JR東日本など首都圏の鉄道事業者、緊急事態宣言に伴い終電を繰上げ

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2021年01月13日 18:02  マイナビニュース

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JR東日本や大手私鉄9社をはじめ、首都圏の鉄道事業者が13日、緊急事態宣言の発出に伴う国・関係自治体からの要請を踏まえ、1月20日から終電の繰上げ(一部列車運転取りやめなど)を実施すると発表した。

JR東日本は首都圏の11線区において、終電付近の一部列車の運転を取りやめる。山手線は外回りで14〜19分程度、内回りの池袋〜大崎間で28分程度、終電時刻が繰上げに。京浜東北・根岸線は大船方面で13〜32分程度、大宮方面で17〜26分程度、中央・総武線各駅停車は三鷹方面で14〜20分程度、千葉方面で14〜20分程度、中央線快速は高尾方面(下り)で10〜30分程度、東京方面(上り)の三鷹〜東京間で17分程度、常磐線快速は取手方面(下り)で10〜18分程度、上野方面(上り)で13〜25分程度の繰上げを予定している。

埼京・川越線は池袋〜赤羽間で下り終電を20分程度、上り終電を24分程度繰り上げるほか、大宮〜川越間で下り終電が12分程度繰上げに。東海道線は下りの平塚〜小田原間で終電を8〜19分程度、横須賀線は下りの逗子〜久里浜間で終電を21分程度繰り上げ、ともに上りの終電繰上げは実施しない。武蔵野線は東所沢〜府中本町間で府中本町方面の終電を13〜14分程度、西船橋方面の終電を23分程度繰り上げる。京葉線は下りの終電を13分程度繰り上げ、上りは蘇我〜新習志野間で終電を20分程度繰り上げる。
○■首都圏の大手私鉄なども終電繰上げを実施へ

東京メトロは1月20日以降、平日ダイヤの全路線(一部区間を除く)、土休日ダイヤの一部路線および運転区間で、終電時刻を現行よりおおむね10〜20分繰り上げる。東急電鉄もこどもの国線を除く東急線全線を対象に、平日・土休日の終電付近の一部列車を運休とし、現行ダイヤの終電時刻を約8〜16分繰り上げる。

小田急電鉄は平日・土休日の0時30分以降に新宿駅を発車する急行1本(相模大野行)、各駅停車2本(向ヶ丘遊園行・経堂行)、計3本を運転取りやめに。京王電鉄は京王線の上下線でおおむね10〜30分程度、井の頭線の上下線でおおむね10〜20分程度、それぞれ終電時刻を繰り上げると発表している。西武鉄道は池袋線・西武有楽町線と新宿線で一部列車を運休とし、下りの終電車を10〜20分程度(最大23分)繰り上げる。

東武鉄道は東上線で平日ダイヤの最終列車を現行より最大14分繰り上げるほか、東武スカイツリーラインで平日・土休日ダイヤの最終列車を現行より最大14〜16分、東武アーバンパークラインで平日ダイヤの柏発最終列車を現行より最大18分繰り上げる。

京急電鉄は平日ダイヤのみ終列車時刻の繰上げを実施。品川〜金沢文庫間で終列車を21分繰り上げるほか、浦賀方面で約14分、三崎口方面で約10〜30分、逗子・葉山方面で約30分程度の終列車繰上げを予定している。京成電鉄は押上線から都営浅草線・京急線へ直通する一部列車の行先変更と、押上線の最終列車の運休(現行の京成高砂行を浅草橋行に変更)を発表している。

相模鉄道も1月20日以降、一部列車の運転を取りやめ、終電時刻を繰り上げる。首都圏ではその他、横浜高速鉄道(みなとみらい線)、東京臨海高速鉄道(りんかい線)、東京モノレール、ゆりかもめ、埼玉高速鉄道、北総鉄道、多摩都市モノレールなども終電時刻の繰上げ等を行うと発表した。各事業者とも、今回の終電繰上げは緊急事態宣言に伴う要請を受けた対応であり、2021年春に行うダイヤ改正の前倒しではないと説明している。(MN 鉄道ニュース編集部)
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