ベテラン声優・浪川大輔、バラエティ番組の「鬼滅声優」紹介に「ほかにも代表作がある」「キメハラ」とファン激怒

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2021年01月06日 22:42  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

 1月4日に放送されたバラエティ番組『ピン様×キリ様』(テレビ朝日系)で、ベテラン声優・浪川大輔が大ヒット中のアニメ『鬼滅の刃』(TOKYO MXほか)に出演していると紹介され、ファンから「この紹介の仕方、すごく嫌」「キメハラ!」と不満の声が上がっている。

 同番組は、あらゆる分野の頂点にいる“ピン様”と底辺の“キリ様”を調査するという内容で、浪川は“声優界のピン様”として登場。 子役時代から吹き替え声優を務めている浪川は、国民的アニメ『ルパン三世』シリーズの石川五ェ門役をはじめ、『ハイキュー!!』の及川徹役や、『HUNTER×HUNTER』のヒソカ役など、数々のアニメに出演し、人気キャラクターの声を務めてきた。また、大物ハリウッド俳優の吹き替えも担当しており、代表作には映画『スター・ウォーズ』シリーズのアナキン・スカイウォーカー役などが挙げられる。

「番組では、浪川がこれまでに演じた数々の役柄が紹介され、ナレーションでも五ェ門やスカイウォーカー役を務めたことが語られましたが、アニメシーンとともに大々的に取り上げられたのは、現在、劇場版アニメが大ヒットしている『鬼滅の刃』の鋼鐵塚蛍役でした。しかし、鋼鐵塚は映画に登場しておらず、テレビアニメ版も出番が少ないため、声優ファンからは『ほかにもっと代表作あるのに』『主要キャラならともかく、なんで鋼鐵塚なんだよ』と怒りの声が続出。画面上に表示されていたテロップが『浪川大輔「鬼滅の刃」出演』となっていたことにも、『ベテラン声優に向かって失礼すぎる』と憤慨しているファンが多くいました」(芸能ライター)

 というのも、浪川はレジェンド声優としておなじみの山寺宏一と“同期”であり、アニメファンなら知らない人はいないほどの存在だ。出演本数が少ないならともかく、浪川はほかにも主演級のキャラクターを数多く担当しているため、ファンが「『鬼滅声優』って言われるの、腹立つ」「チョイ役が代表作と思われたくない」と声を上げるのも無理はないかもしれない。

「一方、昨年10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、1月3日までで累計動員数2548万人、興行収入346億円を突破。歴代興行収入ランキング1位だった『千と千尋の神隠し』(2001年)の316億8000万円という大記録を19年ぶりに塗り替える、すさまじい人気を誇っています。そのため、一部では『声優ファン、アニメファンじゃない人からしたらわかりやすい』『今はヒットしているから「鬼滅声優」と言われても仕方ないのでは』といった声も見受けられます」(同)

 なお、ちまたでは映画やアニメ、原作漫画を見ていない人や関心の薄い人に作品は素晴らしいものだと価値観を押し付ける“鬼滅の刃ハラスメント”=“キメハラ”という言葉も誕生しており、今回の『ピン様×キリ様』での浪川の扱いに対しても、ネット上では「『鬼滅声優』ともてはやすのはキメハラ」「何でも『鬼滅』に集約されちゃってかわいそう」との声も。Twitterでは一時、「浪川さん」「鬼滅声優」がトレンドワードに入るほど、プチ炎上していた。今や社会現象化しつつある『鬼滅の刃』だが、大ヒットの裏で、出演声優のファンの心境は複雑なようだ。

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  • 出演していたとしても、キャラ名を言われて多くの人が「誰それ?」となるような人に「〇〇声優」と呼んではいけない。セリフを言っても、多くの人はピンとこないよね。
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