巨人が菅野智之のメジャー挑戦で「パ・リーグ注目右腕」をトレード補強も

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2020年12月05日 12:25  AERA dot.

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写真ソフトバンクの武田翔太=昨年10月10日(C)朝日新聞社
ソフトバンクの武田翔太=昨年10月10日(C)朝日新聞社
 エースが抜けるとなれば、最大の懸案事項となる。セ・リーグを連覇した巨人だが、今オフは菅野智之がポスティングシステムを利用してメジャー挑戦することが確実視されている。今季はプロ野球新記録の開幕13連勝を飾るなど14勝2敗、防御率1.97。3度目の最多勝、初の最高勝率(8割7分5厘)を獲得した。入団以来、大黒柱として稼働してきた8年間の貢献度は計り知れない。

【写真】「ポスト菅野」としてトレードが期待されるパ・リーグの投手はこの選手

 菅野の代わりを務められる投手は日本球界でそうそう見当たらない。その菅野との争いを制して沢村賞を受賞した中日・大野雄大はフリーエージェント(FA)権を取得して去就が注目されたが、シーズン最終戦後に早々と残留を表明している。

 そこで注目されるのが、パ・リーグで本来の力を発揮できていない投手たちだ。スポーツ紙の遊軍記者はこう分析する。

「ソフトバンクが日本シリーズで巨人に2年連続4連勝と圧倒的な力を見せつけたように、セ・リーグとパ・リーグの力の差は明らかです。パ・リーグでは戦力構想の中で優先順位が低くても、セ・リーグなら十分に通用する選手が少なくない。今年のシーズン途中に高梨雄平、ウィーラーを楽天から緊急補強したように、トレードで即戦力の先発投手の獲得に動く可能性は十分にあると思います」

 筆頭候補として名前が挙がるのが、ソフトバンクの右腕・武田翔太だ。高卒ルーキーの2012年に8勝(1敗)をマークし、15年は13勝6敗、16年も14勝8敗とエース格の活躍をしていたが、背番号を「18」に変更した18年から精彩を欠いている。同年は4勝9敗(1セーブ)と大きく負け越し、今季も7試合登板のみで2勝2敗、防御率6.48。クライマックス・シリーズ、日本シリーズのメンバーからも漏れた。

 前出の記者は、こう評価する。

「武田は自信を失っているように感じるが、素材は一級品。縦に割れるドロップカーブを使うセ・リーグの投手は少ない。ソフトバンクは先発ローテーションの層が厚いのでなかなかチャンスはないが、まだ27歳と若い。他球団にいけば、2桁勝利は十分に勝てる能力がある」

 オリックスの最速152キロ右腕・榊原翼も魅力的だ。22歳。育成枠から入団し、18年に支配下登録に昇格すると、昨年は13試合登板で3勝4敗、防御率2.72。10試合連続でクオリティースタート(先発投手が6イニング以上投げて自責点3以内)を達成し、安定した投球を見せた。今季は1勝(4敗)止まりだったが、直球で押し込む力強い投球スタイルで大化けする可能性を秘めている。

 トレードは出血覚悟で動かなければいけない。だが、巨人は選手の野球人生を考え、出場機会が多い環境が望めるならば、他球団とのトレードに積極的に対応する姿勢を見せている。実績十分でFA移籍してきたが本来の力を発揮できていない野上亮磨や陽岱綱、チャンスを与えられながらレギュラーをつかみきれず、1軍と2軍を往復する重信慎之介らは他球団が触手を伸ばす可能性は十分にある。

 巨人の担当記者は、こう話す。

「リーグ連覇した喜びより、日本シリーズで2年連続4連敗を喫した危機感のほうが大きい。来年はセ・リーグで3連覇するだけではファンは満足しない。目指す目標はパ・リーグのチームに日本シリーズで勝つチームを作ること。そう考えると、パ・リーグの投手の獲得に動くのは必然になる。今オフは驚くようなトレードが実現するかもしれません」

 来季に向けて、戦いはすでに始まっている。(梅宮昌宗)

※週刊朝日オンライン限定記事

このニュースに関するつぶやき

  • FAを行使したデナ井納に"即日アタック"した読売さん。井納は34歳。菅野が抜ける可能性が高いだけに、即戦力の先発は欲しいのはわかるが、これでは結局、毎度同じことの繰り返し。>続く
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  • 小林捕手と武田投手のトレード?ホークスは捕手が弱点。正捕手甲斐に対し、高谷(膝手術・2ヶ月)、九鬼(頚椎手術・6ヶ月)、栗原(野手転向)、海野(新人)で谷川原ぐらいしか居ない。
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