限定公開( 103 )
写真![]() 和歌山県庁=黒川晋史撮影 |
障害のある子どもが通う和歌山県岩出市の児童発達支援センター「ネウボラロッツ」で2020年12月、通所していた5歳の男児が昼食に出されたミートボールを喉に詰まらせ、搬送先の病院で死亡した。県などへの取材で明らかになった。県や県警が当時の状況や、職員の対応に問題がなかったかなどを調べている。
県によると、事故があったのは12月22日。男児はあごの力が弱く、食べ物を細かく刻む必要があった。センターは県に対して「職員が目を離したすきに刻む前のミートボールを男児がのみ込んだ」と説明しているという。男児は大阪府内の病院に搬送されたが、6日後の28日に死亡した。センターを運営するNPO法人が22日に県に報告した。
センターの施設長は毎日新聞の取材に「保護者や関係者への対応を優先させているうえ、警察の捜査も受けておりコメントできない」と話した。【木原真希、新宮達】
|
|
Copyright(C) 2021 毎日新聞社 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。