「申し訳ないけど本当に笑った」凍った歩道で滑って立ち往生する少女の動画が笑いを呼ぶ（ウクライナ）＜動画あり＞

このほどウクライナで撮影された動画が多くの人に笑いをもたらしている。冬に氷点下を迎える同国では街の至るところが凍結しているようだが、動画では帰宅途中と思われる少女が凍結した歩道のうえで一歩進もうとしては転び、這っては滑るという状態で、一向に前に進めない様子が捉えられていた。『New York Post』『NBC 5 Dallas』などが伝えている。

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ウクライナの首都キエフ在住のヤロスラフ・エメリヤーエンコさん（Yaroslav Yemelianenko）が今月10日、Facebookに動画を投稿したところ注目を集めた。

投稿には「キエフの氷の黙示録！　21世紀になっても寒さによる自然現象は街を麻痺させることがあります。（中略）怪我はなさそうだけど、この少女が無事に家に辿り着つ事を心から願っています」とあり、動画には凍った歩道の上で滑って立ち往生する少女の姿が捉えられていた。

少女が通ろうとする歩道は緩やかな上り坂になっており、路面全体が凍結していた。そこへ一歩踏み出した少女だが、滑って地面に膝をついてしまった。起き上がって再度踏み出すも、またもや転倒して前に進むことができずにいた。途中反対側からやって来た男性に手を差し伸べられ助けられたものの、少女は一歩も前に進むことができなかった。

少女は意を決して四つん這いになり、這って歩道を進むことにした。ところが途中まで進み安心して立ち上がった途端、まるでベルトコンベアーに運ばれるかのように滑って元来た場所まで戻ってしまった。その様子はまるでコメディー映画のようだった。

本人は必死そのものに違いないが、この動画は多くの人に笑いをもたらしたようで次のような意見が寄せられた。

「今日かなりつまらない一日を過ごしたけど、この動画は私に笑顔をもたらしたよ！」
「何だか彼女に対して申し訳ない気がするけど、この動画には本当に笑った！」
「もしかしたら彼女は今日もまだそこで滑って立ち往生しているのかもしれないね。」

なかにはこの動画が「パンデミックなどの混沌とした時代を突き進もうとする、2020年を象徴している」という声まであった。動画に映る少女の素性は分かっていないが、最終的には諦めて道路を挟んで反対側の歩道へと向かっていったようだ。



画像は『Yaroslav Yemelianenko　2020年12月10日付Facebook「Крижаний апокаліпсис в Києві.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）