リーガ・エスパニョーラ第18節が10日に行われ、MF乾貴士とFW武藤嘉紀が所属する12位エイバルは、敵地で13位レバンテと対戦した。乾はリーグ戦5試合連続の先発となり、フル出場。7日のカップ戦で得点を挙げた武藤は、リーグ戦3試合連続のベンチスタートとなり、73分から出場した。
前半はこう着状態が続き、シュート数は両チーム合わせて3本にとどまった。お互いに得点は生まれず、試合はスコアレスで折り返した。
すると51分、エイバルは相手のビルドアップのミスを奪ってゴールに襲いかかる。最後はキケ・ガルシアがつなぐと、ゴール前で合わせたのは乾。バウンドしたボールにダイレクトで合わせ、GKとDFの間へと冷静に流し込んだ。乾にとっては、今季の初得点となった。
追いつきたいレバンテは55分、ネマニャ・ラドヤがネットを揺らした。だが、オフサイドポジションに立っていたダニ・ゴメスがプレーに関与していたとしてゴールは認められない。それでも65分、ホセ・ルイス・モラレスが浮き球で折り返し、途中出場のゴンサロ・メレロがダイレクトで押し込んで試合を振り出しに戻す。
すると77分、レバンテが逆転に成功する。後方からのフィードで右サイドに展開すると、各局面のプレーで相手の対応を上回って守備を切り崩し、ゴール前で相手GKと二対一になる。最後は、ホルヘ・デ・フルートスのラストパスをモラレスが押し込んだ。
試合はこのまま終了し、エイバルは3試合ぶりの黒星で今季7敗目、レバンテは2試合ぶりの勝利で今季5勝目となった。次節はコパ・デル・レイ3回戦を挟んで行われ、エイバルは21日にホームでアトレティコ・マドリードと、レバンテは19日にアウェイでカディスと対戦する。
【スコア】
レバンテ 2−1 エイバル
0−1 51分 乾貴士(エイバル)
1−1 65分 ゴンサロ・メレロ(レバンテ)
2−1 77分 ホセ・ルイス・モラレス(レバンテ)