ドイツ語しか反応しなかった捨て犬、英語のコマンドを学び新しい家族を探す(英)

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2020年12月06日 05:51  Techinsight Japan

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英語のコマンドを学んでいる最中のアメリカン・ブルドッグ(画像は『The Sun 2020年11月28日付「CA-NEIN! Abandoned dog who could only understand German learns English to find new home」(Credit: SWNS:South West News Service)』のスクリーンショット)
「お手」「お座り」などの日本語のコマンドを教えられた犬は、当然ながら英語は理解できないのが普通だが、このほどイギリスで保護された犬はドイツ語しか分からなかったようだ。しかし新しい家族を見つけるために現在、英語のコマンドを学んでいるという。『The Sun』『ITV』などが伝えている。

英ウェスト・ヨークシャーのウェークフィールドにある英国動物虐待防止協会(RSPCA)の正門に、1歳とみられる雄のアメリカン・ブルドッグが鎖で繋がれ口輪をつけた状態で捨てられていた。

RSPCAが正門付近に設置してある監視カメラを確認したところ、英国外のナンバープレートの車がやってきて、男性が犬を捨ててその場を去っていく様子が捉えられていた。

この犬は“ヘクター(Hector)”と名付けられたが保護当時、ヘクターは体にタバコを押し付けられたような火傷が何か所も見つかった。そのためヘクターは、タバコを吸っている人を目の前にすると緊張した様子を見せるという。

またヘクターは英語のコマンドが全く理解できなかったため、RSPCAではいくつかの外国語のコマンドで指示を出したところドイツ語にだけ反応した。RSPCAのルシンダ・ホジソンさん(Lucynda Hodgson)は、ヘクターについて次のように語っている。

「ヘクターは英語のコマンドに全く反応しませんでした。私たちはヘクターを捨てた男が外国ナンバーの車に乗っていたことを考慮し、他の国の言語を試してみたんです。するとドイツ語のコマンドに反応したんです。ヘクターは実によく躾けられていました。」

「それで私たちはヘクターに英語で話しかけて、英語のコマンドと一緒にハンドサインを使うようにしたんです。するとみるみるうちに覚えていきました。ヘクターは本当にお利口で愛らしい犬なんですよ。」

ヘクターは体重40キロでどっしりとした体型をしているにもかかわらず、子犬のようにドッグランを駆け回ったり、大好きなテニスボールで遊んでいるそうだ。

RSPCAでは英語のコマンドを習得したヘクターのために、最近になって新しい家族を探し始めた。ヘクターの新しい家族には大きくて安全な庭があり、タバコを吸う人のいない家庭を望んでいるとのことだ。

画像は『The Sun 2020年11月28日付「CA-NEIN! Abandoned dog who could only understand German learns English to find new home」(Credit: SWNS:South West News Service)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている に出て来た犬の ヘクター: 犬種はサモエドだったね。
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