『嵐』最後の7日間、相葉雅紀の“異変”と報じられなかった松本潤の“未練”

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2021年01月05日 21:00  週刊女性PRIME

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「本当にどうもありがとう!」

 2020年12月31日の午後11時、5人で手をつないで一列に整列すると、カメラに向かって晴れ晴れした表情を浮かべて頭を下げた─。

 昨年末をもって、グループでの活動を休止した嵐。最後のライブを終えた後、5人は会場となった東京ドームにしばらく残っていた。

メンバーだけで打ち上げをしていたんです。お店を貸し切って大規模な会を開くことも考えていたようですが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、密にならないよう配慮したんでしょう。会場にケータリングを頼んで、静かに食事をする“お疲れさま会”だったみたいですよ」(芸能プロ関係者)

 彼らは、最後の1週間を全力で走り抜けた。

「12月24日には、フジ系の『VS嵐』の最終回スペシャル、25日はテレ朝系の『ミュージックステーションウルトラSUPER LIVE 2020』、26日には日テレ系の『嵐にしやがれ』の最終回スペシャルに出演。大みそかは、生配信ライブ『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』を開催し、NHK紅白歌合戦にも中継で出演しました」(テレビ誌ライター)

 連日テレビ番組に出演する一方で、雑誌の取材やコンサートの準備など、多くの仕事をこなしてきた。そのため、かなりのハードスケジュールとなった。

「睡眠時間が1〜2時間の日もあったため、目の下にクマができてしまったことも。それでも、5人は不満や愚痴を言ったり、疲れた様子を見せることはなかったそうです」(同・テレビ誌ライター)

「俺にできるかな」

『VS嵐』の最終回では、東京のお台場で5人だけでお酒を飲みながらトークをする企画VTRが放送された。終始和やかな雰囲気だったが、相葉雅紀には“異変”が。

カメラが回っていないところで、後番組となる『VS魂』のMCを務めることについて、“俺にできるかな?”と話していたそうです。ロケが行われていた時期には、ちょうど『VS魂』の打ち合わせもしていました。これまで5人でやってきたのに、いきなり自分だけでMCをすることに不安があったのでしょう。ほかのメンバーは、そんな彼に“相葉ちゃんならできるよ”と励ましていたといいます」(フジテレビ関係者)

 事前に収録されたものに加えて、生放送の企画もあった。

「嵐チームと、妻夫木聡さんや佐藤隆太さんらゲストチームがさまざまなアトラクションで勝負したのですが、後半からゲスト側がかなり点差をつけて優勢に。スタジオには、どことなく“このまま進めて大丈夫かな?”という気まずい空気が流れていました。

 しかし、松本潤さんは冷静にスタッフへ進行の細かい手順を変えるよう指示したり、ゲストチームに冗談を言って場を和ませていたんです。彼の柔軟な対応に安心したスタッフも多かったみたいですよ」(同・フジテレビ関係者)

 2日後の『嵐にしやがれ』では、昨年11月中旬に収録された、“デイキャンプ温泉ツアー”が放送された。

「松本さんは木で火をおこすところから全員で昼食を作る、相葉さんはしりとりをしながら卓球をするなど、メンバーがやりたいことをみんなでやる企画でした。相葉さんが火をおこそうとすると、ほかのメンバーに“あいつに任せたらダメだ”といじられるなど、5人でふざけ合う場面もたくさんあったそうです。ただ、時間の都合でカットされたシーンも多かったみたいですね」(日本テレビ関係者)

5人の“素の表情”が出ていた

 ロケをするうちに、仕事であることを忘れてしまったようだ。

「丸1日撮影するので、スタッフは何度か“休憩入れましょうか?”と提案したのですが、彼らは断ったといいます。温泉に入ったり、食事をして盛り上がるうちに、夢中になったのでしょう。みんな心から楽しんでいたみたいですよ」(同・日本テレビ関係者)

 スタジオでトークをする企画では、黒柳徹子や明石家さんまなど、豪華なゲストが出演したが、そこにはこんな舞台裏が。

「昨年の秋ごろ、テレ朝系の『徹子の部屋』に嵐が出演する案があったんです。ただ、双方のスケジュールが合わず、実現しませんでした。嵐はこれまで徹子さんにお世話になった恩返しをするため、自分たちの番組に招待したそうですよ」(同・日本テレビ関係者)

 レギュラー番組は大好評で幕を閉じ、最後の1日となる大みそかを迎えた。初めてとなる生配信ライブでは、ファンへの“メッセージ”が込められていた。

「28曲歌ったのですが、曲の中には“旅は続く”“終わりなき夢”“明けない夜はない”など、これからも彼らの活動が続くかのようなフレーズが多かったんです。最後のライブなので、見る前は寂しかったのですが、歌を聴いて、すごく温かい気持ちになりました」(嵐ファンの女性)

 コンサートの演出を担当する松本は、ファンだけでなく、メンバーのことも考えていた。

ファンから募ったメッセージを天井に映して、メンバーが読めるようにする演出があったのですが、これはほかのメンバーは知らないサプライズだったんです。また、大野さんがデザインした花柄のジャケットを着たり、彼が振り付けした『つなぐ』や『いつか秒針のあう頃』を歌うなど、リーダーにスポットライトを当てた内容でしたね」(前出・芸能プロ関係者)

松潤が涙した理由

 ライブ終了後の挨拶では21年間を振り返り、それぞれが思いを語ったが、“未練”をにじませるメンバーも……。

「松本さんは話している途中で泣いていました。普段のライブでは、演出家としてプロに徹する彼は、最後の挨拶で泣くことはありません。ただ、今回のライブは生配信に対応した新しい演出にも挑戦し、大成功に終わった。松本さんとしても手応えがあったはずです。だからこそ、“この5人でもっとライブをやりたかった……“という、悔しさにも似た思いが彼の頭を巡っていたのでしょう」(同・芸能プロ関係者)

 “ファンファースト”を貫いてきた嵐。1度立ち止まっても、また“終わりなき夢”を見せてくれるはず!

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