トライアウト、楽天退団の由規は元同僚に被弾も“らしさ”見せ1死球1三振

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2020年12月07日 12:20  ベースボールキング

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2019年9月、西武・熊代を三振に仕留め、ガッツポーズする楽天・由規 (C)Kyodo News
◆ 最速は被弾した148キロ

 プロ野球12球団合同トライアウトが7日、神宮球場で開催された。楽天から自由契約となった由規投手(31)は打者3人に対して1本塁打、1死球、1三振だった。

 同じ楽天のユニフォームに身を包む1人目のフェルナンド(28)に、外寄りの148キロを右翼ポール際へ放り込まれいきなり被弾。続く左の巧打者・田城飛翔(21=前ソフトバンク)に対しては引っ掛けたスライダーを軸足に当ててしまい死球と、2者連続出塁を許す格好に。

 それでも3人目の左打者・大本将吾(22=前ソフトバンク)に対してはバックドアのスライダーで見逃し三振。外角低めに140キロ台中盤の速球を投げ込むなど“らしい”投球も見せた。

 登板を終えた由規は「良い緊張感でやれた。(本塁打という)結果は対戦しての“結果”なので、そこはしっかり受け止めて。でも自分の中では気持ち良く投げられたので満足してます」と野球人生の分岐点にもなりうるこの日の投球を振り返った。

 由規は仙台育英高から2007年の高校生ドラフト1位でヤクルトに入団。3年目の2010年にキャリアハイの12勝をあげたものの、以降は度重なる故障に悩まされ、2018年限りでヤクルトを退団。2019年から育成選手として楽天に加入すると、半年で支配下昇格を果たし、地元・仙台での一軍復帰登板も飾っていた。

 しかし、プロ13年目の今季はファームで15試合に登板して1勝0敗、防御率4.22の成績で、一度も昇格することなくシーズン終了。楽天在籍2年間での一軍登板は、本拠地で1イニングを三者凡退に抑えた2019年9月26日の西武戦だけだった。

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