破魔矢は魔を破る、門松は年神様への目印! 正月の縁起ものの意味、いくつ知っている?

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2020年12月26日 19:31  占いTVニュース

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 日本には、お正月にしか登場しないものがたくさんあります。さまざまな縁起ものやお正月らしいアイテム。その由来や意味は意外に知られていません。代表的なものを意味とともに紹介しましょう。


■門松……年神様への目印
 門松は、年神様が家々をまわるときに目印として、松の飾りを立てたことが始まりです。松は常緑樹なので冬でも青々とし、生命力の象徴とされています。一般の家庭では大型の門松はなかなか立てられないので、若松の枝に水引を結び付けたものを門柱などに一対飾ります。大晦日に飾るのは「一夜飾り」といって神様をおろそかにしていることになるので、なるべく避けるようにしましょう。


■鏡餅……無病息災、子孫繁栄
 松の内の間は年神様の魂が宿るとされている鏡餅。鏡開きの日にそれを食べることで、神様の運気やパワーを分けてもらい、1年の無病息災を願います。鏡には魂が宿るとされていたので、丸いお餅を鏡に見立ててこのように呼ばれました。お餅の上にのせるみかんは、本来は橙(ダイダイ)。子孫が代々繁栄しますように、という願いが込められています。鏡餅は飾るだけでなく、ぜひいただくようにしましょう。


■おせち料理……さまざまな願いがこめられている
 おせち料理にもさまざまな意味やいわれがあります。黄金色の栗きんとんは、財を象徴し金運を上げる食べものです。昆布巻きは「喜ぶ」にかけていますし、黒まめは「まめに」働けますようにという願いが込められています。ニシンの卵である数の子は子孫繁栄を、エビは腰が曲がるまでの長寿を祈って。見た目も美しいおせち料理ですが、意味を考えながら食べると願いがかないやすくなるでしょう。


■ぽち袋……謙虚の気持ちのあわれ
 お年玉を入れる「ぽち袋」。「これっぽち」の意味で、「少ないですが……」という謙虚な気持ちのあらわれだとされています。子ども向けにキャラクター絵柄のぽち袋を多く目にしますが、金運を呼び込むという意味では黄色、もしくは金色が最適でしょう。中国では、おめでたいカラーの赤が主流です。もらったほうも渡すほうも金運パワーが高まるので、ぽち袋にもこだわりたいところです。


■破魔矢……魔を破り、厄災から守ってくれる
 破魔矢は、初詣などの際に神社仏閣で授与されます。不幸や災いといった魔を破り、幸福に1年が過ごせますようにといった意味があります。矢の形は、好機を射止められる、という願いも込められているのです。本来は床の間や神棚に飾るのですが、ない場合は、玄関やリビングなどの少し高い場所に飾りましょう。家族を邪気や災厄から守ってくれます。こまめに掃除をして清浄を保つことが大事です。


■七草がゆ……無病息災
 早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれ、無病息災を願って食べられてきました。七草はいわば日本のハーブ。ビタミンもたっぷり含まれています。正月料理を食べ続けた胃腸にもやさしい食べものです。スーパーなどで7種類がパックになった材料のセットが売られています。今年も元気で暮らせますように、と願いを込めておかゆをいただきましょう。


 お正月の風物詩、というだけで毎年当たり前のように目にしているものにも、必ず意味や由来があります。きちんと理解していると、願いがかないやすくなるのではないでしょうか。
(望月アンシア)


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