痩せてもセルライトが…ボコボコを目立ちにくくするエクサ

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2020年12月10日 20:40  つやプラ

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40代からの女性のための美容・健康法とエイジングケア情報を発信する、美容マガジン

お腹やお尻、太ももの裏などにできるボコボコした「セルライト」に悩んでいる方は多いのではないでしょうか? 筆者も、「40歳を超えたあたりで肌のボコボコが目立ちだした」という声をよく聞きます。

このボコボコとしたセルライトをきれいにしたいなら、どうしたら良いと思いますか? パーソナルトレーナーである筆者が、セルライトを目立ちにくくさせる方法をお伝えします。

■「セルライト」とは?

主に、お尻や太ももの裏に現れる

主に、お尻や太ももの裏に現れる

「セルライト」とは、お尻や太ももの裏などに現れる、見た目がボコボコとした脂肪のようなものを指します。なぜボコボコとしてしまうのかというと、大きくなりすぎた皮下脂肪組織が皮膚の真皮にある繊維芽細胞を下から押し上げることによって、その部分が突き出しボコボコすると考えられています。

つまり簡単に説明すると、皮膚のなかにある硬い物質を脂肪が下から押し上げて、部分的に出っ張って表面に出てきたものということです。

■セルライトが消えにくい理由

一般的に、ダイエットをしてもセルライトは消えにくいと考えられています。なぜできてしまったセルライトは消えないのでしょうか?

脂肪が減っていないから

脂肪が減っていないから

体重を落としてもなかなかセルライトが消えないといわれることもありますが、体重が落ちたからといってセルライトが消えるわけでもありません。

そもそも、体脂肪が大きくなりすぎて皮膚を下から押し上げていることが原因として考えられているので、脂肪を減らすことが非常に重要なのですが、ただ単に体重を落とすだけでは体脂肪は落ちていない場合があります。

体重を落としたとしても、急激に極端なダイエットをしたり、タンパク質・運動・睡眠が不足したりして脂肪がほとんど落ちず、筋肉ばかり落ちてしまうということも十分にありえます。これでは、皮膚を押し上げる脂肪の圧力はあまり弱くなりません。

特につやプラ世代は、体重が変わらなかったとしても、筋肉量が落ちて脂肪が増えやすい年代です。しっかり脂肪を減らすようなことをしなければ、ボコボコとしたセルライトは減りません

皮膚が伸びて垂れてしまっている

皮膚が伸びて垂れてしまっている

もう一つの原因として考えられることは、皮下脂肪によって押し上げられた皮膚が元に戻らずに垂れてしまっていることです。脂肪により押し上げられた皮膚は、表面で引き伸ばされています。その結果、伸びた部分が下に垂れていきます。

一度伸びた皮膚は元には戻らないと考えられています。そのため、体重を落としてその部分を細くしても、伸びた部分が下に垂れてしまい、ボコボコとした質感が消えないまま残りやすいのです。

■まずは、余計な皮下脂肪を減らす

皮下脂肪が多ければ多いほど、皮膚が引っ張られて垂れやすくなります。それを防ぐためには、余計な脂肪を落とすことが大切です。

特に体重が重め(BMI25以上)の方は、脂肪も多い場合がほとんどです。そういう方はBMIを22程度まで落とすことで、ボコボコした印象が軽減する場合があります。

■必要な筋肉をつける

必要な筋肉をつける

必要な場所に適度な筋肉をつけることも大切です。脂肪は柔らかく、下に垂れる力が働くと皮膚を伸ばしてしまいます。体重が軽くても脂肪が多いと皮膚が下に垂れやすく、それが重なるとボコボコ感が現れやすくなります。

一方で、筋肉は固く非常に垂れにくいという性質をもっているため、脂肪よりも筋肉をつけることで、皮膚が下に垂れる力を軽減することができます。体重が軽くなってもボコボコ感が残っている場合は、その部分を中心に筋トレをすることをおすすめします。

お尻のエクササイズ

お尻と太もも裏の境目あたりは最もボコボコしやすい部分ですので、その部分の筋肉を鍛えるエクササイズをご紹介します。

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四つん這いの姿勢になり、腹筋に力を入れて固くします

(1)四つん這いの姿勢になり、腹筋に力を入れて固くします。

その状態のまま、目一杯、脚を上げます。これを10〜15回を1セットとし、2〜3セット繰り返しましょう

(2)その状態のまま膝を90度に曲げ、目一杯、脚を上げます。これを10〜15回を1セットとし、2〜3セット繰り返しましょう。

(3)反対側の脚も同じように行ってください。

セルライトのボコボコ感は、きちんと脂肪を落として必要な場所に筋肉をつければ目立ちにくくなります。ボコボコ感のない身体のために、日々の運動や生活習慣を見直してみましょう。

(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)

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