【気になる一言】グロージャンは「日に日に良くなっている」とハースF1代表。復帰に向けた準備も

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2020年12月05日 18:21  AUTOSPORT web

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2020年F1第16戦サクヒールGP ギュンター・シュタイナー代表と話すロマン・グロージャン(ハース)
この1週間でさまざなことが起きたF1。2020年F1第16戦サクヒールGPの金曜日フリー走行1回目の後に行われたFIA会見の第1部には、渦中のチーム代表ふたりとタイヤを供給するピレリの責任者が出席した。

 まず前戦、第15戦バーレーンGPでロマン・グロージャンが大クラッシュしてしまったハースF1のギュンター・シュタイナー代表が、事故に見舞われ今回欠場をしているグロージャンの状態を説明した。

「グロージャンは、いま終わったばかりのフリー走行1回目を見ていたのでしょうか?」と問われたシュタイナーは、こう答えた。

「いいや、見ていないと思う。というのも、彼(グロージャン)はさっきまでトレーニングジムにいたと聞いているからね。セッション中にテキストメッセージで連絡を取り合っていたんだ。彼はすでに復帰に向けて準備を始めている」

 ただし、来週行われる第17戦アブダビGPについては、まだ決定は下されたわけではない。

「状態は日に日に良くなっているが、アブダビGPについてはこれからだ。彼が出たいのか出たくないのか、彼の気持ちを確かめなければならない。いまは出場するためのトレーニングを開始したばかり。もちろん、復帰できることを望んでいる」

 続いて、バーレーンGPのレース後に体調不良を訴え、検査をした結果、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性反応が出て、サクヒールGPを急遽欠場することになったメルセデスのルイス・ハミルトン。その状況をチーム代表のトト・ウォルフが説明した。

 ハミルトンのアブダビGPへの出場について尋ねられると、ウォルフはこう答えた。

「10日以内に陰性になる必要がある。個人的には、そうなることは十分に可能だと思っているが、陽性のままというケースも十分に考えられる。発症後、長い期間陽性のままだったというアスリートをこれまで何人も見てきたからね。とにかく、いまはFIAのガイドラインに従って経過を見るしかない」

 この会見に出席したピレリのマリオ・イゾラ(ヘッド・オブ・カーレーシング)は、第14戦トルコGP後に検査で新型コロナウイルス陽性となりバーレーンGPを欠席。今回が復帰第1戦だった。

「体調は戻りましたか?」と尋ねられ、イゾラが答えようとすると、隣にいたウォルフとシュタイナーが立ち上がって、イスを1mほど遠ざけて座り直した。もちろん冗談でとった行動だ。

 そして、イゾラは感染後の症状を次のように説明した。

「幸いなことに味覚と嗅覚が失われた以外、症状はなかったんだ。数日間、熱が出たけれど、いまは完全に回復している。すでに検査で4回陰性の結果が出ているので、近づいても大丈夫だよ(笑)」

 それを聞いて再び立ち上がったウォルフとシュタイナーは、イスを元に位置に戻して座り直した。

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