安倍晋三元首相、テレ朝記者に「バカじゃないのか!」の真相

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2020年12月28日 02:02  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

今週の注目記事・第1位「トヨタはどこへ行くのか−豊田章男社長の1月人事に社内騒然」(『週刊現代』12/26・1/2日号)

同・第2位「コロナ禍を奇貨とし、今こそ団結の時」(『ニューズウイーク日本版』12/29、1/5日号)

同・第3位「菅<孤立の官邸>安倍は居直り『テレ朝の局長は責任とれよ』」(『週刊文春』12/31・1/7日号)「『二階俊博』面妖なるドンの正体/年間10億円!使途記載不要のカネ掌握」(『週刊新潮』12/31・1/7日号)

同・第4位「三浦春馬実母初告白『遺骨は手元にあります』」(『週刊文春』12/31・1/7日号)「遺骨・相続トラブル……『三浦春馬』が泣いている」(『週刊新潮』12/31・1/7日号)

同・第5位「元最高裁判事濱田邦夫が安倍・菅両政権の『権力犯罪』を暴く」(『サンデー毎日』1/1・1/10日号)

同・第6位「錦織圭を陥落させた29歳元モデルの魔性の履歴書」(『週刊文春』12/31・1/7日号)

同・第7位「コロナ時代の生き方/池上彰のそこからですか!?(対談)池上彰、新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長」(『週刊文春』12/31・1/7日号)

同・第8位「朝日新聞大赤字なのにリストラ策が<あま〜い>」(『週刊文春』12/31・1/7日号)

同・第9位「小室さんのイジメで私は高校中退ひきこもりになった」(『週刊文春』12/31・1/7日号)「元凶『小室圭さん』が『リモート会見』の行方」(『週刊新潮』12/31・1/7日号)

同・第10位「『嵐の素顔』秘蔵メモ 大野智、櫻井翔、松本潤、相葉雅紀、二宮和也」(『週刊文春』12/31・1/7日号)

同・第11位「白石隆浩、30回面会女性は『結婚相手候補』」(『週刊文春』12/31・1/7日号)

同・第12位「絶不調渋野日向子はなぜ海外メジャーで強いのか」(『週刊文春』12/31・1/7日号)

同・第13位「大豪雪立往生!『電気自動車』なら一体どうなった!?」(『週刊新潮』12/31・1/7日号)

同・第14位「『コロナ認知症』をどう防ぐか――専門医が警鐘!85%進行!!」(『週刊新潮』12/31・1/7日号)

 コロナ感染拡大という「厄災」に世界中が苦しんだ1年だった。今年を表す漢字は「密」だったが、「禍」というのも有力だったようだ。

 去年の今頃は、コロナはおろか、安倍首相の退陣さえ予測していたのはごく少数だった。

 何が起こるか分からないのは政治だけではなく、あらゆる分野に及んでいる。来年はよい年にというのが虚しくなる今日この頃である。

 コロナが収まり、平穏無事な1年であったら、他に何も望まない。

ところで、「これが新年合併号か」と、出そろった週刊誌を見てため息をついた。コロナ感染が広がっている中だからということを考慮しても、スクープと呼べるものが何もない。

 昔の話で恐縮だが、新年合併号は、各誌がスクープを競い合い、人気女優を表紙に起用し、華やかだった。

このところ華々しいスクープが影を潜めている文春と新潮だが、今号もスクープどころか、右トップが小室圭、左トップが三浦春馬と同じで、内容はというと「何を今さら」という話である。

 新潮の「年末年始テレビ番組表」が唯一の合併号らしい企画というのではいかにも寂しい。

 愚痴はいうまい。早速いこう。

 コロナ自粛の中、高齢者は認知症が進むのが怖い。新潮に「認知症グレーゾーンに気づくチェックテスト」というのがあるのでやってみた。

 昨日あるいは数日前にいわれたことを忘れており、再度いわれないと思い出せないことがありますか?

 以前に会ったことのある人たちの名前を忘れていることがありますか? などの質問が13。まったくなければ0、時々あると1、よくあるが2、常にあるは3だ。

 数日前のことを忘れることは時々あるから1。会った人の名前を忘れることは常にあるから3だな。合計点は19点。5点以上が認知症グレーゾーンを疑ってみる必要ありだから、私はグレーゾーンではなく、本物の認知症だな。

 政府は2030年までにはガソリン車をなくすといい出したが、もし今EV車になっていたら、関越道で起きた2000台を超える自動車が立ち往生したようなとき、一体どうなっていたかと新潮が特集を組んでいる。結論は簡単だ。

 もしそうだったら、より深刻な事態になっていた。そう話すのは、株式会社ピーコックブルーの瓜生洋明だ。「それに、雪国に住む人はそもそもEVを買わない」。その最大の理由はバッテリーのリスクだという。「バッテリー残量が底をつけばタイヤが動かないどころか、車内のエアコンも止まってしまいます」。当たり前のことだが、こうした基本的な問題をEVメーカーはどう解決していくのだろうか。

 ゴルフの話題。先日終わった全米女子オープンでも、最後まで優勝争いをしていた渋野日向子というゴルファーは不思議な選手だ。2019年は全英に初めて出場して優勝。

 だが今年は予選落ちが続いていたが、全米では人が違ったように3日間首位を独走して、優勝かと思う活躍をした。

 ゴルフの技術はそれほどでもないが、メンタルが強いと、ゴルフ専門記者がいっている。

 メンタルが強いのに最終日で崩れたのはなぜか? ゴルフジャーナリストの舩越園子は、「渋野選手は防寒対策が全くできていませんでした」と指摘する。

 私も朝4時過ぎまでテレビを見ていたが、当日の気温は6度。風も吹いているから、体感温度はさらに低い。耳当てまでしている選手がいたのに、渋野は薄いコートで震えていた。あれではまともなスウイングはできない。

 初歩的なミスだったが、決定的なミスだった。負けて泣く前に、もっと考えるゴルフをやることだ、シブコ!

 ところで神奈川県座間市のアパートで、男女9人を殺害した白石隆浩被告に死刑判決がいい渡された。白石は控訴しないようだから、死刑判決が確定するのだろう。

 文春によれば、その白石と結婚したいと30回も面会に来ている女性がいるという。20代前半のA子で、逮捕数日前までSNSで「会いたい」と誘われ、「人を殺した」と打ち明けられていたそうだ。

 白石も獄中結婚する考えはあるようで、結婚する可能性はあるのかと聞かれて彼女は、「と思いますけれどね」と答えている。何もいうことはない。

 さて、「嵐」が大晦日の『This is 嵐 LIVE 2020.12.31 生配信ライブ!』で、実質的に活動を停止する。テレビはここぞとばかりに「嵐」を引っ張り出して、人気にあやかろうと懸命である。

 週刊誌も“あやかり企画”をやっているが、文春だけはメンバーの女性問題を蒸し返して特集を組んでいる。「嵐」は故・ジャニー喜多川社長の最高傑作だが、アイドルになる素材を見つける眼はすごかったと、二宮和也がジャニーズ入りした1996年6月に、彼と一緒にオーディションを受けた元ジャニーズのタレントが話している。

「ジャニーさんが見ている前でダンスをしたり、カメラテストをする。あの日は二百人くらいいたと思いますが、正直言ってニノが一番パッとしなかった(笑)。
 猫背だし、ポロシャツをズボンに入れてリュックを背負い、いかにも冴えない少年といった風貌。それでもジャニーさんが一番に選んだのがニノ。なんであいつが受かるんだ? って顔してましたが、ジャニーさんの眼力には舌を巻くばかりです」

 私は、ジャニーはジャニーズを『ピーターパン』に出てくるネバーランドにしたかったのだと思っている。ここにいる間は、いつまでも子どものままでいられるのだ。そうでなければ、不惑にもなろうという中年男が「アイドルです」なんて恥ずかしくていえるはずがない。

 今週のフライデーも「嵐」を特集しているが、「ありがとう『嵐』」では、読む気にならない。合併号なのに他にめぼしい記事もない。失礼ないい方にはなるが、フライデーは写真週刊誌としての原点を見失っていると思う。アイドルを持ち上げるだけの週刊誌なら他にもいくらでもある。来年は写真誌でなければできないことは何かを、もう一度原点に返って徹底的に考えてほしいものだ。

 文春は小室圭が中学高校で「イジメをしていた」という特集を巻頭で組んでいる。

 小室は中高を品川区にあるカナディアン・インターナショナルスクールに通っていた。ここで小室は英語のスキルを磨いたようだ。成績が特にいいというわけではないが、授業中に積極的に発言したり、授業後に個人的に質問をしに行く「優等生」だったという。

 小室とクラスのボス的存在のAを含めた5人は仲がよかったそうだ。中学生の時、内藤悠(仮名)という女性生徒がいた。彼女が5人組の前を通り過ぎたとき、小室が、「ブタが通った」と囃し立てたという。その後も、小室を含めた5人組のイジメは高校になるとさらにエスカレートし、内藤の心を確実に蝕んでいったそうだ。

 高校1年が終わる頃、内藤はひっそりと学校を辞めていったという。文春によれば、彼女はその後2年間にわたるひきこもり生活を送った後、一念発起して大検を取得し、海外の大学に入学。今は伴侶と出逢い幸福な家庭を築いているそうである。

 彼女にとって嫌な思い出である中高のイジメを思い出させたのは、2017年9月に行われた秋篠宮眞子さんと小室の「婚約内定会見」だった。何やら、小室の婚約を知って、母親との金銭問題を女性週刊誌に売り込んだ元婚約者を彷彿とさせるようではないか。

 秋篠宮の「結婚と婚約は別」、西村宮内庁長官の「小室側に説明責任」発言以来、再び堰を切ったように、小室母子のプライバシー報道が過熱してきた。

 この「イジメ報道」も、内藤という女性だけのいい分で、他にこのことを裏付ける証言などはない。

 私は、この報道が嘘だといえる根拠は何も持っていない。だが、5人組の1人だったBが文春に対してこう語っていることは記しておきたい。Bは「事実と違う」といい、

「こんなくだらないことで(イジメが)ある、ないと世間に出すのは頭おかしいと思う。小室さんってすっごい良い方なんですよ、優しくて。それなのに、悪いことを取り上げて、お金が儲かるような記事にしようって、おかしくないですか? 眞子さまが結婚したいと思えるくらいの人だってこと、もう少し考えたほうがいいんじゃないですか」

 痛烈なメディア批判である。こうした発言も、小室側が手を回していわせたのではないかと、勘ぐるのだろうか。

 新潮のほうは、先週号で「『小室圭・佳代さん』に『美智子さま』からの最後通牒」と報じたことに対して、宮内庁がHPで、「上皇上皇后陛下が首尾一貫して(眞子さまの結婚報道に関し)一切の発言を慎まれている」と厳しく批判したことを取り上げているだけで、後は、以前から報じられている元婚約者の小室母子への繰り言を掲載しているだけ。失礼だが、新味はない。

 これでは、「報道の新潮」といわれていたかどうかはさておき、名が廃る。

 メディアの危機は今年もいわれ続けた。だが、大朝日でさえも部数が激減している。その朝日新聞は「大赤字なのにリストラ策が甘い」と文春が報じている。

 今年の9月の中間決算は純損益が419億円の大幅な赤字で、朝刊の部数も500万部を割り込んで、まだ下げ止まらない。

 その責任を取って渡辺雅隆社長が来年4月1日付で退任すると表明した。社員の年収の1割をカットするなどやったが、力量不足は明らかだった。

 その渡辺社長が最後っ屁のように打ち出したのが「希望退職」だが、これが大盤振る舞い過ぎると批判を浴びているようだ。管理職を除く45歳以上の社員が対象で、通常の退職金に加えて、年収の最大4割を退職日から60歳の誕生日月まで払うというもの。

 100人以上を目指すというが、これほどの厚遇なら、優秀な人間からどんどん辞めていくのではないかと心配になるが、そこが大朝日病、殿様商売といわれる所以である。

 同じ文春で、池上彰が尾身茂をインタビューしている。そこで尾身は、来年の東京五輪について、

「開催するためには、早く『ステージ2』の段階に戻す必要があると思います。(中略)医療の逼迫を解消し、重症者・死者数を減らす、そして経済の不況や失業率を抑える」

 池上は「今のままでは、オリンピックは開催できないということですね」。これを菅首相が読んだら、「尾身め、余計なことを」と怒り出すだろうな。

 私がフライデー編集長だった頃、有名人と付き合っている「有名になりたい女性」から電話がかかってくることがよくあった。

 錦織圭(30)を目出度く射止めた元モデルの観月あここと山内舞(29)も、そのような女性らしい。彼女は高校を卒業してモデル活動を始めたが無名のまま。知られたのはジャニーズの「Kis-My-Ft2」の玉森裕太というタレントとの熱愛を週刊女性がスクープしたことから。

 その後、観月あこと名前を変えて、鳴かず飛ばずだったが、錦織とデートしている姿を女性セブンが報じて、知られるようになった。

 文春にも、2016年の11月に「錦織と彼女が結婚式場の下見にハワイへ行く」という情報が寄せられた。当事者しか知らないはずの飛行機の便名や日時まで。その後も、錦織とのツーショットが様々な媒体で報じられた。

 そんな彼女との交際に、周囲は反対したが、錦織は耳を貸さなかった。そして5年半の交際を経て彼女は錦織をゲットした。やったね舞ちゃん!

 お次はサン毎から。安倍前首相が「桜を見る会」の不記載疑惑で、東京地検特捜部に事情聴取された。

 会見を開き、国会でも釈明したが、納得できるものではなかった。元最高裁判事の濱田邦夫(84)がこの問題についてこう話している。

 秘書の責任、一件落着でいいのか? 濱田、
「安倍氏本人が知らなかったわけはないと思うが、少なくとも監督責任はある。安倍氏が大政治家として後世に名を残すつもりならば、すべてを告白し、非を認めて、議員をお辞めになるのがその道でしょう」 

 菅政権はどうか?

「苦労人で叩き上げというからもう少しマシかと思っていたが、どうもその場その場で泳ぎ方がうまくてあそこまで行った人になってしまっている。意外と短期間で馬脚を現した」

 安倍の議員辞職はない。菅の後先を考えないその場限りの政権運営も続くだろう。かくて来年は「日本沈没」か。

 三浦春馬も文春、新潮が取り上げている。まだ観てはいないが、三浦の遺作映画『天外者(てんがらもん)』はなかなか好評のようである。

 三浦が亡くなって5カ月が経つが、彼の死を惜しむ声がやまない。それは、なぜ彼が自死したのかという理由がいまだにわからないからだろう。

 芸能界で成功するにつれ、息子に金銭を無心する母親や義父に対して、「結局はお金。両親には二度と会いたくない」と、亡くなる3年前に、親友にこぼしていたと伝えられる。

 実母の戸籍から抜けて、幼い頃に生き別れた実父の姓の「三浦」にしたが、その実父も、入退院を繰り返し、三浦が金銭の支援を相談され、「結局はお金なんだ」と追い込まれていったと文春は報じている。

 何やら、息子の三浦を死に追いやった元凶ではないかとまで報じられている実母に、文春がインタビューしているのはさすがである。

 彼女は、「うら寂しさが漂う茨城県内の小さな町。スナックやコンビニが連なる飲み屋街の一角で、その女性はひっそりと暮らしている」という。

 一部の報道では、たしか、三浦春馬が母親のためにマンションを購入してあげたというのがあったが、どうやらそうではないようだ。

 三浦の遺産は、彼の所属していたアミューズが、三浦に関する同社のすべての利益は「三浦春馬支援」を設立して、慈善事業に寄付するという。それ以外の彼のマンションやBMWなどの遺産は、実母と実父の間で、弁護士を立てて話し合いをしているそうだ。

 実母は、自分も仕事を続けていて、息子の資産管理会社の役員として報酬を得たり、クルマを買って貰ったことはあるが、「生活の基盤を完全に息子頼みにするようなことはありませんでした」と、金をせびっていたという報道を否定した。

 さらに実母は、三浦の遺品は自分の所にあるという。

「自宅で毎日、春馬が生前使っていた財布、携帯電話、手帳を写真と共に、遺骨を供えて手を合わせています。とはいえ、『供養したい』という気持ちと『戻ってきて欲しい』という気持ちがない交ぜで……。(中略)息子の遺物は今後、一切処分するつもりはありません。後生大事に保管していくつもりです」

 実母も、息子がなぜ死を選んでしまったのか、自分には分からない不信感をもたれてしまったのか、三浦春馬という人間の心の奥を知ろうと葛藤しているのかもしれない。

 お次の「菅“孤立の官邸”」(文春)と「『二階俊博』面妖なるドンの正体」(新潮)と、タイトルはやや違うが内容は同工異曲である。

 文春は、菅首相は人心が離れ、孤立を深めていると報じる。止めないと意地を張っていた「GoToトラベル」を一時停止したことで、“観光業界のドン”二階幹事長が「勝手なことをしやがって」と不満を漏らしたそうだ。

 パイプが太いことを自慢していた公明党も、赤羽一嘉国交相がGoTo停止を勝手に決めたと愚痴をこぼした。西村康稔経済再生相も、菅が嫌っている「尾身茂さんと国民の命を守っていく」と菅離れ。コロナの担当官庁である厚労相の田村憲久も不満を募らせているという。

 落ちる一方の支持率に悩む菅首相が、起死回生と頼むのがコロナワクチンだ。2月からワクチン接種が始まれば世論が変わり、五輪を開催して解散・総選挙を断行して勝利し、無投票で再選を果たすという戦略だといわれる。

 だが、免疫学の権威である宮坂昌之大阪大名誉教授は、副反応とマイナス70度の超低温で保存しなくてはいけないので、「そう簡単に二月接種が実現できるでしょうか」と疑問を投げかける。

 新潮によれば、発足当時は「菅・二階政権」といわれたが、今は「二階・菅政権」と立場が逆転したと報じる。批判された12月14日の、みのもんたまで出席していた「8人ステーキ会食」も、二階が呼びかけたもので、「そこに顔を出さない道を選ぶことは、菅にはできなかった」(新潮)。

 その二階も81歳。昨今は認知症ではないかとも思われる素振りも見え始めたというが、自派閥の勢力を伸ばし、早くも菅の次を考え始めているようだ。「ガースー」から「ガス欠」になるのもそう遠いことではないと思う。

 安倍前首相が東京地検特捜部に事情聴取されていた。これをいち早く報じたのはテレビ朝日だったが、聴取前だったため誤報となってしまった。

 安倍はこの報道に怒り、テレビ朝日の記者に向かって、「バカじゃないのか! あんな誤報を出したらさ、(テレ朝は)局長が責任を取らないとダメじゃないのか」と、凄まじい勢いで迫ったと、文春が報じている。

 実際に聴取されたのは21日だったから、その時点では誤報だっただけだが、安倍が怒り狂ったのは、聴取が迫り相当ピリピリしていたからだろう。

 政治資金規正法の不記載の罪で、公設第一秘書を略式起訴して、安倍は不起訴となるようだが、安倍がこのことを知らなかったはずはない。起訴はされずとも、政治責任は重大であり、議員辞職を求める声は安倍の地元からも聞こえてくる。

 朝日新聞の調べによると、国会で安倍は「桜を見る会」について118回も事実と異なる答弁をしていた。これでは、国会は何のためにあるのかといわれても仕方あるまい。

 少し前までは新年合併号には必ず、「来年はどうなる」という特集を組んだものだった。

有識者という人たちに占ってもらうのだが、私の知る限りでは、これがほとんど当たらない。プロ野球のセ・パの優勝チームでさえ、当てる野球評論家はまずいなかった。あまり当たらないので、今では経済週刊誌ぐらいしかやっていない。

 だが、ニューズウイーク日本版は「ウイズ・コロナ/アフター・トランプの世界を読む」という特集を組んでいる。

 中でも、ピューリッツア賞を受賞した『銃・病原菌・鉄』を書いたジャレド・ダイアモンド・カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授が寄稿して、2021年を予測しているが、一読の価値がある。
 
 少し長いが引用してみよう。

――全ての国が新型コロナの脅威から解放されるまで、どの国も安全ではない。このパンデミック(世界的大流行)はグローバルな問題であり、グローバルな解決策が必要だ。
個人的には、この事実を前向きに捉えている。私たちはほかにも、グローバルな解決策を必要とするグローバルな問題に直面している。

 特に気候変動、世界的な資源の枯渇、そしてグローバル化が多くの国にもたらした格差による社会の不安定化だ。

 どの国も国内でウィルスを撲滅しただけでは新型コロナの脅威から自由になれないのと同じように、どの国も国内で化石燃料への依存度を下げ、温室効果ガスの排出量を減らすだけでは、気候変動の脅威から身を守ることはできない。

 新型コロナと同様、大気中の二酸化炭素も政治的な国境を気にしない。(中略)

 だとすれば、より穏やかな新型コロナの脅威が私たちを行動に駆り立てているのに、なぜ気候変動やその他の地球規模の脅威に対しては腰が重いのか。答えは明らかだ。

 新型コロナが私たちの注意を引くのは、はっきりと目に見える形で犠牲者を素早く(数日から数週間以内に)病気にしたり殺したりするからだ。対照的に気候変動は食糧生産の減少、飢餓、異常気象、熱帯病の温帯地域への蔓延拡大など、間接的な変化を通じて私たちをゆっくりと、はっきりと目に見えない形で滅亡に追い込んでいく。そのため私たちは、気候変動をグローバルな対応が必要なグローバルの脅威としてなかなか認識できなかった。

 だからこそ、個人的には新型コロナで命を落とした親しい友人を悼むと同時に、今回のパンデミックに希望を感じている。

 世界中の人々が世界史上初めて、どの国も独力では克服できない共通の脅威に直面していることを認めざるを得なくなった。

 世界の人々が新型コロナを打ち負かすために否応なく団結することになれば、一つの教訓を学べるかもしれない。気候変動、資源の枯渇、格差と闘うためにも団結する機運が高まる可能性がある。

 そうなれば、新型コロナが最終的に世界の人々を持続可能な未来へと導き、悲劇と同時に救いをもたらすことになる――

 そうなるかどうかは、われわれ一人一人にかかっている。自助・共助・公助などといっている場合ではない。世界中と連帯しなくては解決しない大問題に直面している時、自分の国だけよければいいというのは許されない。

 日本人が一番苦手なことだが。

 ここでABCの雑誌販売部数(2020年1月〜6月発売号)が発表されたので、紹介しておこう。

 雑誌全体の第1位は「家の光」で42万部だが、通信販売で書店売りのない婦人誌「ハルメク」が2位に急上昇している。これはニュースだ。

 32万部だが、前期比105.3%、前年同期比では何と129.33%だ。コロナ禍で書店へ行く機会が減ったことがあるとしても、このご時世で、しかも通信販売の雑誌が部数を伸ばしていることに、出版社は思いを致すべきだろう。

 そのうち、Amazonでしか買えない通販雑誌というのが出てくるのではないか。流通がここまで変わってくると、出版社は追いついていけないのだろう。

さて、週刊誌はどうか。

 週刊文春は今年前半スクープを連発して完売が続いたから、約30万部で、前期比107%と部数を伸ばした。天晴れである。だが、30万部ギリギリだから、後半は30万部を割り込むかもしれない。

 週刊現代は約20万部で前期比は99.11%。これも健闘といえるだろう。

 無残なのは週刊新潮と週刊ポストだ。新潮は約16万8000部で、前期比90%。ポストは約15万9000部で、前期比86.23%。

 女性セブンが約17万8000部、女性自身が約16万4000部だから、この数字がいかに危機的か分かるだろう。

 フライデーは約7万3000部、週刊朝日が約6万部、FLASHは約4万8000部、サンデー毎日は約3万1000部である。

 前期比を伸ばしているのはAERAだが、それでも部数は約4万8000部。

 週刊大衆が約8万2000部だから、この5誌より上位にいる。

 前期比を大幅に伸ばしているのが、宝島社が発行する40代女性ファッション誌「 GLOW(グロー)」である。前期比167.56%で約18万8000部。付録が部数増に結びついているのだろうが、宝島恐るべしである。

 文藝春秋が約21万6000部というのは哀しい。こうしたサロン雑誌は読まれなくなっているのだろう。

 さて、先にも触れたが、世界的にガソリン車からEVへという流れは加速していくのだろう。

 そうした中で、日本を代表するトヨタに注目が集まっているからだろう、トヨタ関連の特集が目につく。中でも現代のトヨタの記事が面白い。これを今週の第1位に推す。

 21年1月1日付け人事で、豊田章男社長の「股肱の臣」といわれた執行役員の友山茂樹(62)が退任するという。

 90年代半ばからトヨタのIT化を推進してきた人物だそうだが、この人事に社内は凍り付いたという。

「友山は栄転してグループ企業のデンソー社長になるという噂もあったが、実際は真逆だった。これは更迭人事。明確な理由こそわからないが、豊田社長の逆鱗に触れて『お手討ち』にあったと社内では言われている」(関連会社役員)

 豊田という人は好き嫌いが激しく、気にいった幹部は徹底的に重用するが、少しでも気にいらないことがあると、経営中枢の幹部でも容赦なく「島流し」にするそうである。

 今回もその悪い性分が出たのだろうが、ジャーナリスト井上久男によると、友山の後任者にも問題があるというのである。渉外と広報で副本部長を兼任する長田准(54)が昇格するそうだが、この人物、メディアにとっては「天敵」なのだという。

 今年の5月、トヨタが21年3月期決算の見通しを、「営業利益が8割減の5000億円」と発表した。公表した通りにメディアが報じても、「見出しが気にいらない」と編集部に乗り込んで、居座って説教したという。

 11月には、トヨタが中間決算を発表する前に日経と毎日が報じたら、両社をオンライン決算から締め出し、出入り禁止処分にした。日経社長には豊田社長から直接抗議文を送ったそうだ。

 井上は、長年トヨタを取材してきたが、豊田社を除く執行役員の全員が40代50代になったことに一抹の不安を覚えるという。「なぜならば、執行役員の多くが修羅場を踏んでいないのだ。一言でいえば、彼らは『プロ人材』ではない」。新体制の10人の執行役員を表すキーワードは「転職組」「いい人」「門外漢」だという。

 EV車がガソリン車に取って代わろうとしている「大変革」の時期に、社長の気分でイエスマンばかりを周りに置くというのでは、トヨタの将来も危ういかもしれない。(文中一部敬称略)

 さて、今年も御愛読いただきましたこと、お礼申し上げます。来年は、週刊誌にとってさらに厳しい年になると思いますが、微力ながら叱咤激励して、週刊誌文化を絶やさないように力を尽くしていきたいと思っています。

 来年もよろしくお願いします。元木昌彦

このニュースに関するつぶやき

  • これがキチパヨの本性�ܥ����äȤ����� 【話題】津田大介、下積み時代のクズエピソードを暴露した高安正明を提訴…風化しかけた話題に燃料投下して再炎上w  https://mona-news.com/archives/84791064.html
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  • マスゴミの嘘報道って、政治家の虚偽答弁と同じですよね(笑)局長の更迭じゃなくて、社長辞任でしょ(笑)
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