ウィリアム王子＆キャサリン妃、最前線で働く人々に向けて公開したサプライズ動画が感動呼ぶ

ウィリアム王子・キャサリン妃夫妻がサプライズ動画を公開し、困難であった年にもかかわらず最前線で働いた人々に感謝の気持ちを伝えた。医療従事者やボランティア活動を行う人々の映像とともに、ウィリアム王子とキャサリン妃によるナレーションが流れる感動的な動画に、視聴した人々からは「泣いてしまった」といったコメントが多数寄せられた。

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ウィリアム王子一家は11日、キーワーカーと家族のためにロンドンの劇場で開催されたクリスマス時期の特別公演「Pantoland at The Palladium」を訪れていた。公演の4日後となった英時間15日、ウィリアム王子とキャサリン妃がSNSでキーワーカー達に向けて感謝の動画とメッセージを公開した。

およそ2分半にわたる動画は、同公演を主催するナショナル・ロッタリー（国営宝くじ）と世界最古の玩具店「ハムリーズ」の協力により制作されたものである。「クリスマスのサプライズ」と記した投稿には、パンデミック中に自らを犠牲にして働いた人々への感謝をこのように綴っている。

「今年は様々な理由で、並外れた年となりました。しかしこういった困難の中、驚くような人々が現れたのです。今年のクリスマスは、私達の安全を守るために尽くしてくれたキーワーカーとその家族が行った全てのことに感謝の気持ちを伝えます。」

さらに「先週金曜日、劇場に来てくれたキーワーカーの子供達に魔法をかけてあげようと、少しばかりの努力をしました」と記して、先週末の公演に来てくれた家族へのサプライズがあることを知らせた。

動画が始まるとキーワーカーやボランティアが働く様子、彼らに拍手を送る近隣の人々、英国初の新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた女性の姿などが映し出され、バックではウィリアム王子とキャサリン妃によるナレーションが流れる。

「クリスマスの2週間前のこと。キーワーカーの人々は私達を助けるために働き続けました。看護師や医師が闘いの最前線に立ち、教師、店員、ボランティアの方達が窮地を救うために立ち上がりました。国民は皆様に感謝しています。そんな皆様に少しばかりの楽しみをもたらしたいと思います。」

その後、ウィリアム王子一家がキーワーカーの家族達と一緒に楽しんだ「Pantoland at The Palladium」の場面に変わる。公演当日には、ショーが始まる前に“エルフ”がキーワーカーの子供達に欲しいものを聞き、公演中に買い物に行ってプレゼントをレッドカーペットに並べていた。そして公演後、劇場から出てきた子供達に欲しかったものを手渡しするという素晴らしいサプライズがあったのだ。動画はそんな当時の様子を伝えるものだ。

サンタクロースの助手で子供達のクリスマスプレゼント選びや包装を担当するエルフ達が、劇場を訪れた子供達からの要望を聞き、有名な玩具店「ハムリーズ」でプレゼントを選びに行く。エルフがプレゼントを包装し、子供達がサンタクロースからプレゼントを受け取る感動的な場面などだ。サンタやエルフと会う子供達が喜ぶ映像と同時に、ウィリアム王子とキャサリン妃がナレーションでこのように伝えた。

「お客さんは、ショーの間にエルフ達が雪に覆われて働いていたとは、夢にも思いませんでした。子供達は笑顔だったり目に涙を浮かべていたりして、サプライズを大変喜んでいました。これまでになく真実味があるこの物語の教訓は『私達全員が一緒に働くことで、驚くべきことが起こる』ということです。」

この動画を視聴した人からは「素晴らしいサプライズに感動した」というコメントで溢れ返っている。

「動画を見て泣いてしまったわ。関係者やキーワーカーの皆様、お疲れ様です。」
「驚いたわ！　私は泣くのをこらえてるのよ。なんて素晴らしいサプライズなんでしょう。」
「とても心が温まります。魔法のようなサプライズを作ってくれた人々に感謝します。」



画像は『Duke and Duchess of Cambridge　2020年12月10日付Instagram「“Whether it’s transport workers, paramedics, school teachers or staff and volunteers...」、2020年12月15日付Instagram「A Christmas Surprise…」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）