社内で吉川氏への働き掛け検討=前代表、危機感から現金提供か―東京地検

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2021年01月14日 15:01  時事通信社

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時事通信社

 自民党衆院議員だった吉川貴盛元農林水産相(70)=北海道2区、議員辞職=が大手鶏卵生産会社前代表(87)から現金を供与されたとされる事件で、ストレスを減らす環境で家畜を飼育する「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の国際基準案で国内業者が不利にならないよう、前代表の指示で吉川氏への働き掛けを含む対応策を社内で検討していたことが14日、関係者への取材で分かった。

 社内の検討では、国際基準案が導入されれば業界の混乱につながるとの見方が示され、危機感を抱いた前代表が吉川氏に現金を提供した可能性がある。東京地検特捜部は、前代表が大臣在任中の吉川氏に提供した計500万円が賄賂に当たると判断。吉川氏を収賄罪、前代表を贈賄罪で近く在宅起訴する方針。

 関係者によると、大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)は、2018年ごろから国際獣疫事務局(OIE)が提示した国際基準案への対応を検討。計5回開かれた検討会議では、巣箱や止まり木の設置を義務付けるとした基準案が日本の業者に大きな打撃になるとの懸念が示されたほか、3回目以降は農水相だった吉川氏への働き掛けも検討されていた。

 政府に対応を求める要望書の原案も作成されたが、前代表は1社単独の働き掛けでは限界があると判断。その後の検討作業は自身が幹部を務める日本養鶏協会主体で行われたという。 

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