制球はやや不安定も…力強い直球で強打者をねじ伏せた巨人・ビエイラ

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2020年12月20日 08:12  ベースボールキング

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巨人の新外国人・ビエイラ (C) Kyodo News
160キロを超えるストレートが魅力の巨人・ビエイラは、オープン戦や練習試合ではピリッとしなかったが、シーズン後半は安定した投球を見せた。

 特にシーズン開幕直後はストレートにスピードはあるも、制球力に不安定な部分があった。7月11日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト戦』で解説を務めた真中満氏は、「球は速いですよね。あとは制球力ですよね。スライダーもちょっと腕を振るというより、少し合わせている球なので、雄平が打ったように拾いやすいスライダーなのかなと思いますね。でも、右バッターは打ちにくいかもしれないですね」と評価。

 また、セットポジションの投球についても「中継ぎですから、ランナーが背負う場面が非常に多い。セットポジションでどれだけ投げられるかが重要になってきますね」と話していた。

 登板を重ねるごとに徐々に安定していき、10月7日のDeNA戦では、宮崎敏郎の初球に163キロを計測。『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA戦』で解説を務めた佐々木主浩氏は思わず「163。今の真っ直ぐは、確かに速かったですよ」とビックリ。続く2球目はボールになったが、160キロをマーク。佐々木氏は「速いですわ」と驚いていた。

 ソフトバンクとの日本シリーズでは、第4戦にリリーフ登板し、最速164キロを計測するなど、1回2/3を無失点に抑えた。11月25日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル ソフトバンク−巨人 日本シリーズ第4戦』で解説を務めた野村弘樹氏は、ビエイラについて「速いですよ。160キロ前後を常時投げるわけですからね。課題はコントロールでしょうけど、これだけ速い投手でコントロールがよかったら手がつけられませんからね。ある程度の荒れ球を覚悟したピッチングスタイルですよね。変化球がストライク取れれば、そうは打たれないですよね」と振り返っていた。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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