「第九」「運命」を抑え、好きな1位は「悲愴」 カラヤン指揮がトップ、楽器店員が選ぶベートーベン

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2021年01月12日 14:01  OVO [オーヴォ]

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 「第九」合唱が年末恒例行事となっていることもあり、クラシックファンでなくても、ベートーベンのメロディーは必ず聴いたことがあるはず。一方、名前や一部のメロディーが先行し、ベートーベンについてきちんと認識する機会は多くないかもしれない。ベートーベンが生誕250周年を迎えた昨年。島村楽器(東京)は同社の20〜50代の従業員290人(男性128人、女性162人)を対象に行ったベートーベンに関するアンケート結果を、このほど公表した(調査時期:2020年3月)。

【写真】ベートーヴェンの曲で好きな指揮者、「カラヤン」がトップ!次点は僅差で「小澤征爾」

 ベートーベンの曲の魅力については、290人のうち「クラシックを知っている」174人、「クラシックを知らない」116人ともに、1位は「壮大である」、2位は「力強い」。スケールの大きさや力強さが評価されているようだ。「クラシックを知っている」人は「知らない」人より、「曲の完成度が高い」「楽曲構成が優れている」点が高く、音楽面での評価が高いようだ。

 ベートーベンで好きな曲を聞いたところ、全体では「ピアノソナタ第8番『悲愴(ひそう)』」「交響曲第九番『合唱付き』」「交響曲第5番『運命』」がトップ3。「クラシックを知っている」人のトップは、ピアノソナタ第8番「悲愴」、2位は「第九」。「クラシックを知らない」人の1位は交響曲第5番「運命」、2位は「第九」だった。

 「クラシックを知っている」人が「悲愴」を好きな理由としては、「演奏する気分によって全く違う音楽に聞こえる」「第1楽章から第3楽章までの情緒豊かな表現が好き」「どこか温かみのあるメロディーが豊富に取り入れられているから」などが寄せられた。タイトルからは、悲しみに満ちたイメージだが、それだけにとどまらず、さまざまな情感が豊かに表現されている面が人気の要因のようだ。

 ベートーベン初心者がなじみやすい「第九」などのメジャー曲についても、親しみやすいだけではなく技術面でも深みがあり聞く度に発見がある楽曲として、じっくり聞いてほしいという意見が多かった。

 ベートーベンの曲で好きな指揮者は、1900年代にオーケストラ指揮者として活躍したオーストリア出身の「カラヤン」(1908〜1989)がトップ(43.2%)。2位は僅差で、ウィーン国立歌劇場音楽監督経験も持つ日本人指揮者「小澤征爾」(42.4%)だった。カラヤンを選んだ理由では、「やっぱり世界一だと思う」「この人がどの指揮をしても神がかっていると思う」と圧倒的なカリスマ性を備えた指揮者としてのすごみが評価されていた。その他、「かっちりとした指揮がベートーヘンに向いている」「ベートーベンのダイナミックさ、ドラマチックさを表現していると思う」と、ベートーベンの曲との相性の良さが理由に挙げられていた。小澤氏については、「ファンだから」や「有名だから」など、「世界のオザワ」として日本を代表する指揮者への尊敬や認知度の高さが影響している様子がうかがえた。

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  • 最晩年のピアノソナタ30・31・32番、弦楽四重奏曲15・16番が最高。至高の名作。Es Muss Sein!
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