柿沼、和田…ロッテの「122」は出世番号!?

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2020年12月09日 20:10  ベースボールキング

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◆ 谷川の背番号は「122」

 ロッテの新入団選手たちの背番号が9日に発表された。育成ドラフト1位の谷川唯人(立正大淞南高)は、背番号『122』を背負う。

 谷川は新入団会見で「いち早く支配下にあがれるよう、自分の持ち味である肩というのをしっかりアピールして頑張っていきたいと思います」と意気込み、プロの世界で叶えたい夢に「小さい頃から侍ジャパンの選手として、試合に出たい夢があったので、それを叶えられるよう頑張っていきたいと思います」を掲げた。

 谷川は身長178センチ、72キロで、右投げ右打ちの捕手。マリーンズの捕手陣は91年世代の吉田裕太、92年世代の江村直也、93年世代の柿沼友哉、94年世代の田村龍弘、宗接唯人と年齢の近い選手が多い。また、ドラフト前まで最年少の捕手が、昨年のドラフトで2位で入団した佐藤都志也、育成選手としてプロ入りした大卒の植田将太だった。

 育成選手とはいえ、最も若い現在18歳の谷川にはかかる期待は大きいのではないだろうかーー。


◆ マリーンズの背番号「122」

 マリーンズの“122”は、ドラフトで入団した育成選手のなかで、最も支配下登録を掴んだ選手が多い番号だ。

 谷川の前に“122”を背負っていたのが、今季チームトップの23盗塁をマークした和田康士朗。今年の6月1日に支配下登録されるまでの約2年半、背番号122を着けてプレーした。

 和田は育成選手時代、常に“走塁”、“盗塁”の向上をあげ、武器である“足”を生かすために、走塁技術、盗塁技術を磨いてきた。今年1月の自主トレでも「スタートが遅いので、少しでも速く正面に向けるようにというか。今はそういう構えの練習です」と、盗塁のスタートの練習を繰り返していた。2、3月の練習試合、オープン戦で存分に持ち味である“足”をアピールし、支配下登録を掴み取った。

 ちなみに、和田は今から3年前の17年12月5日に行われた新入団選手発表会で、プロでの目標について「フルスイングでトリプルスリーです。自分の持ち味はフルスイングなので、そこをしっかり発揮して目標であるトリプルスリーを達成できたらいいなと思います」と語っている。

 今季1年間一軍に帯同し、シーズン自己最多の56試合に出場した柿沼友哉も育成選手時代に背負っていた番号が“122”だった。今から5年前の15年12月1日に行われた新入団選手発表会で、柿沼は「まずは支配下登録を目指して、1日でも早くチームの戦力になれるように頑張っていきたいと思います」と意気込み、1年目の16年7月29日に支配下登録された。

 柿沼、和田以外にも背番号は“122”ではなかったが、現在は現役を引退し来季から楽天でコーチを務める岡田幸文氏は、“エリア66”と呼ばれた広い守備範囲で2度外野手部門のゴールデングラブ賞に輝き、現役組では14年から2年連続30セーブを達成した西野勇士も育成出身だ。

 “自覚”を持って練習に取り組み、自身のアピールポイントを磨けば、先輩たちのように背番号“2桁”を勝ち取るチャンスは十分にある。

▼ ロッテで育成ドラフトでプロ入りし支配下登録になった選手
09年 宮本裕司○、岡田幸文
10年 山室公志郎
12年 角晃多、西野勇士
13年 黒沢翔太
15年 肘井竜蔵○
16年 柿沼友哉○、大木貴将
20年 和田康士朗○

※○は育成時代背番号“122”だった選手

文=岩下雄太

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  • プロは実力の世界。背番号で決まるものではない。たまたま着用していただけ。話題作りが趣味のピンずれキングのお得意記事。
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