすい白のスニーカーを長持ちさせるためには、定期的な洗濯が必須です。紹介したスニーカーの洗い方で、ぜひ、お気に入りのスニーカーをきれいに洗ってあげてくださいね!
(文:神崎 健輔(洗濯ガイド))