成田空港にマーライオン出現 JAL、シンガポール政府観光局らと共同で周遊フライト実施

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2020年12月05日 17:31  TRAICY

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日本航空(JAL)とジャルパック、成田国際空港(NAA)、シンガポール政府観光局は12月5日、シンガポール旅行気分を楽しんでもらおうという周遊フライト「チャーターDE海外旅行気分を満喫! 〜シンガポール〜」を行った。

近頃は航空各社が独自にテーマ性を持たせた周遊フライト企画を実施しているが、空港会社や政府観光局と共同で行うのはJALが初めて。ボーイング767-300ER(機体記号︰JA608J)を使用した成田空港発着の約3時間半のフライトで、141人(幼児1人含む)が参加した。JALによると、申し込み倍率は約10倍だったという。

シンガポール国内をイメージした出発ゲート付近には、マーライオンのフォトスポットを設置。入国審査風のブースも設けられ、パスポートを模した台紙を審査官役の職員に提示し、スタンプを押してもらってから“入国”するという仕掛けも合った。また、シンガポールをテーマにした謎解きゲームも行われ、参加者は出発から到着までの間に隠された複数のヒントを探しながらイベントを楽しんでいる様子だった。

フライトはシンガポールの独立年にちなんだJAL1965便として、成田空港を午後0時14分に出発。セントーサ島の形をイメージし、新潟県、高知県上空を経由して同空港に戻る三角形の航路を飛行した。機内では特製の海南鶏飯(チキンライス)の食事が提供されたほか、シンガポール旅行券が当たる抽選会が行われた。

また、フライト前にはNAA主催のオプショナルツアーとして、普段は入れない空港施設を巡るバスツアーも行われ、抽選で選ばれた40人が参加。貨物地区や消防施設などを見学した。9月10日に運用開始したばかりの新ランプタワーも初めて一般に公開され、参加者は3階研修室で職員の説明を受けながら、空港上空からの景色を楽しんだ。天気はあいにくの冷雨だったが、A滑走路脇で航空機を見学する時間も設けられ、参加者は離着陸する機体を写真に収めていた。

JALとジャルパック、NAAは今後も政府観光局などと手を組んだ周遊チャーターを実施予定。次回は台湾をテーマにしたものになるという。

▲イベントの案内が表示された国内線チェックインカウンター

▲搭乗ゲート付近に設けられた入国審査ブース

▲入国審査官役を担当したシンガポール政府観光局のマーカス・タン北アジア局長

▲マーライオンの前で記念撮影する参加者

▲JAL1965便に搭乗する参加者

▲JAL1965便の出発を見送るJALスタッフ

▲JAL1965便の出発を見送るJALスタッフ

▲年明けに解体される予定の旧管制塔を新ランプタワーで説明するNAAスタッフ

▲A滑走路脇の消防西分遣所について説明するNAAスタッフ

▲A滑走路脇で航空機を撮影する参加者

▲JAL1965便機内で提供された海南鶏飯の機内食(エコノミークラス)

▲JAL1965便機内で提供された海南鶏飯の機内食(ビジネスクラス)

▲参加者に配られたシンガポールのお土産

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