アインシュタインと堀江貴文を敬愛! ジャガー横田と木下博勝医師の息子・大維志、“中2病全開のTwitter”がアツい

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2020年12月31日 21:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

木下博勝インスタグラムより

 いやはや、大変な1年でしたね。皆様本当に、本当にお疲れ様でした。さあ、やってまいりました、庭の枯れ落ち葉にすら劣る、焚き火の燃料にすらならない芥ニュースを集めて、そして放置する、毎年お馴染みのこのコーナー。まずは月間MVPの発表からどうぞ。

1月 林家ペーがブログ「ペーパーの余談ですけど」にて、亡き愛犬・幸イチローの命日に在りし日の彼を偲び、写真を6枚アップするが、全てフラッシュに反射した白目写真というペー・クオリティ

2月 松居一代がブログで13年前の息子の大学受験を回顧。大学院生の家庭教師を住み込みで雇い、彼のパンツまで洗っていたという「ねえ、その情報いる?」な苦労話を問わず語りしだす

3月 森脇健児が自身のYouTubeチャンネルでチワワと30m走を競い、大敗

4月 星野源の「うちで踊ろう」ムーブメントに乗っかり、安倍首相(当時)がステイホームのメッセージを発信した例の動画。それにツッコミを入れる動画を、ぜんじろうが意気揚々とTwitterに投稿。“世界を股にかけて活動するスタンダップコメディアン”としての本領を発揮するチャンスだったが、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)に登場する街角素人さんのほうがまだ面白いツッコミするよ? レベルの代物で、リアクションはたったの22RT、61いいね(12月27日現在)

5月 藤原紀香が絵本の読み聞かせ運動「#SaveWithStories」に賛同し、キラキラ衣装とマンキンのヘアメイクでラプンツェル になりきって『グリム童話 ラプンツェル』を読むという、ほかの芸能人たちとは一線を画した手法で朗読動画を披露するも、「子どもたちのため」より先に「我が我が」が前に立ちすぎてお話の内容が入ってこない

6月 いしだ壱成が個人名義のYouTubeチャンネル「いしだ壱成の一番星」を立ち上げ、生い立ちやデビュー前後の出来事を振り返った。「自分探し期」にバックパッカーとしてインドを旅行した体験も語り、「トラブルだらけ」にあらず、「トラブルだけ」の旅行記を“すべらない話”として披露したが、ひたすら彼の「引きの弱さ」と交渉力のなさ、見極めの甘さだけが胸に迫る“味動画”となっていた

7月 広瀬香美がラジオ配信アプリ「Voicy」のゲストに、一般人で親友の“みやりん”を招き、「私のこと、どう思ってる?」「私の素敵なところってどこ?」など、どう答えていいかわからない質問で迫り、強制的に褒めちぎらせる

8月 YouTubeの「亀田史郎チャンネル」にて亀田姫月が父・史郎へのドッキリをプロデュース。仕掛け人である“西成の輩(ヤカラ)”風おっさんにまんまと騙され、史郎が「おん?」と凄むシーンが妙味

9月 緊急事態宣言が発令された3月から半年間、一度も外食をしていないという落合博満・信子夫妻を労い、息子の福嗣が馴染みの店を貸し切りにして信子の誕生日を祝った

10月 著名人二世の超新星、木下博勝・ジャガー横田夫妻の息子・大維志が、Twitterにて「俺のステージが上がった」と大悟の境地に達したことを告白

11月 泰葉がTwitterでエゴサをしまくり、唯一のヒット曲である「フライディ・チャイナタウン」というワードに逐一反応してリプライを送って、自身のYouTubeチャンネル「泰葉チャンネル」への誘導リプライを送りまくるという布教活動を始める

12月 西村知美が自身のYouTubeチャンネル「夢幻童子とろりんチャンネル」にて、移ろいやすいアカペラを披露。娘の咲々にアニメのコスプレをさせたホラーテイストのイメージビデオを公開

 どうですかお客さん、今年のいろんな悲しい出来事も吹っ飛ぶぐらい、あまりのしょーもなラインナップに怒りが湧いてきました? ではいよいよ年間ベスト3を発表です! ……え? 「仕込み中の煮豆が吹いたんで、それどころじゃない」? いいでしょういいでしょう。そっちを優先しつらーさいよ!

■第3位 著名人二世の超新星、木下博勝・ジャガー横田夫妻の息子・大維志が、Twitterにて「俺のステージが上がった」と大悟の境地に達したことを告白

 リビングルームのテーブルで立ちションをし、父の取材に来た女子アナのおっぱいを揉みしだいた武勇伝を幼少期に残す、かの落合福嗣でさえ親孝行な好青年に成長してしまい(月間MVPの9月の項を参照されたし)、桑田真澄の息子・Mattの「美への異常執着」にもすっかり見慣れてしまい、もはやぺんぺん草も生えないと思われていた「著名人二世」分野に、とんでもない新星が現れた。ジャガー横田と木下博勝医師の一人息子・大維志その人である。

 物心つくかつかないかの頃から、両親とともにメディアに露出してきた大維志。彼が小学校に上がる前後から、母親のジャガーを小バカにしたような言動が目立っていた。いわゆる「父親模倣」というやつで、大維志のジャガーに対する言動を見れば、平素から木下博勝がジャガーをどのように扱っているかは想像に難くない。

 その後、木下の愛人報道や元部下からの告発記事で「木下モラハラ説」が一層濃厚なものとなっていくが、そんな「世間の目」などものともせず、18年から『スッキリ』(日本テレビ系)で放送された大維志の中学受験密着企画では、家族仲睦まじい様子を発信し続けた木下一家。19年には「大維志の医学部進学の学費を稼ぐため」という名目で、YouTubeに「ジャガー横田ファミリーチャンネル」を開設し、家族総出にて高頻度で更新している。そんな、“いろいろある”家庭環境のもと、スクスクと自意識を育て、現在中学2年生の14歳となった大維志の、名実ともに中2病全開のTwitterがアツい。そこにはこんな文面が並ぶ。

《心は気持ちを生む 気持ちは人を生む 人は行動を生む。これが、俺の生産「生3」。》
《新時代を切り開くのはこの俺だ。NEO人類で俺は常にいる。》
《俺がなぜ一般人よりも目を置かれるか、それはその当人(多数派)と価値観が違うから》

 アインシュタインと堀江貴文を敬愛し、“炎の講演家”を名乗るコンサルYouTuber・鴨頭嘉人に影響を受けたという大維志。“いろいろあった”末に、“哲学的思考”に自らの活路を見いだしたらしい。達観したような口ぶりの裏でヌラヌラと滾る、イカ臭い自我が味わい深い。今年の夏に立ち上げたYouTubeの個人チャンネル「カリスマ大維志ワールド」(タイトルも最高!)では、カップラーメンをすすりながら自らのツイートを朗読し、「俺いいこと言ってんな」感丸出しで反芻するなど、中2男子らしい可愛らしさを見せている。

 YouTube、Twitter、InstagramとSNSを駆使し、“文才”や“トーク力”のほか、絵やラップの才能も披露している大維志。21年、ますますの躍進に期待したい。

■第2位 YouTubeの「亀田史郎チャンネル」にて亀田姫月が父・史郎へのドッキリをプロデュース。仕掛け人である“西成の輩(ヤカラ)”風おっさんにまんまと騙され、史郎が「おん?」と凄むシーンが妙味

 「亀田史郎チャンネル」のブレインでありディレクターでもある娘の姫月が、同番組で史郎へのドッキリ企画を敢行した。大阪屈指の治安がアレな地区・西成でロケを行い、いかにも輩(ヤカラ)風の仕掛け人の男性が、自電車でぶつかった女性にしつこく絡んでいるのを目撃したら、史郎はどうするか? という内容だ。

 ドッキリが開始するやいなや、姫月の目論見通り、即座におっさんを制止して女性を守る“正義漢”ぶりを見せた史郎。「やめといたれ、女の子や」と女性をかばい、「輩多いからな、気ぃつけや」と女性を逃してあげるジェントルマン史郎。しかし、おっさんと押し問答になっている間の史郎の「なにコラ?」「おん?」「でにするんかい?」などのワードチョイスと語気を一聴すれば、どっちが輩なのかわからなくなってくる気もするが、そんなことはどうでもいい。世界広しといえども、こんな太った野良猫のようなおっさん2人が西成の道端で激しく威嚇し合う面白動画を見せてもらえるチャンネルが、ほかにあるだろうか。

 そして、2匹の野良猫がたっぷり「なにコラ?」「おん?」とやり合ったところで、企画者の姫月からネタバラシ。その後は終始ご機嫌で、「エグっ!」「仕上がってる!」「いままでのドッキリ史上No.1」と姫月のディレクションを絶賛し、笑顔を見せる史郎であった。最後はもちろん決め台詞の「3150!!」で〆てエンド。いいもん見させてもらった。

■第1位 西村知美が自身のYouTubeチャンネル「夢幻童子とろりんチャンネル」にて、移ろいやすいアカペラを披露。娘の咲々にアニメのコスプレをさせたホラーテイストのイメージビデオを公開

 自身のブログで「号泣した」と繰り返し熱く語り、アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(TOKYO MXほか)にどハマりしているという西村知美が、劇場版の主題歌「WILL」をアカペラで熱唱し、自身が撮影・編集した画像や映像と合わせ、MV風に仕上げた動画を、「夢幻童子とろりんチャンネル」にアップした。

 西村知美といえば、浅田美代子、大場久美子の系譜を辿る、昭和を代表する「移ろい歌唱力アイドル」だ。本人にもその自覚はあるようで、YouTubeの説明欄に《著作権の関係で、曲は使用していないので、音程もリズムもバラバラで、鼻歌のようなアカペラで歌っています。正直、歌唱力が無いのにアカペラだと更に目立つので、BGMに雨音を入れています》と、謙虚なコメントを寄せている。しかし34年前のデビュー曲「夢色のメッセージ」における「♪ほほ〜えみ〜はっ たやさない〜でっ」の、オカリナを口に含んで歌ってるんか? と聞き紛うような歌唱からはいくらか進歩していると感じられた。BGMの雨音でいい具合に相殺されていたというのもあるかもしれないが。原曲と聞き比べなかったというのもあるかもしれないが。

 そして、このうつろい歌唱+謎の雨音に合わせた映像がまた振るっている。最初は自分が着るつもりで主人公・ヴァイオレットの衣装を購入したが、《17歳くらいのヴァイオレットに私が変装するには、年齢的にも炎上してしまいますよね f(^_^;)》と踏みとどまった西村。《色々悩んだ末、》17歳の愛娘・咲々に着せ、草っ原を歩かせたり、木の前に佇ませたりして、西村が撮影・編集も行い、“MV”を作り上げた。

 娘のプライバシー保護のため、金髪のウィッグの前髪で顔全面を覆い隠しているため、移ろいやすさは多少改善されたものの、好きが高じたゆえの妙な気迫と不気味さをまとった歌声、そして謎の雨音も相まって、かなり珍味な“MV”に仕上がっている。《通りすがりのご年配の男性が「顔隠しているけれど、ホラー系の撮影??」と声をかけられました(笑)》と西村が撮影時を振り返るだけあって、仕上がった映像にもばっちりホラーテイストは漂っていた。

 この「とろりんっ♪」とした天然ボケの下に見え隠れする謎の不気味さが、なんといっても西村の魅力だ。11年前に期間限定のダークサイド・ブログ「ブログってなんですか?」をつづっていた彼女のことが思い出されて感慨深い。今後も西村の独特なセンスを投入した“MV”をじゃんじゃんアップしてほしいものだ。

 ……さあ、いかがだったでしょうか。出来心で実写版映画『デビルマン』を見ちまったときに味わう「は〜時間無駄にした! わかってたけど!」感をお届けできていたら幸いです。来年もこうした“味”な芥ニュースを味わえる年であることを祈りつつ……。

【注釈】
※文中《 》内は本人による文章ママ

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