意地を見せたボッタスがポールポジション。ラッセルが僅差の2番手でフロントロウに【予選レポート/F1第16戦】

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2020年12月06日 03:31  AUTOSPORT web

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2020年F1第16戦サクヒールGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
12月5日現地時間午後8時、第16戦サクヒールGPの予選が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。

 気温は24度、路面温度は27度というコンディション。降水確率は0%。

 Q1では各車ともソフトタイヤでアタックに臨むが、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)はハードタイヤ、メルセデスAMG勢やアルファタウリ勢はミディアムタイヤで最初のアタックを行う。コーナー数が少なくタイヤのデグラデーションはそれほど大きくないため、どのマシンもクールダウンラップを挟んでリヤタイヤのオーバーヒートを抑えながら連続走行でタイムアタックを続けていく。

 最初のアタックでトップに立ったのはソフトタイヤを履いたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)で54秒037。2番手にセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が0.199秒差、3番手にダニエル・リカルド(ルノー)が0.351秒差で続く。4番手はソフトに履き替えたサインツJr.で、ミディアムのメルセデスAMG勢はバルテリ・ボッタスが6番手、ジョージ・ラッセルが8番手。

 1セット目で18番手のタイムしか記録できなかったピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はソフトタイヤに履き替えて2回目のアタックランに向かい、他車も2セット目はソフトを選ぶ。

 路面の向上とともに各車がどんどんタイムを更新していき、最終的にはボッタスが53秒904でトップ、ラッセルは0.256秒差の3番手でQ1を終えた。

 2回目のランに入らなかったアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は0.085秒差の15番手でなんとかQ1通過を決めた。16番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、17番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、18番手は最終コーナーでややワイドになったジャック・エイトケン(ウイリアムズ)、19番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、20番手はパワーユニットのCEとESの3基目投入でグリッド降格ペナルティが決まっている新人ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)となった。トップから19台が1.059秒差、11台が0.484秒差にひしめく大接戦となった。

 決勝のスタートタイヤを左右するQ2では、メルセデスAMG勢とフェルスタッペン、フェラーリ勢がミディアムタイヤをチョイス。さらにここにルノー勢も加わった。

 ここでもボッタスが53秒803でトップに立ち、ラッセルは0.016秒差の2番手、フェルスタッペンは0.203秒差で3番手となった。

 メインの隊列からは遅れてコースインしたレーシングポイント勢は、ペレスがソフトタイヤで53秒787を記録してトップに立ち、ランス・ストロールもソフトで4番手。さらにサインツJr.がソフトで0.031秒差の3番手に飛び込んで来た。

 残り2分30秒で各車が2回目のアタックへ。メルセデスAMG勢はここでもミディアムを履くが、それ以外のチームは路面の向上に備えてソフトでコースインしタイムアタックを行う。

 ここでフェルスタッペンが53秒647でトップに立ち、ソフトタイヤでQ2を通過。ここでもトップ10台が0.294秒以内という大接戦となり、11番手エステバン・オコン(ルノー)、12番手はセクター2でタイムロスを喫してアタックを断念したアルボン、13番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、14番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、15番手はアタックラップをまとめられなかったランド・ノリス(マクラーレン)がQ2敗退となった。

 Q3ではアルファタウリ勢だけがミディアムの新品を履き、それ以外は各車ともソフトだがメルセデスAMG勢は中古。

 1回目のアタックでは新品ソフトのフェルスタッペンが53秒591でトップに立ち、最高のアタックラップが決められたというシャルル・ルクレール(フェラーリ)が0.022秒差で続く。メルセデスAMG勢は3番手ボッタス、5番手ラッセルという順でペレスが4番手に割って入る。

 残り5分でメルセデスAMGは新品のソフトを投入し、ボッタスが53秒377でトップ、ラッセルが0.142秒差の2番手に浮上する。

 残り2分で各車が新品ソフトでコースインし、メルセデスAMG勢はさらに新品ソフトに履き替えて3度目のコースインで最後のアタックへと臨む。

 ここでボッタスは自己ベストを更新できなかったものの、ラッセルは0.026秒届かず2番手、フェルスタッペンも0.056秒差の3番手に留まった。2回目のアタックには出なかったルクレールが4番手、ペレス5番手、6番手には1回目のランでターン1でコースオフしタイムが出せなかったクビアト、7番手リカルド、8番手サインツJr.、9番手ガスリー、10番手ストロールという結果になった。

このニュースに関するつぶやき

  • 今年のメルセデスはとにかく乗りやすい車なんでしょうな。
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