無観客で優勝発表もSNS 大会主催の丸山茂樹「今後のモデルケースに」

1

2020年12月06日 07:00  AERA dot.

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

写真丸山茂樹
丸山茂樹
 軒並み中止になった高校生のゴルフ大会。彼らのために丸山茂樹氏が大会を開催した。参加した選手からは喜びの声が届いた。

【マルジュニア高校生大会 女子優勝の秋田さんの写真はこちら】

*  *  *
 いやいや、ほんとにひと安心ですよ。「丸山茂樹ジュニアファンデーション高校生特別ゴルフ大会」(11月21日、千葉・千葉セントラルGC)が、滞りなく終わりました。ご協力くださった方々、準備に走り回ってくれたスタッフに感謝です。

 参加者のみなさんには事前に抗原検査キットを送りました。そして大会前日に各自で抗原検査をしてもらい、結果を写真に撮って送ってもらいました。

 男子29人、女子30人の選手とカート運転手の16人すべて陰性。当日はあの手この手で「密」を減らしました。受付と検温は屋外のテントで。もちろん無観客でメディアもなし。クラブハウスへの出入りはトイレを使うときだけ。カートはキャディーバッグを運ぶだけで、選手は歩き。ラウンドが終わったら、すぐ帰宅。成績はSNSで発表しました。

 僕自身が現場に行っても高校生たちに接触できないから、今回はゴルフ場に行きませんでした。女子で優勝した秋田藍(らん)さん(大阪学院大高3年)に祝福の電話をしたら、めちゃくちゃビックリしてる感じでした。後から聞いたら「電話をもらえて、すごくうれしかった」って話してたようなので、よかったです。ハハハハハ。

 男子で勝った上原挑夢(いどむ)君(群馬・共愛学園高3年)は何度もマルジュニアに出てくれてる子で、体がだいぶ大きくなりましたね。何年も見てるから間違いない。ようやく優勝してくれてよかったです。

 3月のマルジュニアが中止になったあと、高校生の大会が軒並み中止になりました。彼ら彼女らのために何かできないかと模索してきた中で、ようやく11月にこの大会を開けました。参加した選手からは「またやってほしい」という言葉をもらってるんで、ぜひまた考えたいなと。

 今後のいいモデルケースになったと思うんです。僕らとしては、この形でしばらく続けていくということで、ジュニアファンデーションにご協力いただいてる方々に報告しようと考えてます。いい報告ができますよ。

 抗原検査を採り入れたのもよかったかなと感じてます。やっぱりPCR検査は金銭的な負担がすごく大きいし、結果が出るのに1日かかる。ちょうど僕の知り合いが抗原検査関係の会社をやってまして、検査キットを提供するという形で協賛してくれました。

 しっかりした対策がとれれば、ちょっと淡泊にはなりますけど、いままで通りの回数で大会が開けると思ってます。一般の方がゴルフに行って帰ってくるような形で。毎回こうやって抗原検査キットで陰性を確認してゴルフ場に入ってもらって、帰ると。

 要は「密」にならなければいいんです。みんなで集まる表彰式をしなければ相当接点も少なくなるので、今回の形でやっていけるはずです。

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める。19年9月、シニアデビューした。

※週刊朝日  2020年12月11日号

    ニュース設定